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自衛隊ニュース   2008年9月15日号
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防災功労者内閣総理大臣表彰
自衛隊4部隊が受賞
新潟県中越沖地震で災派
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受賞団体の代表者が福田首相から表彰を受けた (9月2日首相官邸で)
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 平成20年度防災功労者内閣総理大臣表彰式が9月2日、首相官邸で行われ、防衛省・自衛隊から林防衛大臣、齋藤統幕長以下3幕長と各部隊代表者が出席した。
 自衛隊関係では、昨年の新潟県中越沖地震で災害派遣活動を行った陸自第12旅団災害派遣部隊・同配属部隊・同支援部隊、海自舞鶴地方隊災害派遣部隊・同支援部隊、空自中部航空方面隊災害派遣実施部隊・同支援部隊、空自航空支援集団の各部隊が【災害現場での顕著な防災活動】を評価され受賞。それぞれ給食・給水・入浴などの生活支援や被災状況の情報収集、緊急援助物資の空輸等を実施し、被災者支援に貢献した。
各部隊の新潟県中越沖地震における功績概要については以下のとおり
 ▽第12旅団の部隊は、給食102万トン、給水3万トン、15万2000人の入浴支援、天幕2000張を天張するなど延べ10万人に上る支援を実施▽舞鶴地方隊の部隊は、救援物資の輸送・提供、給水及び入浴支援、災害派遣に従事した自衛隊員の衛生管理など実施▽中部航空方面隊の部隊は、被災地の偵察、給水2500トン、各派遣部隊及び関係自治体間の情報収集と円滑な業務調整など実施▽航空支援集団の部隊は、負傷者の搬送、被害状況に関する情報収集、人員と緊急援助物資の航空空輸の実施

雪月花
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 お盆休みに生家の本棚を探していたら「新聞新語辞典」というものが出てきた。1934年発行だから70年前の代物だ。祖父母、父母と読み継いだものだと思うと懐かしくて開けてみたらびっくり、毎年自由国民社から出版されているベストセラーの「現代用語の基礎知識」の原型だった。辞典としての組み方もつくりかたも同じ、序文も今でも通用するものだ。「科学文明の著しい進歩に伴れて、ラヂオ、テレビジョン、キネマ、トーキー、飛行機、飛行船、写真電送等々と急テンポで時代は移り変わっていく、何れの時代でも、それぞれの流行語があり、新造語が現れ出、その時代精神の片影を示すものである。殊に今日の如く文化や政治経済の国際化するに及んでは我々の生活内容も次第に世界的となり、日常の会話にも知らず識らずの間に国際語を容易に使用し、我々の語彙は非常に広汎に亘っていく」。明治維新から60年余の文章だから当時の進取の気概が感じられる。もうアイドル〔偶像・聖像〕も載っているし、興味を引くのが在外正貨〔対外債務を決裁するため、日清戦役後支那から取った2億両を英蘭銀行に預金してから我が国は常に海外に正貨を置いている〕。ガソリンガール〔自動車の往来繁く各所に給油所を作り小奇麗な女売り子を置く〕など、こういうものもあったのだ。1933年の初版は30万部が売れたそうだからこの面でもすごい。発行は東京市麹町区の日刊新聞通信社、探してみたが見当たらない。現存していなくてもこの会社の実績は日本の文化史上に永遠に残るはずだ。そんな仕事をしたい。
(所谷)


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