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自衛隊ニュース   2008年5月15日号
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13音コンサートを支援
高校生とのコラボ演奏も実現
《島根地本》
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 島根地本(本部長・吉永春雄1陸佐)は4月27日、浜田地区防衛協会(岡田久樹会長)が主催する恒例の音楽演奏会「スプリングコンサートinはまだ」を支援した。
 この演奏会は、防衛基盤の育成を図る目的で、昭和55年から「市民と自衛隊の集い」として始まり、平成4年からはスプリングコンサートとして改名、今年で29回目となる。今年は浜田市一大イベント「浜っ子春祭り」と重なったにもかかわらず、浜田市石央文化ホールの観客席は980人の観衆が集まり、3部構成で盛大に行われた。
 第1部は、ゲストステージとして地元の県立江津高校、県立浜田商業高校及び県立浜田高校吹奏楽部を招き、練習の成果が存分に発揮された演奏を披露した。
 第2部は、ミリタリーバンドステージとして第13音楽隊副隊長・阿部3尉指揮のもとコブクロの「蕾」やディズニーの「美女と野獣」など幅広い音楽を演奏し観客を魅了した。特に「まつり〜お祭りマンボ」では、観客は大いに盛り上がった。
 第3部は、第13音楽隊長・藤後1尉指揮で参加3高校吹奏楽部と音楽隊のジョイント・ステージがあり、「タワーミュージック」「小さな世界」などが奏でられた。「浜田市民歌」においては、演奏者と観客が一体となり大合唱を行い、演奏会は盛況のうちに終了した。
 島根地本では、「防衛協会の主催するコンサートを県内東部地区及び西部地区において年間各1回ずつ支援しており、今後とも、演奏会を通じて県民に対し防衛基盤の育成に努める」としている。

2600名の隊員が武装走競技会で激走
《5旅団》
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 第5旅団(旅団長・寺埼芳治陸将補)は4月22、24の両日、帯広駐屯地演習場で基礎体力の向上、団結の強化及び士気の高揚を図ることを目的に武装走競技会を実施した。
 競技会は、22日は914名(隷下外部隊である帯広駐屯地各部隊及びオープン参加含む)が、24日は1764名が激走し、部隊の名誉と個人のプライドをかけてゴールを目指した。選手全員が激しい接戦を繰り広げる中、Aグループでは第27普連が2年ぶりの優勝、Bグループでは第5対舟艇対戦車中隊が3連覇を果たした。また、中隊対抗の部では、第5特科隊第3中隊が初優勝、個人の部では、第27普連本部管理中隊・森谷3曹が10代・20代の部において3連覇、第5偵察隊 平岡3尉が40代の部において3連覇、女性隊員の部では第5特科隊第2中隊 三浦士長が2連覇を達成する等見事な成績を収めた。
 第5旅団では、「所期の目的を十分に達成するとともに本競技会を契機として今年度の教育訓練のいき足をつける事ができた」としている。

任務運航700回を達成
《イラク輸空隊》
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 航空自衛隊イラク復興支援派遣輸送航空隊は4月30日、クウェートとイラク間の任務運航通算700回を達成した。
 達成当日は700回目の飛行を迎えた増田1尉以下7名が任務運航終了を申告後、隊司令の関俊彦1空佐が訓辞を行なった。関1佐はその中で、「今日は気象状況が急変する中、非常に厳しい状況判断を伴う任務運航となった。しかし、それだけに極めて記憶に残る素晴らしい700回目となった。このような状況の中、無事アル・サレムにランディングさせることができたのは、今まで皆が積み上げてきた努力、そして何より、皆の非常に優れたチームワークのおかげであると思う」と隊員に慰労の言葉を述べるとともに、今後の安全運航の継続を誓った。
 航空自衛隊では、平成15年12月にC―130輸送機3機と人員約200名の輸空隊を派遣、現在は第15期の隊員が活動している。

雪月花
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 3月から全国で順次、自販機でタバコを買うにはtaspoというカードが必要になる、未成年者保護のためらしいが、それ以上に絶対数の多い一般人の方が問題ではないか。先般ある新聞に外国タバコの全面広告が載っていた。真ん中に小さくパッケージの写真、下段にタバコの害についてコピーが長々と続いていた。以前のようにうまいとか、ほっと一息などのお奨めはない。米国ではがん患者からタバコ会社は数十億円の賠償金を払わされているのだから慎重になるのも当然かもしれない。それにしてもこれほど害のある喫煙を厚生省はなぜ許しているのか、財源にタバコの占める割合が高いことは推測できる。平成17年度で国庫と地方自治体に入ったタバコ税は2兆2千4百億円になっているが、タバコが原因の病気治療費と比べてみるとどうなるのか。正式のデーターがないので分からないが…。WHO(世界保健機構)によれば、喫煙で汚染された空気には250種類以上の発がん物質と数多くの有毒な化学物質が入っており、さらに他の人の喫煙により毎年数十万人の命が奪われているそうだ。自分は意思が強いから誰に何を言われてもタバコは止めないと言う人も多いが、家族や友人に害が及ぶことを頭に刻んでいてもらいたい。国も2兆数千億円の上納金と引き換えに国民の生命を危険にさらすことは考えなおさなければなるまい。19世紀に中国で起きたアヘン戦争と何か同じようになって来はじめた。(所谷)

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