防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2008年2月1日号
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高校生が沖縄地本を取材
募集班長、自らの経験を語る
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 沖縄地本(本部長・末永典良1陸佐)は12月13日、沖縄県浦添市に所在する昭和薬科大学付属高等学校の高校生2人に対し、自衛隊の活動及び生活等について説明を行った。高校生の来訪は、学校での「自分の将来就きたい職業、興味のある職業について調査する」というカリキュラムの一環で、まず調べる職業探しと下調べを行い、取材を通してその内容をまとめるというもので、2人は自衛隊を選択して実現した。
 来訪に対応した広報渉外室長の戸星3佐と募集班長の長澤1尉は、自分達が経験してきた自衛隊の活動と、在沖縄の陸・海・空自衛隊の任務等について説明した(写真)。ティモールでの海外活動経験のある募集班長は当時の活動状況を話したが、高校生らは下調べした内容と自衛隊に対してのイメージにギャップがあったようで、「自衛隊というのはとても固いというイメージが変わりました」と非常に感銘を受け、自衛官という職業により一層の興味を持った様子だった。
 沖縄地本は、今後もこのような学校教育のカリキュラムに伴う訪問等を積極的に受け入れ、自衛隊への認識と理解を深めていけるよう努め、自衛隊の活動がより地域に浸透していくよう努力するとしている。

所感文
体験入隊に参加して
群馬地本女性モニター 関根好子
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 昨年4月に女性モニターになって以来、いくつかの体験をしましたが、今回は相馬原駐屯地で隊内生活体験に行きました。
 さて行ってみると、さすが体験入隊というだけあって、行動がキビキビした号令で行進。他にも「気をつけ」「休め」「敬礼」も教わりました。「気をつけ」がこんなにも疲れる姿勢だったか、と思いました。基本教練、資料館見学、特殊降下訓練、女性隊員との懇談で1日目が過ぎ、2日目は緊急招集で起こされて一日が始まり、雨の中を10km歩きました。「元気そうだから」と最後のゴール前では駆け足も教わりました。
 この2日間で私は命の大切さと命がけで日本を守っている人達がいることを肌で感じました。万が一のことを常に考え、起床すると寝床を整理し、服装も整える。食事も生死の狭間の出来事のように思えました。特殊降下訓練も命を守る手段と教わりました。
 また、資料館見学時には、先の戦争の一端を出兵者名簿や遺品から垣間見た気がします。災害被災地での隊員の方々の活躍、イラク派遣時等の様子、いずれも日本のために命をかけて一線で活躍していることが良く分かりました。
 一番印象に残った言葉は、「家族のいる兵士が戦場で一番頑張れる。それは守りたい人がいるからだ」と教えて頂き、感慨深かったです。大変よい体験でした。ありがとうございます。

県知事に白書説明
《千葉》
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 千葉地本(本部長・久野敬市1海佐)は12月25日、千葉県庁で平成19年版防衛白書の説明を北関東防衛局とともに実施した。
 堂本知事は平成13年3月に就任したが、これまで多忙な業務のため白書説明を行うのは初めて。
 県から知事のほか、総務部副参事、市町村課長が出席し、自衛隊側は北関東防衛局・徳地局長、久野地本部長などが参加した。
 初めに徳地局長から19年版の概要として防衛省への移行、今日の防衛省・自衛隊の活動及び国際平和協力活動の本来任務化などについて説明を行い、知事からは、弾道ミサイル防衛やPAC3配備に関する質問があった。
 また、久野本部長からは、11月に千葉県で行われた政府主導による国民保護共同訓練について、県や警察をはじめ各関係機関と自衛隊との訓練の重要性を説明した。最後に、県と自衛隊の協力関係の必要性を相互に確認し、白書説明を終えた。

入隊予定者
幹候校など見学
《東京地本》
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 東京地本(本部長・田辺揮司良陸将補)は11月5、6の両日、今春に東京地本から一般幹部候補生として入隊を予定する学生12名の部隊研修を支援した。
 初めに、前川原駐屯地にある幹部候補生学校を訪れた学生に対し、学校長・番匠陸将補から「『我が国は』という主語で語れる仕事はそうはありません。是非この誇り高い仕事を選んできてください。入校を待っています」と、激励メッセージが送られた。現在入校中の候補生との懇談では、実際の生活などの様子について積極的に質問するなど、入隊への意欲を感じさせた。
 続く久留米駐屯地では第4特科連隊及び第4高射大隊が保有する装備品を見学したほか、目達原駐屯地では、第3ヘリコプター隊及び西部方面気象隊第1派遣隊で実際に航空機に触れ、管制塔の中も見学した。
 参加した学生らは、生の部隊に触れ、入隊後の自らの姿を思い描くなど充実した研修となったようで、久留米での再会を約束して2日間の研修を終了した。

