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   2006年5月15日号
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HOME's English Class
(防衛ホーム英語教室)
I FUMBLED A LITTLE BIT INN THE BIGINNING
最近もたついたけどね
 Hi! How are you doing? 皆さん、お元気でしょうか。お久しぶりです。前号は紙面の都合で掲載されず皆さんに記事を届けることが出来ず残念でした。GWはいかがお過ごしでしたでしょうか。きっと愉しく充実した日々をお過ごしだったと思います。今回も張り切ってまいります。

 さて、今回の表現は、少し長いのですが、面白い表現です。“I fumbled a little bit in the biginning”「最初はもたついたけどね」です。fumbleは「もたつく、ぎこちなく捜す、しくじる、へまをする」という意味があります。A little bitは「少しだけ」、in the biginning「最初は、当初は」ですね。このフレーズを前置きにして、But I finished it「やり通した」などをつければ言いたいことが強調できますね。Fumbleは、その他にI fumble for a key「手探りで鍵を捜す」をいう表現もできます。ごそごぞ捜すという感じですね。手探りでごそごそ捜すという感じが表現できます。覚えておくと微妙な表現を作ることが出来ます。

 東北、北海道は桜が満開のようですね。関東は五月がきれいに咲いております。木々の若葉も美しく光り輝いて目を楽しませてくれています。木々や花々の一番美しい季節をご堪能ください。
 それでは、みなさん。次号またお会いしましょう。See ya!

イラク派遣を終えて シリーズ
空自航空支援集団司令部 監理監察官付 空曹長 佐藤公生
 私は、第7期イラク復興支援派遣要員として約4か月間、クウェートにおいて勤務いたしました。この間、業務隊先任空曹、連合准曹会イラク支部副会長及び茶道を通じての国際文化交流担当者として、存分に活動させていただき、極めて充実した日々を送ることができました。今回は、特に茶道を通じての文化交流について、その一端を紹介したいと思います。
 派遣の調整を受けた際、本務以外に何か他国と交流できるものはないかと考えていました。花の人工交配と栽培を趣味として、茶会に茶花を出品し、茶道を嗜んでいましたので、野点セットによる他国との交流が適当考え、部外講師からの指導と府中基地茶道部において修業を重ねました。また、総務部長要員の森3佐(茶道講師の有資格者)と茶道で意気投合し、クウェートの地で日本文化を紹介していくことを誓い合いました。
 事前の準備として、抹茶も厳選しました。特に名古屋の茶道の先生から餞別に頂いた金粉入り抹茶は、私も日本では、味わったことのない抹茶でした。
 準備も整い、一刻も早く点前を振る舞いたいとテンションがアップする反面、本当に外国の地で茶道を受け入れてくれるのか、一抹の不安もありました。
 そうこうしているうちに、現地では、7月23日の米空軍386部隊衛生群司令を囲むプールパーティーでの略点前が、最初の点前の日となりました。その時に、「大変美味しい!」と評価され、表彰のコインをいただきました。これまでの不安も一気に解消され、また何とも言えない喜びを味わいました。更に、7月27日のChiefs Meeting(米空軍386部隊の各隊先任下士官参加の服務安全会議)の際、略点前を連合准曹会イラク支部会長の杉山准尉(第6期)を通じてCommand CMSg Kluksに茶道の文化交流と会議の参加を含め調整し、実施しました。その結果、文化交流は大成功となり、以後のアリ・アル・サレム飛行場の様々な情報を入手することが出来ました。また米空軍386部隊のホームページに文化交流時の写真と記事が掲載され、Tea Masterと呼ばれるようになりました。
 8月11日米空軍386部隊基地業務群司令(女性)が帰国前に、「日本文化にぜひ接したい」との要望があり、お茶を振る舞うことになりました。道具不足のため手製の台で実施しましたが、「流れる様な動作、私には、出来ません」とお褒めの言葉をいただきました。
 その後、Top3(米空軍の准曹会)、空自連合准曹会空幕長表彰、日米韓の下士官を招いての茶会、第7期准曹会会員協力での米軍施設での茶会、米陸軍、韓国空軍、クウェート空軍、オーストラリア陸軍等々との茶道交流を積極的に実施しました。
 9月14日からは、総務部長を長にして茶道講座を自衛隊側で毎週月、水の課業時間外に約1か月半実施しました。米軍の准曹会会員の広報活動のおかげもあり、数多くの生徒が茶道を体験していきました。最終日には、米軍人に着物を着せ、全員の前で披露し、盛況のうちに幕を閉じました。中には、カウンターパートとの情報交換の場として活用した者もいますし、私は、語学学習の場として、この機を活用しました。
 この他、日本大使館を通じて民間の方とも文化交流をしました。
 10月27日クウェート日本人会に派遣輸空隊司令と赴き、総務部長を長に、茶道講座修了隊員と共に、点前を披露し、盛況の内に、各種情報交換や、親交を図ることができました。
 11月8日クウェート大学ハワリー校日本語講座の授業の一環として茶道講座をラマダン明けに1日だけ実施できました。この日のために数日間は、寝ずに点前の練習をしました。この日は、日本留学生の支援を受け、派遣輸空隊司令の挨拶、亭主(総務部長)の指揮のもと、琴の音で開始しました。事前の練習の成果を発揮し、点前を完璧な動作で終了しました。その後、おかわり等も有り授業を1時間も延長していただきました。
 この時は、日本文化の人気の高さを強く感じるとともに、アリ アル・サレム飛行場にない別世界を体験しました。
 茶道を通じての文化交流で得たことは、数多く有りますが、特に米空軍准曹会よる英会話講座、米空軍准曹会主催のバーベキュー大会への参加、米空軍ロック地区の清掃行事への参加等の場で日米韓の強い絆を作ることに多大の貢献ができたことであります。
 1例として、隊員が米軍地区で大切な物を落とした際、すべての部隊に捜索命令を出し敏速に対応してくれたことは、その証左といえるでしょう。
 文化交流を通じて築き上げた人間関係が今後も継続し、更なる信頼関係の醸成が図られるよう、私が体験した教訓等について、機会を捉え伝えて行きたいと思います。

