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   2006年3月1日号
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連隊武装競技会
42普連が訓練成果を発揮
<北熊本駐屯地>
全722隊員が参加
第1中隊、大会制す
 第42普通を科連隊(連隊長・磯口1佐)は2月7、8の両日、北熊本駐屯地内で連隊集団武装走競技会を実施、連隊長以下全隊員722名が参加した。
 競技要領は、7名1組のチーム編成で、個人装備と15kg以上の背のうを装着して駐屯地を2周、5kmを走破。最後にチーム内の1名を担架で約100mを搬送し、中隊の平均タイムを競う。
連隊長は訓示で気概、団結、安全管理の3点を要望し、時折雪の舞う厳しい気象条件の中、各中隊は練成してきた成果を遺憾なく発揮した。各チームは一致団結して競技に挑んだ。選手の中には疲労困ぱいしてきた隊員の銃を持って走ったり、中には背のうを2個、合わせて30kg以上を担いで走る強靭な隊員もいた。
この大会を制したのは第1中隊で、平均タイムは他のチームと比べて飛び抜けて早く、連隊の普通科隊員としての錬度の高さをうかがわせる結果となった。

冬季戦技競技会を実施
第1中隊が貫禄の2連覇
<八戸駐屯地>
 第4地対艦ミサイル連隊(連隊長・阿部知己1陸佐)は2月2、3の両日、十和田湖温泉スキー場で連隊冬季戦技(スキー)競技会を実施した。
 冬季戦技競技会は積雪寒冷地部隊としての行動能力向上を目的に毎年実施しているが、今年は特に雪に恵まれ、各中隊は十分に練成して競技会に臨んだ。開会式での優勝旗返還時、昨年度団体優勝の第1中隊がなかなか優勝旗を離さない場面もあり、隊員たちの闘争心も最高潮に達した。
 初日に行われた団体の部は、4人1組で6kmを走る小部隊機動と4人1組で4kmアキオを曳くアキオ機動の合計タイムで競われた。前夜からの降雪が時折突風に巻き上げられ、視程が悪く、前走者のスキーの軌跡が所々吹きだまりで消える中、選手は練習の成果を発揮して全力を振り絞った。
 激しい争いの結果、第1中隊が連覇を飾り、中隊長の?3佐は優勝旗と顕彰板を再び手にした。
 翌日の個人機動の部は、一転して晴れわたった好天の下で行われた。1km以上続く上り坂に向かって6人ずつ1分間隔でスタートした27組の選手の息遣いが、氷点下10度の空気を裂いてこだまのように響いた。追いつけ追い越せと闘争心を発揮し、転倒した選手やバッケンが切れた選手も最後まで諦めずに戦い抜いた。
 団体の部の余勢をかって第1中隊の好タイムを記録する中、昨年10月に配置された第3中隊中澤和臣幹部候補生が、ベテラン鳥谷部1尉と同タイムで幹部の部1位となり、今後の活躍が大いに期待される結果となった。

AED普及教育を実施
<国分駐屯地>
 国分駐屯地(司令・保坂一彦1佐)医務室がAED(自動体外式除細動器)の普及教育を行った。
 AEDは自宅、学校、職場、たくさんの人が集まる公共の施設など様々な場所に置き、心臓疾患による突然死を防ぐことができるとされている。昨年末、同医務室にこの機器が導入され、今回初めて隊員に対する教育が行われた(=写真)。衛生科隊員を対象に行われたが、12普連の衛生小隊が行っている補助担架教育の被教育者も加わった。
 初めて見る器械に、隊員たちは興味津々で教官の説明に聞き入っていた。説明が終わるとすぐに質問が飛び交い、心肺蘇生法との併用に関して心肺蘇生の重要さを改めて認識し、知識を深めた。
 AEDは、除細動が必要かを判断し、救助の手順を音声で指示するため、救命行為がやりやすくなるように作られている。今後も衛生科隊員による普及教育が行われ、いざという時に隊員による積極的な救命活動に活かされることが期待される。

銃剣道競技会で第1中隊が優勝
<滝ヶ原駐屯地>
 連隊は1月23日、滝ヶ原駐屯地体育館で平成17年度連隊銃剣道競技会を実施し、隊員の銃剣道技能の向上や中隊の団結力の強化を図った。
 本競技会は中隊対抗方式の総当り戦で行われた。中隊長が指定した陸士(1任期未満2名、1任期以上3名)と幹曹(大将を幹部とする)から選抜された15名の選手たちは、試合開始とともに練習の成果を遺憾なく発揮し、中隊の名誉のために気迫のこもった攻防を繰り広げた。
 試合の結果、第1中隊が各中隊に圧勝し全勝で優勝を飾った。第1中隊は昭和57年以来23年ぶりの優勝となり、優勝旗を手にした中隊長をはじめ、監督選手や隊員たちは喜びを分かち合った。

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