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自衛隊ニュース   2008年9月1日号
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空自千歳基地航空祭
来場者7万1000人が大興奮
F―15など華麗な展示飛行を展開
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F―15をはじめ各方面で活躍する航空機の勇姿に会場は歓声に包まれた
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 8月10日、航空自衛隊千歳基地(司令・福江広明空将補)航空祭が行われた。前日からの待機組も多く、6時半の開門となった。時折、自衛隊機に比べて機体が大きくゆっくりとした動きの民間機の離陸、着陸が間近で見ることもできる。これも千歳基地航空祭が人気である理由のひとつだろう。
 UH―60JとU―125AとF―15によるオープニングフライトから始まった今回の航空祭。息をつく暇もなく、UH―60JとU―125Aによる救難訓練展示。UH―60Jは航空救難団50周年記念塗装がしてある。そして、U―125A・T―4・F―2・F―4・F―15・政専機による航過飛行、F―15の機動飛行と続いていく。絵のような好天気に恵まれ、地元の人によると「暑くて…」という気温は22度。そんな中、米空軍のF―16の飛行、F―15による弾薬搭載・スクランブル発進展示といる者たちを飽きさせない。
 午後にはお待ちかねのブルー・インパルスが登場。その頃には少しだけあった雲もすっかり取れ、演目は第1区分。基地にいる人はもちろん、近隣にいる人も含めてこの時間、何万人の人が空を見ていたのだろうか…。
 地上ではF―15のコックピットに乗って写真撮影をする人。パイロットスーツを着せてもらい写真撮影をする子どもたち。地上展示機のそばにいる隊員を質問攻めにする人。様々な楽しみ方で航空祭を満喫していた。
 徳島県から来ていた人は「札幌に新婚旅行に来ていて、航空祭があることをポスターで知ったので来ました。航空祭は初めてで、びっくりしています。夫婦で自衛隊の大ファンになりました」と、目を輝かせていた。


「体験飛行」抽選会開く
自衛隊記念日行事
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 平成20年度自衛隊記念日行事の一環として実施される体験飛行の抽選会が8月8日、防衛省A棟17階で行われ、飯田雅典空幕総務部長と荒木正嗣広報室長が厳正に抽選した。6月24日から8月4日までの1ヶ月半にわたって往復はがきによる公募を行い、C―1及びCH―47Jの搭乗者750名の定員に対し、合計2088枚(4830名)の応募があった。当選倍率はC―1が5倍、CH―47Jが8.4倍で平均6.4倍にのぼった。体験飛行は9月28日、空自入間基地で行われる。

雪月花
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 喜びと悔しさを刻んだ北京五輪は終わった。中国での五輪は10年早いと言われていたが運営自体は立派なものだった。開会式や閉会式は次から次に出てくる人・人・人が雑技団さながらのショーを披露した、花火と映像がそれに加わるので華やかではあるが訴えたいことがわからず感動はそれほど覚えない。ましてや開会式の少女による口パクや合成映像を世界20億人のテレビ観戦者にみせたのだから国家的偽装とも言える。親交のある中国の某大学副学長にこのことを聞いてみた。中国のテレビには口パクの番組がある、漫才の一種で一人がしゃべるのにもう一人が口を合わせる、日本の「二人羽織」みたいなもので人気があり自分達には違和感はなかったそうだ。巨人の足跡29個が北京の市街地を歩く映像は、合成であることは日本のテレビメディアも承知していたことだと言う。日本のテレビ局がまさかとは思うが…。花火が作る足跡に揺れがなく周辺の街にも変化がないので変だとは素人でも首をかしげた。たしかにアナウンサーも「この映像はオリンピック国際映像が作ったもので音声だけを流しています」としつっこく言っていた。画面でもおかしいと見えるものが現地で送る映像のプロが気が付かないものだろうか「巨人の足跡が北に向かっています、素晴らしい、素晴らしい」の連呼が今はむなしい。副学長はこれも技術なのだから許されるという。そうは言えないが、テレビメディアが口パクも併せて「偽装」を隠蔽しようとしていたのなら別の問題になってくる。(所谷)


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