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   2006年4月1日号
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中央病院創立50周年を祝う
 自衛隊中央病院(白濱龍興病院長)は3月11日、東京・三宿駐屯地内の衛生学校仮設グラウンドで創立50周年記念行事を実施した。同病院は、昭和31年に自衛隊の職域病院として開院し、平成5年には保険医療機関の承認を受け、一般患者の診療を開始。また、新潟県中越地震や福岡県西方沖地震への救助活動、イラク、ゴラン高原、インド洋での支援活動などを行っている。国内外でその役割の重要性が増し、めざましい活躍をしているなか、開院から50年の節目を迎えた。
記念式典は西山正徳参事官や清水哲三宿病院長ら来賓を招き、病院職員等約500名が参加して挙行された。
 白濱病院長は式辞で関係機関等へ感謝の言葉を述べるとともに、「自衛隊医療の中核である中央病院は、さらに機能を充実させ、全職員の叡智を結集し、将来を見据え、新病院開設に向かって研鑽努力しなければなりません。50周年記念は、60周年、100周年記念の助走にすぎません。ともに頑張りましょう」と職員らを激励した。
 続いて、西山参事官が来賓を代表して登壇し、「今後も病院長の要望事項である『博愛』『協調』『創造』『改革』のもとに、隊員のみならず国民からも信頼されるに足る衛生組織をめざし、研鑽努力を積んでいただきたい」と祝辞を述べた。
 式典後には、同病院の充実発展に貢献した医師会、薬剤師会など8団体、16個人への感謝状贈呈式及び祝賀会食が行われ、これまでの業績を称え、更なる発展を祈念した。
 記念行事を成功裡に終えた中央病院は、来年秋に新病院開設を予定している。有事即応医療体制を拡充し、大型輸送ヘリが離着陸可能な屋上へリポートや感染症病棟を整備。最新医療技術を保有し、大規模災害等の危機に強い近代的な病院に生まれ変わる。

雪月花
 南太平洋に浮ぶ島国ツバルでは海面の上昇で浸食が進み、島のあちこちでは海水が湧き出し、国民全員の移住も近いという。地球の温暖化はいよいよ切羽詰った状態になってきた。昨年の米南部のハリケーンや日本の豪雨豪雪も温暖化によるもの、50年先の地球の気候までコンピューターが予測しているテレビを見ながら問題の深刻さを思った。京都議定書は米国や途上国の歩調がかみ合わず効果を上げるまでになっていない、仮に100%守られても地球の寿命を延ばすのはわずかな違いしかないとのこと。こんな時「ハチドリのひとしずく」(光文社)という本が送られてきた。森が火事になり動物達はみんな逃げたがハチドリだけは、くちばしに水を一滴ずつ汲み火の上に落とした。動物達はそんなことをしてなんになると笑ったが、ハチドリは「私は私にできる事をしているだけ」といって続けた。この本にはそのあとに、イタリアの陶芸家は「スーパーでは食材を買わない、毎日食べる必要な分だけちょこちょこ商店で買う、パックのゴミが出ない、食べ物が余らない、生ゴミもすくない」。森を守っているミャンマーの山林家の話や無農薬野菜、スローライフの勧めなどが語られている。日本のCO2排出は約40%が産業、20%が運輸、13%が家庭のものだそうだ。すべてにわれわれが絡んでるのはまぎれもない事実だ。だから、いままでの「もっともっと」をやめて地球のためハチドリのように出来ることからはじめたい、アイドリングストップやリサイクルなど簡単なことがいくらでもある。ハチドリ計画(所谷)

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