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   2006年6月15日号
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富士高原マラソンを支援
米村司令以下退院多数も力走
<駒門>
 「第30回記念富士裾野高原マラソン大会」(裾野市体育協会主催)が5月14日、裾野市内で開かれ、駒門駐屯地(司令・米村義一1陸佐)が選手先導や豚汁の調理などで支援した。毎年好評を博している豚汁は、富士高原を走り抜いた出場選手に対して、かつて源頼朝が富士の巻き狩り時、疲れている武者に「猪汁」のふるまいをしたことにあやかって選手へ提供したもので、食した選手からは、「疲れた体には最も適した活力源食」と、秘伝の隠し味をもって調理したその美味は称賛されている。
 このマラソン大会は、世界に誇る麗峰富士の標高350mから550mの広大な新緑草原の大海原の中を走り抜けるコースとして、全国的にも知られた伝統あるもので、今年も北は宮城、南は福岡といった遠方から、年齢層も9歳から80歳までと幅広く約1770名の市民ランナーが出場し健脚を競った。
 30回の節目大会となる大会には、米村司令をはじめ司令職務室の有志もランナーとして参加した。司令は来賓として開会式に出席後、着替えるのも慌しく10kmコースの部に出場し、堂々たる力走で無事完走した。記念大会にふさわしく司令以下隊員多数の出場もあって自衛隊と地域がより一層の一体感を醸成した。

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