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   2006年10月1日号
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共済組合ニュース
防生協総代会開催される
18年度事業計画
加入促進を重視
 平成18年度通常総代会が9月11日グランドヒル市ヶ谷で開催された。各職域の総代89名をもって議会は開始され、議長に自衛隊中央病院支部の名取章夫総代を選出。坪井龍文理事長の挨拶から始まり、千葉英明監事からは平成17年度監査の結果報告がなされた。続いて亀田津治男専務理事の説明により議案審議に入った。
 (1)平成17年度事業報告書(2)同貸借対照表、損益計算書及び附属明細書(2)同剰余金処分案(3)平成18年度事業計画及び予算案(4)定款等の一部改正案(5)組合員の自由脱退、以上の議案についてそれぞれ審議し、議決承認された。
 理事長の挨拶では、17年度の防衛庁生協の業績は全体として健全かつ良好に伸展したこと、また、これまで防衛庁生協にまったく加入していなかった防大・防医大の学生の加入が18年の新入学生より多数あったこと等を併せて関係者に感謝の意を述べた。そして今後も防衛庁生協の実質の広報宣伝に力を注ぎたいと強調した。
決定事項を報告
 (1)の17年度事業報告書では、組合員の新規加入者は1万9511人、退職等による脱退者は1万4925人で組合員数は前年度比1・8%増の26万4629人と、例年にない高い伸び率となった。火災共済では前年度比789人増の12万6759人、掛金総額は7億9900万円と同2・8%増、生命共済加入者は22万220人と、同2286人増。加入率1・2%増の83・4%となった。掛金総額は43億4500万円で同1・6%増。長期生命共済では18年1月から80歳まで保障する新しい長期生命を開始(80長期)。新規移行者はこれまでの70長期と合せ1525件とほぼ前年並みとなったこと等を報告した。組合の総資産については前年度比5・4%増で525億5千万円となり、資本については同18・8%増で57億5千万円となった。
 (3)の剰余金処分案では、平成17年度割戻率は火災共済30%、生命共済34%に決定。
 (4)の18年度事業計画及び予算案は、特に加入促進事業を重視した事務局体制への移行、そのほかポスター、パンフ、防衛庁関係各誌、ホームページ等を活用し各共済事業の効果的な広報施策の実施を図ることとした。18年度収支予算案は収入の部・費用の部ともに約175億563万円となっている。

自衛消防訓練審査会
2年連続の入賞
防衛庁共済組合市ヶ谷会館
 牛込消防署(宇都重徳署長)による平成18年度自衛消防訓練審査会が9月22日、東京・新宿の戸山公園内で行われ男子22隊・女子3隊の計25隊が参加、日頃の自衛訓練の成果発表に臨んだ。ホテルグランドヒル市ヶ谷(防衛庁共済組合市ヶ谷会館)からは増田直樹(営業課)、臼井賢司(和食課)、近藤貴彦(洋食課)の3氏が出場し、2年連続の3位入賞を果たした。
 審査会では119番通報から自衛消火活動の一連の流れを指揮、規律、安全管理を含め総合的な動きが競われる。
 3人は消防署出身の安全管理担当の両角範夫氏による指導のもと、勤務時間外に約2時間、週2・3日の訓練を重ねてきた。そして「練習時間は少なかったが、限られた時間の中で集中することを心がけた。地道な訓練により事態の把握から的確な指示や行動にうつすことが自然と身につき、普段の仕事にも大変役立っている」と話していた。
 ホテルグランドヒル市ヶ谷では自衛消防活動を確実に行い、お客様の安全を確保できるよう職員が警備員と合同で毎月訓練し、日頃から安全管理に徹底して取り組んでいる。
 表彰式の講評で牛込消防署長は「今回はよくまとまった参加チームが多く、日頃の訓練の果が出ていたように思う。これからも組織の中での自衛消防活動を推進し、地域を守る任務を果たしてほしい」と述べた。

窓口での負担を減らす
 共済組合では、組合員の皆さまに医療費の節約を呼びかけています。貴重な掛金によって賄われている医療費を大切にする為に、1人ひとりが日頃から健康への関心を持つようにしましょう。
▽お医者さんへの賢いかかり方
●かかりつけの家庭医をもちましょう
●お近くの自衛隊病院を利用しましょう
●病気の早期発見、早期治療を心がけ、人間ドックも有効に利用しましょう
▽日頃の健康づくり
●病気を招く暴飲暴食や偏食をせず、いろいろなものを少しずつバランスよく食べましょう
●からだを動かすことを意識し、無理をしない程度の軽い運動をして体力維持に努めましょう
●ストレスを溜め込まないように、気分転換を意識してリフレッシュしましょう。

