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   2006年10月15日号
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安倍内閣
新防衛庁長官に久間章生衆院議員
木村隆秀副長官、大前繁雄政務官、北川イッセイ政務官
 安倍新内閣が9月26日発足、額賀福志郎長官にかわって新防衛庁長官に久間章生衆院議員が就任した。久間新長官は翌27日午前、防衛庁・自衛隊高級幹部の出迎えの中、A棟玄関前に初登庁、第302保安中隊(中隊長・矢古宇 努3陸佐)による特別儀仗隊の栄誉礼を受け、巡閲した。次いで殉職隊員慰霊碑に拝礼、献花したあと、A棟2階講堂で幹部を前に初訓示し「防衛庁の省移行」などを強調した。引き続き大臣室で額賀前長官と事務引き継ぎを行った。久間新長官は橋本内閣以来、3期目の防衛庁長官就任で、これまでの経験を通じて防衛政策に精通しており、その手腕が各方面から一層期待されている。
 また、政府は27日午後の臨時閣議で副大臣22人、政務官26人を決定、防衛庁副長官に木村隆秀衆院議員、長官政務官に大前繁雄衆院議員、北川イッセイ参院議員が就任した。
 新旧副長官の離着任行事は翌28日に行われ、木村太郎前副長官の見送り行事に続いて木村隆秀新副長官が初登庁、儀仗隊による栄誉礼・巡閲、殉職隊員慰霊碑拝礼・献花のあと、副大臣室で防衛庁・自衛隊高級幹部の挨拶を受け、次いで木村前副長官と事務引き継ぎを行った。
 長官政務官の離着任行事は29日に行われ、高木毅、愛知治郎両政務官の見送り行事に続いて大前繁雄、北川イッセイ両新政務官が相次いで初登庁、儀仗隊による栄誉礼、殉職隊員慰霊碑拝礼・献花のあと、両政務官室で防衛庁・自衛隊高級幹部の挨拶を順次受けた。

 久間長官、木村副長官、大前政務官、北川政務官の略歴は次のとおり。
 〈久間章生(きゅうま・ふみお)防衛庁長官略歴〉長崎2区選出 衆議院議員(自由民主党)○昭和15年12月、長崎県生まれ○東京大学法学部卒業○長崎県議会議員(3期)、運輸政務次官、防衛庁長官、予算委員会筆頭理事、国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会筆頭理事、武力攻撃事態への対処に関する特別委員会筆頭理事、党安全保障調査会長、党政務調査会長代理、党幹事長代理、党総務会長○当選9回(衆9回)
 〈木村隆秀(きむら・たかひで)防衛庁副長官略歴〉愛知5区選出 衆議院議員(自由民主党)○昭和30年8月、愛知県生まれ○東京経済大学経済学部卒業○代議士秘書、愛知県議会議員(3期)、国土交通大臣政務官、内閣府大臣政務官、国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会委員、国土交通委員会理事、沖縄及び北方領土に関する特別委員会委員、内閣委員会理事、環境委員長、党国防部会副部会長、党国土交通部会専任部会長、党国土・建設関係団体委員長○当選4回(衆4回)
 〈大前繁雄(おおまえ・しげお)防衛庁長官政務官略歴〉兵庫7区選出 衆議院議員(自由民主党)○昭和17年6月、兵庫県生まれ○京都大学法学部卒業○兵庫県議会議員(6期)、安全保障委員会委員、災害対策特別委員会委員、議院運営委員会委員、北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会理事、文部科学委員会理事、教育基本法に関する特別委員会委員、党国会対策委員会委員、党国際局次長、党社会教育・宗教関係団体委員会副委員長、党厚生労働部会副部会長、党政務調査会審議委員○当選2回(衆2回)
 〈北川イッセイ(きたがわ・いっせい)防衛庁長官政務官略歴〉大阪府選出 参議院議員(自由民主党)○昭和17年12月、大阪府生まれ○関西大学文学部卒業○大阪府議会議員(4期)、経済産業委員会理事、議院運営委員会委員、憲法調査会委員、北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会委員、党国会対策委員会委員、党国土・建設関係団体副委員長、党生活安全関係団体副委員長、党遊説局次長、党報道局次長、党近畿圏整備委員会事務局長○当選1回(参1回)

日本海沿岸に初揚陸
LCAC
輸送艦「しもきた」、鳥取県防災訓練に参加
陸自8普連と協力
 海上自衛隊第1輸送隊「しもきた」(隊司令・小島英伸1海佐、艦長・田中博敏2海佐)は9月8日、鳥取県総合防災訓練に参加した。例年、第1輸送隊は、太平洋沿岸での各自治体が計画する防災訓練に参加していたが、今年は、日本海側での防災訓練に初めて参加した。
 防災訓練は、地震による岸壁機能の喪失及び道路途絶地区(孤立地区)への自衛隊救援部隊の投入という想定で、陸上自衛隊第8普通科連隊の部隊(車両8両及び隊員51名)をLCACにより鳥取砂丘西側の浜坂海岸に輸送するというものだった。
訓練当日は、鳥取砂丘の目と鼻の先に投錨中の「しもきた」にCH-47Jが着艦、第8普通科連隊の隊員51名が乗艦した。2艇のLCACは隊員及び緊急車両を搭載し、鳥取県知事ほか県の防災関係者や付近の住民が見守る中、鳥取砂丘に揚陸した。
そして、車両を陸揚げした後、LCACを見学し、この防災訓練に参加している「しもきた」と「LCAC」が、映画「日本沈没」の撮影に協力したという説明に興味を示し、輸送艦の災害時での活躍に大いに期待を寄せていた。

