防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース 防衛ホーム新聞社 防衛ホーム新聞社
   2006年4月15日号
1面 3面 6面 7面 9面 10面 12面

少工校第49期卒業式
学舎から巣立つ若桜
 少年工科学校(校長・別所利通陸将補)では3月18日、第49期生徒(257名)の卒業式が学校体育館で盛大に挙行された。
 卒業式には、廣瀬誠陸上幕僚副長を始め、蒲谷亮一横須賀市長、吉田英男三浦市長、吉川榮治海上自衛隊横須賀地方総監、中村信吾防衛大学校幹事等、部内外多数の来賓の臨席の下、この日を心待ちに全国から集まった卒業生家族約650名、そして在校生及び学校職員が参加した。
 式では、学校長から生徒一人ひとりに卒業証書が手渡されたあと、『技術陸曹としての立場を確立せよ』『目を持ちその実現に向かって日々努力せよ』『生涯に亘り同期の絆を大切にせよ』と3点の要望が含まれた式辞を述べた。また、陸上幕僚副長からは『技術分野を担う陸曹の中核として、誇りと責任をもって職務に邁進せよ』『武力集団のプロをめざし、飽くなき挑戦と自己修練に努めよ』と2点を要望する訓示があった。
 そして、横須賀市長をはじめとする来賓からの祝辞、在校生代表による送辞、卒業生代表による答辞、仰げば尊し、校歌斉唱と続き、厳粛かつ整斉と式は挙行された。
 引き続き学校グラウンドでの在校生による恒例の送別パレード、ドリル演奏が披露され、第1ヘリコプター団、航空学校霞ヶ浦分校、東方航空隊の支援を得て、今年度初めて実施された少年工科学校出身パイロットによる祝賀飛行で卒業生の旅立ちに花を添えた。
 その後、食堂において来賓、家族、学校職員、卒業生合わせて1100人を超える午餐会が和やかな雰囲気で実施され、最後に学校職員、在校生、家族の見送りを受けながら卒業生は各職種学校へと巣立って行った。

市ヶ谷駐屯地・基地で観桜会
<市ヶ谷祭>
 4月1日、市ヶ谷駐屯地・基地(陸司令・柴田幹雄陸将補、海司令・寺田康雄1海佐、福田実1空佐)は市ヶ谷自衛隊友の会と港区防衛親交会の協力を得て、市ヶ谷祭を開催した。
 当日は、好天に恵まれ、暖かい日差しと満開の桜のなか、招待者約500名、駐屯地・基地の隊員約1400名が参加した。
 共催者の挨拶のあと、来賓の中山弘子新宿区長が祝辞を述べ、続いて港区防衛親交会の宝珠山昇副会長の乾杯で歓談となった。
 テンポのいい生バンド演奏を聴きながら参加者は焼きたての肉や野菜、焼きそばなどの料理に舌鼓を打つなど、楽しく歓談を行い市ヶ谷祭は大いに盛り上がった。

雪花月
 沼津市にある(株)イカイ(伊海剛志社長、社員4千人、年商300億)の新入社員入社式に呼ばれて出席した。当日は2任期を終えた自衛隊出身者だけの入社式だった。会社では極めて近い将来の管理者として考えている。全国の駐屯地、基地から採用された37人、市内のホテルで5日間研修を受けたあとだが宣誓や挨拶をするとき変声期のように声が出ない。ひところ流行った地獄の特訓をさせられたのかと聞いてみる、そうではない。研修の時に社長や役員とのディスカッションをお互い納得のいくまで続けたからだとのこと。大きな声で家族の幸せと会社のことを考え本音で意見を発表し、中には社長になるというつわものもいたようだ。やる気のある者は自然に大きな声にならざるを得まい、声帯をいためて当然か。こんな社風だから会社にすれば新入社員、特に自衛隊除隊者への期待も大きいし、礼儀にも厳しい。研修中、家族やお世話になった人やこれからお世話になる人30人に手紙を書かせた、何時間もかかってみんな書いたようだ。会社は自衛官を採用するのは今回が事実上初めてらしく、OBの音野徳蔵氏(元 富士地域援護センター長)らが中心になって、今年を自衛官の第1期生として育てていくようだ。後輩を堂々と迎えられる「先輩」になってもらいたい。

Home
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2008 Boueihome Shinbun Inc