クリスマス コンサート開催!!
 ホテルグランドヒル市ヶ谷で12月15日(金)に「第21回クリスマスチャペルコンサート」を開催します。
 国際的な活躍をみせているオルガン奏者であり、グラヒルのチャペルでの演奏にも出演している椎名雄一郎氏と、筝(こと)の演奏家ななえ&みぎわの25絃筝ユニット「心花〜kokohana〜」により行われる、パイプオルガンと25絃筝の2部構成のコンサートです。
 筝は奈良時代に中国から伝来して以来、時代を超えて脈々と受け継がれてきたもの。より幅広く自由な音楽性を求めて、伝統的な13絃から17、20そして25まで、絃を増やして開発されてきました。
 神聖なパイプオルガン演奏と、今の時代の感性を25絃筝で表現する筝演奏で、皆さまの心に響く音の世界をプレゼントします。
【日時】12月15日(金)開演18時30分、閉演19時30分
【料金】▽Aコンサートのみ(中学生以上)=2000円▽Bコンサート+クリスマスディナー=6000円▽Cコンサート+クリスマスディナー+宿泊=11000円▽お子様料金(4〜12歳まで)=1000円(いずれも1名料金で税・サ込)
【申込み方法】官製はがき及びEメールにて住所、氏名、年齢、電話番号、勤務先、人数、ABCいずれかの希望タイプを明記の上、左記の宛先までお送りください。※応募多数の場合は抽選とさせて頂き、当選者には11月12日(日)以降ご連絡致します。
【申込み期間】10月2日(月)〜11月9日(木)迄の消印有効
【応募先】〒162−0845東京都新宿区市谷本村町4−1ホテルグランドヒル市ヶ谷販売促進課 Eメールアドレス=info@ghi.gr.jp
【問い合わせ】03・3268・0111(代)

イラク派遣隊員の家族支援
黄色いハンカチ運動終える
《札幌地本》
 札幌地本(本部長・若月寿一1陸佐)は9月11日、本庁舎前に2年5ヶ月間にわたり掲げられた黄色いハンカチを降下した。
 この黄色いハンカチは、「陸上自衛隊のイラク派遣隊員が全員無事に帰還することを願って黄色いハンカチを身につけよう」という運動に共感し、また、地方協力本部に課せられた留守家族への支援の完遂を誓い、本庁舎前に掲げたもの。運動そのものはイラク人道復興支援部隊の第1陣を送り出した第2師団管内旭川市の住民運動から始まったものである。
 このような趣旨で掲げられた黄色いハンカチも、7月25日に第10次イラク復興支援群及びイラク復興業務支援隊が全員帰国し、また、9月8日には最後の後送業務隊がクウェートより帰国したことを受け、その役割を終えることとなった。この間、札幌地本では道内に家族を持つ22隊員24家族の支援を担当した。全員無事帰還を成し遂げたことに対し、喜びと安堵の表情を浮かべる本部員に見守られながら、黄色いハンカチは降ろされた。札幌地本としての家族支援は終了したが、引き続きイラクで活動を続ける航空自衛隊員の無事を祈っている。

板前人生を歩む
割烹「清繁(きよしげ)」 神山成智
 私は平成5年3月、少年工科学校第36期生として卒業後、父が急逝し家業である寿司屋を継ぐため、自衛隊を退職し板前の道を歩むこととなりました。
 私の板前人生の始まりは、新宿四谷の「大幸」さんという高級割烹寿司店でした。最初は、新しい職場に戸惑いがあり、幾度か挫折しそうになったことが思い出されます。特に接客業である言葉遣い、振舞い、立回りなど全てが今までの世界と違いました。しかし、周りの若い衆達より早く仕事を覚えたい、体に吸収しようと思う気持ちが持続できたのは、少年工科学校3年間で培ってきた精神力のお陰だと思っています。
 3年前の29歳の時に、小さいながらも自分の店(清繁)を持つことが出来ました。場所が墨田区両国ということもあり、お相撲さんや部屋の親方、下町の皆さんにかわいがられ、どうにか商売をさせていただいています。
 現在、仕事は違えども少年工科学校(自衛隊)で培ったことを忘れることはありません。全国でこの記事をご覧になった皆さん、少年工科学校の先輩・後輩そして第36期の同期の皆さん、東京に来られた際は是非私の店にお立ち寄り下さい。妻共々皆さんのお越しをお待ちしております。

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