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   2006年4月15日号
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横須賀地区研修
女性部35名 自衛隊への理解深める
<茨城地連>
 茨城地連(部長・安藤正一1陸佐)は3月13日、自民党茨城県連合会総和支部の横須賀地区研修を支援した。研修には、女性部35人が参加し、海上自衛隊第2術科学校、護衛艦「はたかぜ」、三笠記念艦を見学するなどした。
 始めに、第2術科学校で蒸気、ディーゼル、ガスタービン等の実習現場を研修海上自衛隊の研修は全員初めてであり、海上自衛官の制服姿をはじめ、艦艇の心臓部を教育・研究する学校組織に終始感心しきりの様子だった。昼食は隊員食堂で体験喫食をし、ボリュームあるコロッケ定食に舌鼓を打った。
 続いて、総監部へ移動し、護衛艦「はたかぜ」の艦艇研修を行った。研修者は案内係に積極的に質問を繰り返し、初めて見るミサイル護衛艦である「はたかぜ」にすっかり魅了された様子だった。
 最後に、三笠記念艦を研修。栄光の歴史をもつ戦艦「三笠」を目の当たりにして、研修者は答辞の戦争を思いながら感慨深く見学し、研修は盛況のうちに終了した。
 地連関係者は今回の研修について、「今回の研修者はすべて女性であったが、自衛隊の募集には女性(母親)の協力が必要不可欠で、募集対象者に対する影響力がとても大きい。今後も研修を通して自衛隊に対する理解と認識を一層深めてもらい、募集業務の拡充に努めていきたい」と語った。

オリエント・シールド2006
予備自、緊迫の訓練を見学
札幌・帯広地連
 3月10日矢臼別演習場で、札幌地連(田原1陸佐)担当の公募予備自衛官8名と帯広地連担当の公募予備自衛官等2名が「平成17年度米陸軍との実働訓練(オリエント・シールド2006)」で研修に参加した。
 当初、第5旅団広報幹部から研修の概要と日本国内唯一の長距離射撃が可能な矢臼別演習場についてのブリーフィングを受け、これから始まる訓練に思いを募らせながら訓練研修へと移行した。
 「オリエント・シールド2006」における機能別(市街地戦闘)訓練の緊迫した生の状況を目の当たりにし、実際に見るのは初めての公募予備自衛官たちからは「積雪寒冷地において、重装備で機敏に動くことは体力的にも精神的にも鍛錬を要することを痛感した」などの厳しい訓練への感想が聞かれた。また、今回の訓練に参加していた米陸軍州兵(予備役)の広範多岐な活動内容に公募予備自衛官たちは驚いていた。
 短期間の研修であったが、矢臼別演習場を管理している別海駐屯地業務隊から駐屯地の特性等の説明を受け、参加した公募予備自衛官は自分たちの目指すべき目標を見つけるなど有意義に研修を終了した。

厄祭大祭で自衛隊広報
<兵庫地連>
 兵庫地連(部長・増子講一1陸佐)は、厄神大祭にあわせ丹波地区自衛隊父兄会(大野会長)が開設した自衛隊広報コーナーを支援した。
 丹波市で行われる厄神大祭は、地元では「さん」付けで「厄神さん」と親しまれており、毎年、厄を祓い平穏無事を願う約8万人の参拝者が訪れ、寒さの最も厳しい2月半ばの17〜18日行われ地元では最大のお祭りであり、小雪舞い、凍りつきそうな冷たい空気の中での神事。千年の歴史、千年の大木「木のね橋」、天空を刺す山頂に鎮座する八幡神社において深夜まで盛大に行われた。
 広報コーナーでは、観光客などの参拝者に自衛隊国際貢献活動等のパネル展示・ビデオ放映・資料配布のほか、ぜんざいを無料でふるまった。特に中学生・高校生に大好評で、見学者は1000人を越し、みな満足げに笑顔で帰っていく光景が印象深く残った。また、丹波市の辻市長も広報コーナーを訪れ自衛隊へ熱いエールを送った。
 祭りの終わり頃には全ての厄を祓いきったのか、人の波が途切れることなく広報コーナーに人が集まり、資料等の説明の対応に追われるほどの盛況ぶりで、来年度の募集に大きな期待が寄せられる。

