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   2006年8月1日号
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YS-11M体験搭乗を実施
親子でふるさとの空を楽しむ
《福井地連》
 福井地連(部長・千田建一1海佐)は7月9日、海自第61航空隊の支援を受け、福井空港でYS―11Mによる体験搭乗を実施した。
 今回は「親子ペア体験フライト」と銘打ち、県内在住親子ペア25組50名を中心に合計80名が参加した。なお、親子ペアには473組の応募の中から厳正な抽選を経て選ばれたものでその人気の高さがうかがえた。
 梅雨空のため1週間順延されていたものの、搭乗員と親子の気持ちが通じて福井の空域を雨雲が避けていって実施の運びとなった。待ちきれない搭乗予定者は、早くも空港に着いて航空機を見ようと上空を見上げ、予定通り着陸すると普段は静かな空港ビルは大きな歓声に包まれるほどの熱気が感じられた。
 飛行前に航空学生出身のパイロットによる体験談を含めた講話が行われた。父兄からは「パイロットにはどうしたらなれますか?」「パイロットになるまでの道のりはどのようなものですか?」などの質問が相次ぐとともに、小学生からは「将来、絶対パイロットになる」との力強い言葉も聞かれた。
 予報に反し、降水も視程障害現象もなく、2回に分けた上空飛行は無事に行われた。参加者たちは空の旅を堪能し、福井平野の稲がぐんぐんと伸びている光景も見え、ふるさとのすばらしさを感動の目で見つめていた。
 福井空港は、現在定期便の就航はなく、あまり訪れる機会がないだけに、今回のような航空機の飛行は、空のロマンや魅力を広報できる場になった。福井地連では、今後も多くの県民に自衛隊の魅力を紹介していく企画を実施していく、としている。

募集相談員の会議熱く意見を交わす
《広島地連》
 広島地連(部長・佐藤信彦1海佐)は7月8、9の両日、平成18年度募集相談員会議を広島地区・福山地区において実施した。
 初日は梅雨空にもかかわらず、広島地区から9名の募集相談員が参加した。会議に先立ち、7・8月入隊予定者激励会を見学し、入隊予定者の熱意と意気込みを感じていた。翌9日は、福山市合同庁舎で福山地区募集相談員会議を実施し、福山・尾道地区から13名の募集相談員が参加した。
 両日の会議において、まず部長による「最近の記事から見る国際情勢と我が国の対応」をテーマとした防衛講和があり、北朝鮮のミサイル発射などの時宜に適した内容のためか参加者は熱心に耳を傾けていた。続いて、募集課長による「地方連絡部の紹介と募集業務の概要」についての説明があり、志願者情報の提供依頼に対し使命と責任を強く感じていた様子だった。質疑応答の時間には熱心な意見が交わされ、予定していた時間を大幅に超えた。各募集相談員は厳しい募集環境のもと、募集相談員としての使命と役割を十分に認識したようで盛会のうちに会議を終了した。広島地連は毎年本会議を海田市駐屯地など1ヵ所で開催していたが、参加率を向上させるため本年は初めて広島・福山地区の2ヵ所で行った。

護衛艦「ちくま」が艦艇広報
《青森》
身障者用スロープによる乗艦も
 青森地連(部長・鈴木修1海佐)は7月15日から17日の間、八戸港ポートアイランドで海自護衛艦「ちくま」の一般公開と体験航海を実施した。
 入港歓迎行事では、初めに長谷部勇一艦長が「一般公開及び体験航海を通じ自衛隊を少しでも理解していただき、市民の皆様と触れ合えたらと思います」と挨拶を述べた。
 護衛艦の見学をする市民は、乗員の丁寧な説明を聞きながら艦内を見てまわり、「民間の船は色々見ますが、やはり護衛艦は存在感が違いますね」「私の友達は足が不自由で車椅子で乗艦できるか不安でしたが、自衛官の方々が安全に乗艦できるようにスロープを作っていただきました。乗員の皆様には本当にお世話になり、ありがとうございました」などの感想が聞かれた。
 また、八戸募集コーナーで開設した募集コーナーにも市民・学生らが大勢訪れ、募集広報の絶好の機会となった。3日間で約2000人が訪れ、地連では、県内外の見学者に自衛隊に対する理解の深化を図ることができたとしている。

婦人会が部隊研修防衛意識の高揚へ
《鳥取地連》
 鳥取県岩美町連合会婦人会は7月11日、鳥取地連(部長・淵之上徹1陸佐)支援を受け、舞鶴地方隊で部隊研修を実施した。
 初めに「海軍資料館」を訪れ、海軍の歴史を自分の目で確かめながら研修を開始した。その後、護衛艦「はまゆき」を見学。乗員から艦の概要・装備品などの説明を受けた。続いて、会員は対岸に停泊中のイージス艦を横目に見ながら岸壁を後にし、舞鶴航空基地へと研修先を移した。所属する対潜ヘリコプターの概要・任務や昨年度の災害派遣における救出作業についての話を搭乗員から直接受けた。会員は普段目にすることのない自衛隊の装備品などを目の前にし、自衛隊に対するさらなる理解と認識を深めた。

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