防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2008年2月15日号
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入隊予定者等が部隊見学
〜74式戦車の体験試乗を実施〜
《岡山地本》
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 岡山地本(本部長・武政賢一1陸佐)は1月26日、日本原駐屯地の支援を得て入隊予定者、募集対象者及び募集協力者を対象とした部隊見学を実施した。
 この見学は、実際に駐屯地を見ることで入隊予定者の不安払拭や、募集対象者の更なる興味付け、募集協力者の更なる理解などを目的として行った。
 当日は、日本原駐屯地資料館で駐屯地概要説明、74式戦車の体験試乗、隊員食堂での体験喫食、武政本部長による講話及び懇談を行った。
 特に今回の見学の目玉である74式戦車の体験試乗では、参加者は第13戦車中隊からの説明を熱心に聞いていた。また、74式戦車の大きなエンジン音に、見学者は戦車の迫力に終始圧倒されていた。
 今回の見学により、入隊予定者から「入隊したら戦車を運転したい」、募集対象者からは「自衛隊に興味が湧いた」、募集協力者からは「今回の体験により、更に募集協力を行いたい」といった声が聞かれ、貴重な部隊見学となった。
 岡山地本では、今後もこのような部隊見学を実施し、自衛隊の関心を高めるとともに募集基盤の拡充を図っていくとしている。

CHー47体験搭乗
《福島地本》
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 福島地本(本部長・武谷博文1陸佐)は1月19日、空自入間ヘリコプター空輸隊の支援を受けてCH-47JAによる体験搭乗を郡山駐屯地で実施した。
 福島地本では陸海空航空機による体験搭乗を年間5回ほど実施しているが、空自機による体験搭乗は昨年1回のみで、搭乗希望者にとっては厳しい競争率となっている。今回は、県内各地から自衛隊の受験を検討している学生や隊員の就職援護に関連する企業関係者など計56名が参加した。
 当日は最高気温3度の厳しい寒さであったが、冬晴れの快晴に恵まれた初春の穏やかな体験搭乗日となった。参加した搭乗者からは初めて見る上空からの郡山市の様子や遠くに見える猪苗代湖の眺望の素晴らしさに感嘆の声があがった。
 体験搭乗を終えてヘリから降りた参加者は、今降りたばかりのCH-47JAをバックに記念撮影を行い、その後は自前のカメラや携帯電話で初めて見る自衛隊大型ヘリコプターに向かい盛んにシャッターを切った。参加者は普段接することのない航空機や自衛官の勤務ぶりを見て、国際緊急援助活動や災害派遣で活躍する自衛官の頼もしい姿を思い浮かべるなど、自衛隊への認識・理解を深めていた。

ドラマ風CFを作成
《空自》
街頭スクリーン等で順次放映
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 航空自衛隊の活動をPRするCF(コマーシャルフィルム)が、2月15日から2月29日にかけて同CFとして初の車内液晶ビジョン(東急電鉄)で、また、3月3日から30日まで新宿、原宿、札幌、大阪、名古屋、福岡の街頭大型ビジョンで順次放映される。
 放映内容は、イラク人道復興支援活動をテーマとしたドラマ風CF「心配かけたね篇」。駅のホームに降り立つ若い女性が、携帯電話を見つめ、思わず笑顔がこぼれる。そこにはイラクで活躍する航空自衛官である彼氏の写真が…。イラク人道復興支援活動任務を終え帰国した派遣隊員が、4ヶ月ぶりに彼女と再会する…。
 空幕広報室担当者は、「今回のCFは、主役の設定が雄々しく空翔る戦闘機や花形のパイロットでなく、3等空曹の自衛官を主役、2等空士の現役自衛官を脇役とするなど、現場に目線を合わせたフレッシュで爽やかな仕上がりとなっている。配役が着ている航空自衛隊の新制服も見どころ。このCFをきっかけとして、国民の皆様が航空自衛隊の活動に親近感をもっていただければ」と広報効果に期待を寄せている。CFは、航空自衛隊ホームページにおいても閲覧できる予定。

こども110番の委嘱受け、地域に貢献
《沖縄地本》
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 沖縄地本名護地域事務所は1月21日、名護警察署より「こども110番の家」に委嘱され、名護小学校体育館において行われた委嘱状交付式で、名護警察署比嘉善雄署長から委嘱状とプレートが所長代理・渡具知奈津美海士長に手渡された。
 昨年12月、名護警察署生活安全課安全なまちづくり推進係長からの打診が事務所にあり、地域住民に貢献したいとの事務所の思いと、「建物の1階であること」という条件をクリアしていることから、名護署が精査し決定した。委嘱内容は、(1)駆け込んできた児童の一時保護と110番通報並びに学校、保護者への連絡(2)その他、児童保護のための各種情報提供となっている。
 事務所関係者は、「これまでは特に関心も示さずに通り過ぎていただけの子供達が、最近は顔を合わせた所員に元気に挨拶を交わしたり、下校途中に友達同士で事務所によって所員と談笑したりと子供達との交流が格段に深まっている」と話しており、自衛隊と地域の架け橋に貢献している。

国民保護図上訓練で関係機関と連携図る
《長野地本》
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 長野地本(本部長・田上健吾1陸佐)は1月18日、長野県庁防災センターで長野県国民保護図上訓練に参加した。
 訓練には内閣官房、警察、消防、自衛隊側からは長野地本と12旅団、13普連が参加して行われた。今回の想定状況は長野駅周辺における化学剤散布、松本駅での列車爆破の2事案が発生したというもの。コントローラーとプレーヤーに分かれた参加者らは、それぞれ情報を収集・分析し、事態状況に関する情報の共有化と緊急対処保護措置に関する協議が行われた。また、県知事を責任者とした災害対策本部会議が開かれ、現実さながらの緊迫した雰囲気のなかで訓練は進んだ。
 長野地本では、「実動部隊である13普連が県庁から65キロの距離に所在することを踏まえ、自衛隊の国民保護の窓口として迅速かつ積極的に県の関係部署等との連携を図るとともに、定期的に担当者間の連携訓練を企画するなど、今後も対処能力向上施策を検討する」としている。

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