防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2008年3月1日号
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各国海軍の相互理解深める
アジア太平洋諸国海軍大学セミナー
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 アジア太平洋諸国海軍大学セミナーが2月12日から16日の間、海上自衛隊幹部学校主催で開かれた。これはアジア太平洋諸国の海軍大学教官らを迎え、研究会や部隊・文化研修を通じて防衛交流を図ることを目的に毎年行われており、今回は日本、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、中国、フランス、インド、インドネシア、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、韓国、シンガポール、タイ、アメリカの15ヶ国が参加した。
 セミナー初日、参加者は海幕でのブリーフィングを受けたあと、自衛艦隊や護衛艦「あけぼの」見学など部隊研修を行った。
 13、14の両日は海幹校で研究会を実施、泉徹学校長が挨拶で「アジア太平洋地域における戦略環境の安定に大きく寄与できると確信している」とセミナーへの期待と、その重要性を述べて始講された。研究会では、「多国間海軍協力の進展・課題・展望」をテーマに意見交換するとともに、各国の海軍大学における研究成果を紹介した。
 相互理解をさらに促進させるため文化研修が企画され、15日に浅草寺や江戸東京博物館、東京タワーの東京地区を見て回り、16日は十国峠や大涌谷など熱海・箱根方面を訪れた。参加者たちは日本の歴史・伝統に触れながら多国間交流を図ることで、防衛面だけでなく文化的な側面からも関係を深めた。

司令部移転式典の実施功労者を表彰
《航空総隊》
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 空自航空総隊司令部の横田基地移転推進式典が日米共催で行われ、その実施における功労者が表彰された。表彰を受けたのは三宅伸基2空佐、壱岐文夫3空佐、デービッド・J・ウェンドリング中佐、エリン・K・パウエル中尉の4人で、それぞれ式典の準備・運営で大きく貢献した。
 この式典は2月15日、総隊司令官・永田久雄空将と在日米軍司令官兼第5空軍司令官のブルース・A・ライト中将を主催者として、米軍横田基地で行われた。初めて日米共催で実施された前例のない式典で、その準備等で大きな功績のあった4人を今回表彰することとなった。三宅2佐は横田移転推進の中心的存在、壱岐3佐は式典準備に尽力した。またウェンドリング中佐は招待者接遇に、パウエル中尉は式典準備にそれぞれ貢献した。
 総隊司令部では、「この日米共同での式典準備は、まさに日米における新たな体制の第一歩の活動。今後、米軍再編に係る事業は移転工事も本格化していくとともに、将来の作戦運用などにおける相互調整要領も具体化されていく」としている。

24普連、兵站競技会で訓練成果を発揮
《えびの駐屯地》
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 第24普通科連隊(連隊長・兒玉健二郎1陸佐)は2月4、5の両日にわたり、連隊兵站競技会(車両操縦、特殊武器防護)を、えびの駐屯地で実施した。
 この競技会は、連隊の兵站能力及び技能の向上を図ることを目的とし、競技会初日は駐屯地教場で各種の学科試験が行われた。2日目は実技の競技会が実施され、各中隊の参加者たちは日頃の訓練成果を十分に発揮すべく各競技に臨んだ。
 「車両操縦」では、小型(パジェロ)、大型、偵察用バイクに区分し、小型と大型については牽引した状態での車庫入れ・縦列駐車、偵察用バイクについてはスラローム・一本橋を実施した。「特殊武器防護」では、2人1組で防護マスクの装着・検知・除染動作・戦闘防護衣の着脱などの課目に取り組んだ。
 閉会式で兒玉連隊長から、「これまで練成してきた成果を十二分に発揮し、優勝を目指して真剣に取り組む姿が見られ、この競技会の目的を十分に達成した。この競技会の成果を踏まえ、連隊の作戦行動の基礎となる各人の特技能力の更なる向上が図られることを期待する」との講評があり、今競技会を終えた。

米軍と共同訓練
《南混団》
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 空自航空総隊司令部の横田基地移転推進式典が日米共催で行われ、その実施における功労者が表彰された。表彰を受けたのは三宅伸基2空佐、壱岐文夫3空佐、デービッド・J・ウェンドリング中佐、エリン・K・パウエル中尉の4人で、それぞれ式典の準備・運営で大きく貢献した。
 この式典は2月15日、総隊司令官・永田久雄空将と在日米軍司令官兼第5空軍司令官のブルース・A・ライト中将を主催者として、米軍横田基地で行われた。初めて日米共催で実施された前例のない式典で、その準備等で大きな功績のあった4人を今回表彰することとなった。三宅2佐は横田移転推進の中心的存在、壱岐3佐は式典準備に尽力した。またウェンドリング中佐は招待者接遇に、パウエル中尉は式典準備にそれぞれ貢献した。
 総隊司令部では、「この日米共同での式典準備は、まさに日米における新たな体制の第一歩の活動。今後、米軍再編に係る事業は移転工事も本格化していくとともに、将来の作戦運用などにおける相互調整要領も具体化されていく」としている。

雪月花
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 「安心・安全、生活に寄りそう」をうたった日本生活協同組合連合会への不信が募っている。中毒症状をおこした中国産のギョーザやミートホープの偽装牛肉をつかったコロッケを販売していたことなどに対する不信感である。症状を訴える消費者の声も無視していた。生協がスタートした時は、消費者のために安全で安い商品の提供であった。筆者もある生協の立ち上げに参画した事があるが、みんな真剣な思いを抱いていた。あれから数10年、あの気持ちが続き消費者に支持されているのかと思っていたが違っていた。普通のスーパーとの競争に腐心していたようだ。いまや全国の組合員は2400万人、事業高は3兆4000億円、日本最大級の消費者団体となった。拡大路線の結果、組織は肥大化し本来は組合員のための生協だったはずが組織を守るための生協に向かったのではないか。そのような事例は過去にもあった。その一つが農協である。農事指導や生活指導を通じて農民の生活向上を図るのが発足の原点だったが、民業圧迫と言われるほどに何にでも手を出し組織だけは大きくなっていった。結果、本来の目的はどこへ行ったのか組織を守るための農協になり農民との距離ははなれていった。この組織が健全でいつまでも続けられるか疑問を持つ人は多い。もう一つの例は旧国鉄だ。あの肥大化した組織はもう国民の物ではなかった、自分のために電車を止めたと受け取られたのだから国民の支持を得られるわけがない。ついに解体、出直しJRは大正解だった。組織が組織を守るようになったときには原点に返らなければならない。われわれの周囲にはそのようなものはないはずだが。(所谷)

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