初参加のイベントで自衛隊アピール
《函館地本》
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 函館地本(本部長・日向錦次郎1海佐)は12月21日、教育施設等が夜中開放され文化に触れることができるイベント「はこだてカルチャーナイト」に参加し自衛隊コーナーを出展した。
 会場には1200人の子供連れ家族などが訪れ、函館地本が一丸となって自衛隊・自衛官の広報を行った。自衛隊コーナーでは、陸海空自衛隊の制服を着せたマネキンを入口に配置し、ミニ制服試着体験を呼びかけ、200人が写真撮影した。その他、南極の氷やパネルなどの展示に強い関心を持って観覧する多くの来場者が見られた。
 当日は予想を超える来訪者に、多めに用意した自衛隊各グッズ、自衛隊カレンダー及び自衛官募集の各種パンフレットがほとんどなくなった。各コーナーを担当した広報官は多くの来訪者に丁寧に説明し、子供から大人まで防衛省・自衛隊についての一層の理解を深めさせた有意義なイベントとなった。

説明会で募集始め
《石川地本》
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 石川地本(本部長・山口裕康1空佐)は1月4日、金沢市内のホテルで行われた「ほくりく大企業博」に参加し、幹部候補生等の募集広報を実施した(写真)。
 この大企業博は、平成21年度卒業予定者を主な対象としたもので、各種企業など約70社が参加した。新年が明けて石川県内で最も早く行われた説明会にもかかわらず、学生などを中心に約500人が集まった。
 石川地本ブースにも、真新しいスーツに身を包んだ学生が緊張した面持ちで訪れた。地本部員は独自に作成したプレゼン用のスライドや阪神大震災災害派遣活動ビデオを放映しながら、自衛隊の概要、職種、待遇や試験日程などを説明した。学生からは「自衛隊に数多くの職種や海外勤務があることに驚きました」という感想のほか、自衛隊の日常生活や過去の入隊状況について質問が出るなど、自衛隊への関心が高いことが伺えた。
 石川地本では、今後も企業説明会などに積極的に参加して募集基盤の更なる拡充を図っていくとしている。

定期演奏会支援で県民との交流図る
《富山》
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 富山地本協力諸団体主催による「ミュージックフェスタ2007」が富山市芸術文化ホールで行われ、富山地本(本部長・青木紀男1陸佐)が支援した。この演奏会は音楽活動を通じて富山県民との交流を図る目的で毎年開催され、今回で14回目となる。演奏は海自舞鶴音楽隊をメインに、昼・夜の2回公演を行った。
 演奏会は2部構成で、第1部にゲスト出演した友井賢太郎ビックバンドが赤を基調とした鮮やかな衣装で登場した。テンポの良い、誰もが一度は耳にしたことがある名曲を8曲演奏し、聴衆を魅了した。
 第2部では、海自舞鶴音楽隊による「モンマルトルの小径」「富山県民謡」「アメリカン・グラフィティー」などバラエティー豊かな曲目を織り交ぜた6曲を披露し、聴衆は美しい調べに聴き入った。クライマックスには、定期演奏会では初めて実現した音楽隊とゲストとのコラボレーション演奏で、会場のボルテージは最高潮に達した。聴衆の熱烈なアンコールに応えて、行進曲「軍艦マーチ」が力強く演奏され、惜しみない拍手のなかで演奏会は幕を閉じた。
 また、広報用DVD放映や自衛隊パネル写真展示、自衛官募集コーナーの設置等を行い、来場者約3600人に対し、自衛隊の理解と認識の向上を図った。

写真パネルを受領
《茨城地本》
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 茨城地本(本部長・杉本正明事務官)は12月20日、茨城地本後援会幹事の高野整一郎氏から護衛艦「さわゆき」による体験航海時の写真パネルの寄贈を受けた(写真)。
 この写真は昨年7月に日立港で行われた第21護衛隊による体験航海で入港時の様子を高野氏が撮影したもので、社団法人日本写真文化協会全国展で入選した作品でもある。
 高野氏からは、「各地のイベントなどで自衛隊の広報活動でぜひとも活用していただきたい」とのコメントが寄せられた。
 茨城地本では、「このような協力者の支援に感謝するとともに、海上自衛隊のPRに役立てたい」としている。

予備自補に辞令書交付
《新潟》
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 新潟地本(本部長・木上英輔1陸佐)は1月15日、本部講堂で予備自衛官補に対する辞令書交付式を実施した。
 今回の交付式は、12月18日付「一般」区分採用者7名(うち6名が専門学校生)に対し行われたもので、木上本部長から辞令書が手渡された。各予備自衛官補は初めて経験する辞令書交付に緊張しながらも引き締まった表情と動作で辞令を受けた。
 引き続き懇談会が行われ、本部長は晴れて予備自衛官補となった若者たちに「50日間の訓練達成、予備自衛官への任用をぜひ目指していただきたい。また、これをきっかけに自衛隊のことを学び、皆さんのこれからの進路選択のひとつとして自衛官を選んでいただければ幸いです」と述べた。新自衛官補も「辞令書を交付され、気持ちが引き締まりました。訓練に出頭し心身を鍛えていきたい」などそれぞれ抱負を述べ、訓練への出頭に意欲を見せた。

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