防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2008年8月1日号
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新入社員が生活体験入隊
同僚と力を合わせ協調性高める
《群馬地本》
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 群馬地本(本部長・浦野重之1陸佐)は6月25日から27日の3日間、相馬原駐屯地で群馬電工?新入社員6人に対しての生活体験入隊を支援した。
 訓練は48普連本管中担任で、同社から「集団生活における協調性と団結意識を高める」との要望から基本教練や行進訓練を重点的に実施したほか、特殊降下訓練や天幕野営といった即応予備自衛官が行っている訓練も行われた。
 訓練初日の特殊降下訓練では、高さ7mある降下塔の低所から次々と懸垂降下していく姿に教官と助教は頼もしさを感じていた。
 2日目には、霧雨のなか行進訓練が行われ、隊員と同じ重さの背のうを背負って歩く者もいた。慣れない靴にマメを作りながらも教官・助教の叱咤激励を受けながら全員が10?を踏破した。また、コンパス行進や天幕設営・宿営体験など共同作業により、仲間との絆を一層強いものにした。
 最終日には、基本教練による訓練成果の確認が行われ、一人ひとりが堂々とした分隊教練を実施、中隊長から「自衛隊で得た精神を今後の人生、職場で活かしてもらいたい」との言葉を受け、訓練を無事終了した。その後、同社の担当者を交えて駐屯地史料館において、駐屯地広報班による自衛隊の概要説明と史料館見学が行われた。
 群馬地本では、「3日間という短い期間だったが、同社の要望にも十分に応えることができた。生活体験入隊を通し、広く国民の理解と協力を得るよう支援していきたい」としている。


一日本部長行事を実施
《山梨地本》
長野五輪メダリスト 岡崎さんが自衛隊PR
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 山梨地本(本部長・鈴木昌芳1陸佐)は7月10日、富士急行および北富士駐屯地の支援を受け、スピードスケート選手・岡崎朋美さん(富士急行スケート部、長野五輪銅メダリスト)を招き、一日本部長行事を実施した。
 この日は、富士吉田市の富士急行社内で鈴木本部長が岡崎選手に一日本部長の辞令書を交付した後、富士北陵高校と富士学苑高校を訪問した。富士北陵高校では、教職員をはじめ3年生約260人が盛大に出迎え、岡崎選手はそれに応えるように笑顔で「本部長・岡崎朋美」と書かれた名刺を手渡しながら、「自衛隊をよろしくお願いします」と呼びかけた。訪問した2校においての校長との懇談では、「高校生の就職活動が本格化していますが、自衛隊への就職もよろしくお願いします」と依頼した。
 続いて、北富士駐屯地では、駐屯地司令や募集相談員、父兄会などの各協力会会長らとの会食を行なった。食事後は、第1特科隊や所在部隊を訪問し、縁故募集のPRを行ない、一日本部長を終了した。
 山梨地本では、「一日本部長行事で自衛隊に対する好感度アップや各団体との協力関係の強化など、多大な広報効果を得た。今後もこのような機会を設け、募集対象者や各協力会に対し、自衛隊を身近な存在にできるよう積極的なPRを行い、募集成果の向上につなげていきたい」としている。

潜水艦救難艦「ちはや」艦艇広報
《三重地本》
募集関係者らの理解深める
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 三重地本(本部長・藤田穣1陸佐)は6月22日から24日にかけて、鳥羽沖で海自潜水艦救難艦「ちはや」による艦艇広報を実施した。
 この艦艇広報では、3日間で237人の募集対象者と募集・援護協力者が参加した。参加者は、潜水艦救難艦に乗るのは初めてということもあり、連絡船から艦が見えると「思ったよりずっと大きいですね」と感激した様子。いざ乗艦し、深海救難艇を見ると「なかなか見る機会がないので、非常にいい経験になりました」などの感想を語った。また、「ちはや」が達成した飽和潜水450mの日本新記録について説明を受けると、同艦の練度の高さに驚いているようだった。
 三重地本では、「県内に海自の基地がないため、海自艦船への関心が非常に高い。今後もこのような艦艇広報などを通じて、県民に自衛隊を理解していただき、自衛官募集につなげていきたい」としている。

