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   2007年4月15日号
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(防衛ホーム英語教室)
IT'S REALLY A GOOD TURNOUT !
リッリイ イッツ グッド ア ターナウト
盛会ですね!
 Hi! How are you doing? 皆さん、お元気でしょうか。関東地方の桜は葉桜になり、新鮮な緑が目につきます。桜に代わって、さまざまな春の花々が咲き誇っています。それが過ぎると新緑の季節になりますね。日本の季節の移り変わりのすばらしさを堪能できる時です。

 さて、今回の表現は、“It's really a good turnout"「盛会ですね」です。Turnoutは、「生産高、出動、ストライキ、車の待避所、人出」など色々な意味がありますが、この場合は、「集会、パーティなどの出席者」を集合的に意味します。つまり、出席者が多い、沢山来ている、集まりがいいといった意味です。really「本当に」という強調する言葉が入っています。パーティなどで、話題は天候とか趣味がいいといいますが、今日のパーティは盛会ですねといった話題から始めるのもいいかもしれません。

 関東では満開の桜に雪が降りました。18年ぶりの異常気象だそうです。そのほかに雷雨、地震、真夏日、竜巻といった異常気象が起きています。地球温暖化、エネルギー資源の枯渇、科学技術の急速な進歩、情報の氾濫、考えるところが多くありますね。毎日を大切に、できる限り無駄をなくして暮らしましょう。
 それでは、皆さん。See ya!
〈スワタケル〉

イラク派遣を終えて シリーズ
空自第2補給処 資材計画部在統課 3空佐 清 山 利 雄
「陸自の完全撤収」支援
 7月の初旬、クウェートの地に降り立ちました。天候は晴れ、非常に熱い熱風を全身に受けながら、砂塵の舞う中、バスに乗り込んだのでした。「え〜…大変なところに来たな」という心境を抱きながら、約1時間の経路を経て、目的地アリ・アル・サレム基地に到着しました。早速、9期前後段者の盛大な歓迎と申し送りを受けました。バタバタとした3日間を過ごし、あっという間に9期前段者を見送る日が来ました。「後は任せておけ」と思いつつも、不安を抱いて手を振っていました。
 業務を手探りで実施し、行事に日々追われていると、「陸自の完全撤収」という大任務に出会いました。朝早くから遅くまで輸送機へ搭載するための大量の物品、荷物の梱包、組み付けなどの準備や支援等を実施して、無事に撤収完了の日を迎えることができました。おかげで、業務もなんとか自信をもってこなせるようになりました。
 環境にも慣れてきて、課業外には運動もできるようになりました。40℃超という暑い毎日ではありましたが、若い者に交って駆け足、筋肉トレーニングなどいろいろやりました。しかし…。朝、体の調子がおかしいと思い、衛生隊へ行くと、診断は「運動のやりすぎです」と。湿布薬を貰いながら「えへ〜」と苦笑いすることになりました。更には「隊長だけじゃありません」と言われ、「え〜仲間がいるの」?…と。短期間での頑張りすぎは要注意のようでした。
 派遣期間中に、バグダッド及びエルビルへの任務飛行が始まりました。ニュースから流れるバグダッドの情勢を見ると、任務便が無事に帰還するまで、緊張した時間が増えることになりました。幸いにも私の在任中大きな問題も発生せず、現在も任務飛行は無事に継続しています。
 一方、米軍とともに滞在する基地内では、ピリピリとした雰囲気があります。基地内に侵入した者を逮捕する訓練も行っています。訓練での侵入者は、毎回同じ隊員が役を演じ、時に応じて様々な訓練内容を実施しています。その都度、違う内容の役を演じるため、侵入者役は「覚えるのが大変で、本来の業務が進まない」と嘆いていました。派遣隊の男優の誕生です。この訓練は野外で数日間実施されます。訓練を実施する隊員は交代で一日で終わりますが、侵入者役は木陰もない炎天下、逃げるところもない中で、しかも訓練が終わるまでの数日間続くので大変です。そこで眼を守るためのサングラスまたはゴーグルは必需品です。しかし訓練後に、皆で大笑いとなってしまいました。それはパンダの逆で、眼のまわりだけが白く残ってしまったからです。訓練に連日つき合ったこの私も、皆よりも白黒がはっきりして、しかも遠くからでもよく目立って、すぐに所在が分かると評判になってしまいました。このような事を経験しながら、長いような短いような派遣期間を終了することができました。
 最後に、無事任務を終了出来ましたことは、支援してくださった数多くの方々のお陰と思っております。皆さまに心より感謝をしたいと思います。

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