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   2006年2月15日号
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地連東西南北
ニューイヤーコンサート開催
東北方面音楽隊が聴衆を魅了
<山形地連>
 山形地連(部長・川嶋昌之1陸佐)は1月22日、東北方面音楽隊(隊長・佐藤政紀3陸佐)による「2006 ニューイヤーコンサート」を開催した(=写真)。
 自衛隊に対する理解と親しみを深めてもらおうと開催している同コンサートは、今回で7回目を迎えた。会場の山形テルサホールは約800席が埋まり、超満員のなかでコンサートを開幕した。
 演奏は隊長以下51名編成、2部構成で行われ、クラシックの名曲からディズニー曲のメドレーなど10曲を披露した。4人の奏者が客席に降りて演奏するパフォーマンスには、聴衆から大きな拍手が送られた。
また、全日本吹奏楽コンクール山形県代表の山形大学吹奏楽団(遠藤慎也団長以下30名)をゲストに迎え、山形をモチーフにした「山寺にて」などを共演。約80名による大合奏で、迫力満点の演奏に割れんばかりの喝采を受けた。
アンコールでは、ラデツキー行進曲の演奏で会場内は最高潮に盛り上がり、大成功の演奏会となった。

高校生と音楽交流
12音の楽器別指導を支援
<新潟地連>
 新潟地連(部長・深津孔1陸佐)は1月8日、柏崎市市民会館で行われた第12音楽隊(隊長・田先益良夫1陸尉)による交流会を支援した。
 交流会は、翌日行われた「第2回中越大震災復興支援コンサート」実行委員長の堀内一徳教諭から「素晴らしい技術を持った自衛隊の音楽隊に、生徒たちを指導していただきたい」との要望を受け実現した。楽器別指導には、柏崎高校、柏崎工業、柏崎総合高校、帝京長岡高校の吹奏楽部の生徒73名が参加。市民会館内でそれぞれのパートに分かれて行われた。
 真剣な表情で質問をする生徒たちに対して、音楽隊員が解りやすい説明で演奏のコツを教えると、高校生の演奏は力強い音色に変わっていった。
 新潟地連では、今後も楽器指導を通じて、一人でも多くの生徒に自衛隊、自衛隊音楽隊の素晴らしさを理解してもらえるよう努力する、としている。

職場体験を支援
<岐阜地連>
 岐阜地連(部長・浮須一郎1空佐)は1月20日、岐阜市立長良中学校の職場体験学習を支援した。
 体験学習は、午前中に自衛隊の概要説明、救急法、空自岐阜基地見学を実施し、午後から基本動作訓練、手旗信号の実習を行った。午前中は緊張していた生徒たちも、実習を重ねるうちに緊張が解けていった。岐阜基地見学では管制塔、気象台を見学し、「すごいっ」「本物だ!」と歓声がおこった。
 実習を終えた生徒は「自衛隊には色々な仕事があって、パイロットだけで飛行機を飛ばしているのではなく、気象や管制などの仕事をする人がいて初めて飛行機を飛ばせるのだと知ることができました」と感想を述べた。
 岐阜地連は、今後も多くの生徒らに自衛隊の仕事を見学・体験してもらうことで、自身の職業観、将来の志望などを考えるきっかけにしてもらいたい、と期待している。

装備品展示など防災教室を支援
<愛知地連>
 愛知地連(部長・土谷貴史1陸佐)は10月28日、愛知県知多市立東部中学校で陸自第10施設大隊の協力を得て、防災教室を支援した。
 防災教室は、知多市立東部中学校から自衛隊の装備等で防災に関する教育や展示の依頼があり、愛知地連が連絡窓口となり実現した。
 前段は、全校生徒に対し、防災講話を行った。質疑応答では、災害派遣時の苦労や、災害発生時の心構えなどについて質問を受けた。後段は、校庭に炊事車や6人用天幕、人命救助システムなどを展示。生徒たちは非常食糧食を試食するなどして災害派遣における自衛隊の任務や役割を実感した。
 今回の防災教室を通じ、生徒からは「自衛隊は戦闘というイメージがありましたが、災害で自衛隊が様々な活動していることを初めて知りました」などの感想が聞かれ、自衛隊のイメージを変え、実際の姿を知らせるきっかけになった。

氷まつりで自衛隊PR
<帯広地連>
 帯広地連(部長・佐藤次郎1陸佐)は自衛隊の様々な活動状況を広報する機会を拡大するため、管内各地で開催される「市町村イベント」への参加に力を入れている。1月27日から29日に開催された帯広氷まつり会場では、知連コーナーを開設、一般広報を行った。
 帯広氷まつりは帯広三大祭りの一つで、幻想的な世界を創り出す「氷雪像」を一目見ようと連日の寒空の中、約17万8千人が会場を訪れた。今年は、第5特科隊の隊員が制作した大雪像「ムシキング」の滑り台が子供たちの人気を集めた。
 地連コーナーでは、帯広百年記念館の協力を得て、海上自衛隊の南極観測砕氷艦「しらせ」が南極の氷山から採取した氷や南極の動物、オーロラなどの写真を展示。また、南極観測用防寒服の試着体験を行い、自衛隊の概要や活動状況をPRするとともに陸海空のパンフレットや戦闘機の写真などを配布した。
 南極の氷は25日、地連部長から百年記念館の佐々木館長に贈呈したもので、見学者はジリジリと聞こえる音に喜んでいた。
 自衛隊に興味、好感を持つ大勢の人々が訪れ、準備した戦闘機などの写真やパンフレットが全てなくなるほどの盛況ぶり。
 中には「孫を自衛隊に入れたい」「受付は?試験は?」など積極的に質問する人も多く、十勝地区隊の西川広報官が懇切丁寧に説明していた。
 地連広報官は、「市町村イベント会場で広報する機会を有効活用し、地域住民との交流をさらに深めた。一人でも多くの人々が自衛隊に興味や関心を持ってくれることを願い、今後もイベント会場でのPRしていく」と語った。

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