八戸海曹会が発足
相互啓発、融和団結図る
 八戸航空基地で4月6日、八戸航空基地海曹会(会長は第2航空群先任伍長の間 則明海曹長が兼務)の発足式典が行われた。式には同基地所在指揮官と海曹会会員約500名、各隊海士代表が参加して厳粛にとり行われた。
 八戸航空基地上級海曹会(平成12年4月1日発足)から海曹会への移行の目的は、上級海曹のみならず、2曹及び3曹の隊員とともに相互啓発と融和団結を図り、基地の諸行事等の支援やボランティア活動を通じ、風通しの良い活力ある八戸航空基地を維持向上させ、更には海上自衛隊の発展に寄与するためであり、会員は872名(平成18年4月1日現在)となる。
 式典では、海曹会会長が発足にあたり「ボランティア活動・諸行事等の支援・レクリエーション活動を通じて会員が活性化することで、国民の信頼と負託に応えられるよう活動していきたい」と決意を述べた。
 続いて最高顧問(第2航空群司令・畑中裕生海将補)が「会員一人ひとりがその階級の重要性をよく認識し、誇りと熱意を持って、お互いに協力し合い、これまでの諸先輩が培った上級海曹会の伝統や精神を大切にし、下士官として豊富な知識と強健な体力を持って活躍して欲しい」と祝辞を述べ終了した。

先任上級曹長が初めて一同に会す
 第4施設団(団長・小川1佐)は、4月24日から25日の間、大久保駐屯地で人事・服務担当者集合訓練を実施した。24日、訓練開始にあたり高級幕僚・高木1佐から人事・服務担当者全員に対し、「先任上級曹長の心得」等について訓示があり、参加者は、熱心に耳を傾けるとともにこまめにメモを記していた。この後、人事担当者と服務担当者に別れ、それぞれの教官から教育が行われた。
 人事担当者教育においては人事業務に関する教育が行われ、担当者の実務能力の向上が図られた。
 一方、服務担当者教育においては、団隷下の先任上級曹長が初めて一堂に会し、団最先任上級曹長・千葉准尉から上級曹長制度下における服務指導についての教育が実施された。また「新たな服務態勢における指導の考え方及び具体的施策」についての課題発表・質疑応答が行われ、活発な意見が取り交わされた。服務担当者は、2日間の教育を通して先任上級曹長としての認識を新たにした。

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