徳教群「少林寺拳法部」が車椅子贈る
 徳島教育航空群(群司令・村上浩一1佐)親和会体育部のひとつである少林寺拳法部(部長・平島芳宏1曹)10名は8月6日、基地近傍の特別養護老人ホーム和光園を訪れ、部員たちが費用を積み立て購入した車椅子を寄贈した。この寄贈は、平成14年から5年間毎年実施しているもので、今年も平島部長の呼びかけにより実現した。そのほかにも、平成11年からは休祭日を利用し、園内の草刈りや車椅子の整備などのボランティア活動を積極的に行っており、関係者から喜ばれている。少林寺拳法部は、18年1月に那覇航空基地で開催された第32回全自衛隊少林寺拳法大会で、団体演武の部で第2位に入賞するとともに少林寺拳法連盟本部から創部40年の継続表彰を受けた。また、今年7月に行われた徳島県大会に出場し、団体演武の部において第2位の成績をあげている。
 平島部長は、ボランティア活動を通じて心の豊かさを育みながら、少林寺拳法の正しい技と演武の継承と、心技体を兼ね備えた部隊に貢献できる精強な隊員の育成に更なる熱意を見せている。

輸送艦「のと」が体験航海支援
150人、航海を満喫
 舞鶴地方隊所属の輸送艦「のと」が9月3日、京都地方協力本部が実施する京都府宮津市栗田湾における体験航海を支援した。
 当日は初秋の風も清々しく好天に恵まれ、近隣各地から約150名が乗艦した。
 「のと」は、離着岸訓練を主に栗田湾に隣接する住吉神社前の海岸で実施していることから、当地での訓練内容等について理解を得られたことは大きな成果だった。また、砂浜での「離着岸」という護衛艦等では体験できない独特の出入港を楽しみに乗艦した人も多く、特に着岸時はやや顔を緊張させながらも乗員の作業を熱心に見学していた。約1時間の短い時間ではあったが、乗艦者は秋風を楽しみながら日頃の疲れも忘れたように航海を満喫していた。

全自弓道大会のお知らせ
 第34回全自衛隊弓道大会が開催されます。これは、全自衛隊弓道連合会(会長・北原巖男防衛施設庁長官)が主催するもので、日時、会場、競技種目などは次のとおりです。
〈日時〉12月3日 8時40分〜17時
〈会場〉全日本弓道連盟中央道場=明治神宮至誠館第二弓道場(JR山手線代々木駅、都営地下鉄代々木駅下車徒歩15分または小田急線参宮橋駅下車徒歩5分)
〈参加資格〉自衛隊員及び現在自衛隊の施設で常勤する者並びに元自衛官で、かつ、全日本弓道連盟認許の有段者であること。ただし、元自衛隊員の行う競技は、個人戦のみとする。
〈競技種目〉▽団体戦A=駐屯地または基地を単位とし、1チーム3名による合計24射の的中制▽団体戦B=審判員の評価による射道の採点制。ただし、選考の対象は各駐屯地等のAチームのみとする▽個人戦=各自8射による的中制。ただし、団体戦出場者は、その成績をもって個人競技を兼ねる。
〈表彰〉▽団体戦A=1位から6位まで及び敢闘賞▽団体戦B=最優秀、優秀及び優良▽個人戦=(1)称号受有者の部(1位〜3位)(2)参段以上の部(1位〜6位)(3)初・二段の部(1位〜6位)(4)女子(有段)の部(1位〜6位)(5)隊友の部(1位〜3位)
〈参加申込先及び連絡先〉〒114─8566 東京都北区十条台1の5の10空自十条基地補給本部第3部第3整備課・志村貞氏 TEL03─3908─5121内線6329 専用線8─68─6329 FAX8─68─6395 eメールamc-3d033@asdf.mail.jda.go.jp
〈詳細についての問い合わせ先〉空自十条基地補給本部総務部総務課・川出久男氏 03─3908─5121内線6053 専用線8─68─6053

〈防衛庁発令〉
防衛参事官に任命(経済産業省大臣官房付) 経産事務官 小川 秀樹
(10月3日)
秘書官事務取扱を解く(官房企画官兼秘書課) 部 員 川嶋 貴樹
長官官房総括企画官(官房企画官) 部 員 中村 吉利
長官官房企画官兼ねて秘書課付(官房秘書課付)部 員 三輪 恒佳
兼ねて防衛政策局防衛施設課勤務(官房企画官兼防政局防政課) 部 員 田川 和幸
長官官房秘書課勤務、秘書官事務取扱(運企局国協課国協研究室長) 部 員 菅原 隆拓
運用企画局運用支援課勤務(官房秘書課) 部 員 熊田 昭一
事務官に任命、西部方面総監部政策補佐官(運企局運支課) 部 員 多田拓一郎
(9月26日)
部員に任命、防衛政策局防衛施設課勤務(防政局防施課専門官) 技 官 杉山 裕児
部員に任命、防衛政策局防衛施設課勤務(防政局防施課専門官) 技 官 斗石 弘之
部員に任命、人事教育局人事制度課制度企画班勤務(人教局人制課制企班専門官) 事務官 滝川 和志
部員に任命、運用企画局国際協力課勤務(国際連合日本政府代表部一等書記官) 外務事務官 和栗 博
(10月1日)
〈施設庁人事〉
防衛施設庁総務部長事務取扱を解く(施設庁次長、総務部長事務取扱) 事務官 地引 良幸
防衛施設庁総務部長に転任(防衛庁長官官房付) 事務官 新保 雅俊
(9月27日)

小川 秀樹 おがわひでき
昭和28年生まれ、岐阜県
東京大学法学部卒
52 通産省通商政策局
14 経産省消費経済部長
16 経産省中部経産局長
18 中小企業庁事環部長
18 中小企業庁次長

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