楽器講習会を支援、9音が演奏指導行う
《青森地本》
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 青森地本(本部長・石田隆久1空佐)は7月15日、青森県藤崎町立常磐小学校で陸自第9音楽隊による楽器講習会を支援した。これは、マーチングバンド青森県大会や小学校バンドフェスティバル東北大会などにおいて優秀な成績を収めている同校スクールバンド部員に楽器の基礎的技術を習得させることを目的に、今年度初の試みとして行われ、部員23人が参加した。
 講習会では、音楽隊長の蓑毛勝熊2陸尉が管楽器のための呼吸方法や練習要領を説明し、次に曲全体のイメージアップと各楽器の音色を覚えてもらうために、音楽隊員の金管五重奏により、映画「もののけ姫」など3曲を模範演奏した。
 その後、パートごとに発声や基礎演奏等を交えながら「メロディー」、「ハーモニー」及び「リズム」の3要素についての隊員による指導が行われ、児童たちは真剣かつ熱心に学んだ。
 講習会終了後、男子部員の久保田陸くんは「自衛隊の人はすごい。今日教えてもらったことを明日からの練習に生かし、昨年出場できなかった全国大会出場目指して頑張ります」と決意を述べていた。
 青森地本では、今後も学校等が要望する音楽講習会等に積極的に協力し、自衛隊に対する理解を深める広報活動を推進していくとしている。

市区町と連携強化
《広島地本》
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 広島地本(本部長・舩木洋1海佐)は6月5日、海田市駐屯地で開かれた広島県主催の自衛官募集事務市区町担当者会議に参加、あわせて広島地本主催の国民保護・災害対策業務担当者意見交換会を実施した。
 はじめに自衛官募集事務市区町担当者会議が開催された。県からは平成20年度の募集事務計画等が発表され、広島地本からは広島地本の募集成果、協力状況と各市町への要請事項を発表した。引き続き、国民保護・災害対策業務担当者意見交換会を実施。第13旅団から国民保護等の訓練成果と一昨年の呉・江田島給水支援活動について発表した。広島地本からは国民保護等における地本の任務などを、県からは国民保護等の取組み状況をそれぞれ発表した。
 会議終了後には、第13旅団の支援を得て、装備品展示と顕彰館研修を行なった。特に装備品展示では、災害派遣器材だけでなく非常用糧食に関心が集まった。

海自機体験搭乗に県内学生らが参加
《岡山地本》
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 岡山地本(本部長・武政賢一1陸佐)は7月12日、徳島航空基地で鹿児島県鹿屋航空基地に所在する海自第1航空群の支援を得て、体験搭乗を実施した。
 岡山県内の学生や募集協力者らが参加、日ごろ見慣れない海上自衛隊機に興味津々に見入るとともに、緊張しながら航空機に搭乗した。パイロットから航空機搭乗員に関する説明に対して、多くの参加者から「どうすればパイロットになれるのですか?」「普段は、どんな訓練をしているのですか?」といった質問が寄せられた。また、学生からは「海上自衛隊といえば、船というイメージでしたが、飛行機もあることを知ることができました」「パイロット以外に航空機に携わる仕事があることが知り、是非やってみたいです」といった感想の声が聞かれた。
 岡山地本では、今後もこのような広報活動を通じて募集基盤の拡充を図りたいとしている。

本部で献血協力
《愛媛地本》
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 愛媛地本(本部長・岡本明彦事務官)は6月19日、愛媛県赤十字血液センターの要請を受け、本部で献血を行なった。
 献血内容は400mlおよび成分献血が主に行われた。看護師は「一般の方々より血管が大きいのか血液の採取にかかる時間が短いですね」と部員の健康な体に驚いた様子だった。部員の中には今回で献血回数が40回を超える者や、近隣の家庭からも見学に訪れる人もいた。
 同センターからは「これから夏場は血液が不足する時期なので、本日頂いた血液は輸血を受けられる患者さんのために、また、これからの研究のために大切に使わせて頂きます」との感謝の言葉があり、地域に大きく貢献する献血となった。


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