防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2008年10月1日号
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少工校が準優勝
第10回WROロボコン
創部1年目の快挙
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 少年工科学校(学校長・山形克己陸将補)は8月20日、ロボット研究部(委員会クラブ黒白キ・紺野稔2陸尉)が『WRO(ワールド・ロボット・オリンピアード)(横浜地区予選会)第10回電子ロボットと遊ぶアイデアコンテスト』に参加し、第2位・第6位の成果を挙げ、全国大会(WRO Japan2008決勝大会)出場権を獲得した。
 この大会は、WRO Japan2008決勝大会横浜地区予選として神奈川工業大学で開催され、横浜地区から43個チームが参加し、コース枠内にある四隅の缶を倒し、中央に置かれたピンポン球を得点エリアに運搬するゲームで争われた。
 大会参加にあたりロボット研究部は、夏期休暇間において合宿を実施し、部員一丸となって全国大会出場を目標に日夜研究し大会に臨んだ。大会には、少年工科学校ロボット研究部からA(小林生徒、泉生徒、江口生徒)・B(清水生徒、衛藤生徒)・C(津本生徒・田代生徒)の3個チームが参加し、Aチームが2位(総合3位)、Cチーム6位(総合9位)、Bチームが25位と大健闘し、目標だった全国大会の切符(12位以内参加)を手にした。
 参加した生徒は「製作段階での苦労が成果として現れたことに、大変喜びとやりがいを感じています。また、大会に参加した他チームの優れた技術に深く感心しました」と更なる可能性を認識し、事後の活動の資を得た様子だった。

多国間セミナー開催
陸幹校(CGS)
PKO活動への取り組みなど意見交換
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 陸上自衛隊幹部学校(学校長・三田克巳陸将)は8月19日から23日の間、第8回指揮幕僚課程学生多国間セミナーを開催した。
 多国間セミナーは、「アジア太平洋地域から中堅将校を招へいし、指揮幕僚課程学生との研究会等を通じて、相互理解を促進するとともに、友好親善を図ることにより、参加国間の信頼関係の増進に寄与する」ことを目的として平成13年から開始された。
 第8回目となる今年は、インド、ロシアを加えた10カ国10名(オーストラリア、中国、インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ロシア、シンガポール、タイ、ベトナム)の招へい将校と、在校留学生(オーストラリア、インド、パキスタン、韓国×2、シンガポール、タイ、米国)を含む、指揮幕僚課程学生84名が参加した。参加者は「各国陸軍の国際平和協力活動への取り組みと国際平和協力活動を的確に遂行するための教育訓練の方策」を研究テーマとし、8個グループに分かれて研究討議を行い、各国陸軍の考え方の違いなど積極的に意見交換し、その成果を各グループごと発表した。
 また、招へい将校はこのセミナー間、東京都内研修、富士総合火力演習研修及び茶道体験を通じて学生との友好親善を図るとともに、日本の歴史・文化に対する理解を深めていた。特に富士総合火力演習では、陸上自衛隊の保有する各種火力と訓練された部隊を目の当たりにし、自衛隊に対する認識を新たにしている様子だった。
 なお、このセミナーは、すべて英語で行われ、学生は意思の疎通に苦労しながらも多大な成果を収めて無事終了した。

「自衛隊音楽まつり」をPR
陸中音コンサート、試着コーナーも
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 陸上自衛隊は9月15日、自衛隊音楽まつり(11月21、22日開催)の告知イベントを東京・新宿アルタ前などで行った。これは、自衛隊音楽まつりを広く国民に周知・誘致することを目的としたもので、陸自中央音楽隊が計4回にわたってコンサートを開催するとともに、その映像を新宿アルタビジョンや新宿フラッグスビジョンに放映した。
 また、演奏実施各回の前後約20分間を利用して来場者に迷彩服・防弾チョッキ・鉄帽の試着、小型トラック・偵察用オートバイの撮影会も行い、多数の家族づれで賑わっていた。
 この日、会場に用意した音楽まつりのチラシ約3000枚は、約8000人の市民が訪れたため、あっという間に品切れ状態。災害派遣などで陸上自衛隊の活躍が広く知れわたっているせいか、迷彩服に対する抵抗感もなく、かえって親近感を抱いている様子だった。

ビーチバレー広報
《21空群・館山》
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 海上自衛隊第21航空群館山航空基地(第21航空群司令・高橋忠義海将補)は、8月30日に実施されたビーチバレーボールIN館山2008に参加した。
 晩夏の館山市北条海岸で行うこの大会は、ビーチスポーツを通じて地域の活性化につなげていくことを目的としており、今年度より館山市が主催となって開催された。
 大会は、1チーム4名(男女混合4人制)で構成し、市内外から計25チーム100選手が参加し、開会式の後、各コートに分かれてリーグ戦によるトーナメント方式で一斉に行われた。当日の天候は、日本列島を縦断する停滞前線の影響により曇りときどき雨、気温28.4度、湿度80%と不順のコンディションの下、選手たちは互いを励まし合いながら競技に臨んだ。
 館山航空基地からは高橋群司令チーム「基本」を含む4チーム16選手が出場した。各チーム健闘するも、決勝リーグに駒を進めるチームはなかったものの、各選手は多忙な業務の中で、課業時間外や余暇等を活用して訓練した力を如何なく発揮していた。


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