相談員の意見交換
更なる協力強化を誓う
<東京地連>
 東京地連(部長・千葉徳次郎陸将補)は3月7日から9日の間、東京地連募集相談員連絡協議会の北海道部隊研修を同会会長平間文男氏はじめ募集相談員21名の参加を得て実施した。
 特に、3月8日には初めての試みとして、札幌地連の全面的な協力のもと東京地連募集相談員と札幌地連募集相談員との意見交換会を開催した。
 意見交換会では、東京・札幌あわせて44名の募集相談員が、それぞれの地域の特性に応じた活動状況について理解を深めた。
 今後の募集協力活動について建設的な提案、活発な議論を行い、「自衛官募集の一翼を担う者同士、相互の絆を深め、今後の更なる協力」を両地連部長に対して誓い合うといった貴重な成果を得た。

マラソンで自衛隊PR
勇士21名が参加
<大阪地連>
 3月5日快晴の中、大阪リレーマラソン2006が開催された。このリレーマラソンは1周2キロのコースを21周するリレー形式。
 大阪地連(部長・荒川龍一郎陸将補)からも勇士21名が参加した。普段なかなか体力練成が出来ないことが、参加のきっかけになったこのマラソンも今回で4回目の参加。昨年は少数の為、1人2周する者もいたが、今年は1人1周ということもあり、昨年より大幅にタイムアップ。3時間を切る念願のサブスリーの仲間入りを果たした。また自衛隊のPRも兼ね、「自衛官募集」と入った赤いハッピをタスキ代わりにつなぎ、市民からの注目を浴びた。
 大阪地連では、今後も体力練成を兼ね、自衛隊の募集広報に貢献できるよう続けて参加していきたいとしている。

駒門駐屯地が創立46周年
人気の記念行事に大勢のギャラリー集まる
 駒門駐屯地(司令・米村義一1佐)の創立46周年を祝う行事が4月2日、同駐屯地で行われた。駒門は戦車や装甲車、短SAMなどが配置される機甲部隊として知られており、全国的な人気を集めている。
 雨と風の悪コンディションではあったが、今年も沢山のギャラリーがつめかけた。地元の家族、友人連れはもちろん、観光バスも名鉄観光が名古屋から数台来るなど遠くから参加していた。中でも阪急交通社は東京から大型バス10台を走らせ、昼食付で5880円のコースはすぐに満杯になったという。
 早速、74式戦車に試乗した若い女性グループは、速さと振動に驚いたと本物との遭遇におおはしゃぎ。ちびっ子たちも寒い会場でおとなしく順番を待っていた。またミサイルや戦車などの装備品の屋外展示場、静岡地連(部長・池川昭司1空佐)のPRセンターにも若い人たちが入り、南極の氷などに興味を示していた。
 また、模擬店通りでは隊員手作りのお好み焼き、夏みかん売り、輪投げなどが人気を集めており、自衛隊まんじゅう「撃」も相変わらずの人気。雨にもかかわらず一日中この商店街はにぎやかだった。
 雨と風の影響で、ギャラリーお目当てのグラウンドでのパレードは残念ながら取りやめた。式典は体育館で行われ、地元自治体の功労者や首長、国会議員など来賓と感謝状受賞者がステージに並んだ。斉藤斗志二元防衛庁長官、衆議院議員の渡辺周氏、細野豪志氏や長田開蔵御殿場市長、大橋俊二裾野市長らの祝辞のあと、駐屯地司令の米村義一1佐が式辞を行った。「駒門駐屯地は今年、陸上自衛隊の体制移行と国際平和協力活動に大きく関わってきています。その一つが、今年1月に第9次イラク復興支援群と第5次業務支援隊に16名の隊員を送り出したこと。もう一つは国際平和協力活動のための基幹要員の育成、同教育訓練の支援および研究などを実施する“国際活動教育隊"が18年度末に新編されることです」などと述べ、駒門駐屯地の歴史の節目を強調し、さらに精強な部隊の練成につとめることや、関係自治体との密接な連携を要望した。
 〈感謝状受賞者〉
▽杉山光一(駒門自衛隊協力会会長)▽団体:裾野市自衛隊協力会(代表受賞者・勝又比佐志会長)▽坂本登志雄(駒門自衛隊協力会事務局長)▽原田昭秀(沼津養殖漁業組合長)▽小泉忠夫(静岡市清水父兄会会長)▽藤崎三佐男(機甲OB〔亀の会〕幹事)▽高橋幸雄(熱海市消防団副団長)▽渡辺邦伸(下田市消防団団長)▽土屋磯雄(下田市自衛隊協力会須崎支部長)▽内田址延(松崎町自衛隊協力会会長)▽石井艶子(小田原市自衛隊協力会理事)▽市原尚武(湯河原町自衛隊協力会理事)▽芳賀金良(駒門駐屯地業務隊OB会会長)▽白川保友(セントラル警備保障株式会社代表取締役社長)▽谷川学(中外医科学研究所代表取締役社長)▽渡辺ひろ子(マベル店)

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