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   2005年11月1日号
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「鳥取空港フェスタ2005」
航空機見学に大行列!!
<鳥取地連>
 鳥取地連(部長・佐淵之上徹1陸佐)は9月25日、鳥取空港で開催された「鳥取空港フェスタ2005」で広報パネル展示やビデオ放映を行い、市民に向けて自衛隊を広くPRした。
 このフェスタは、「空の日」、「空の旬間」事業の一環として毎年開催されており、今回自衛隊の航空機は「C―1輸送機」、「U―1ヘリコプター」、「SH―60Jヘリコプター」が参加した。
 当日は天候に恵まれ、陸海空自衛隊の航空機を見ようと約7000人が鳥取空港を訪れた。特に空自のC―1輸送機にはコックピットを見ようと子供連れの家族が殺到し、長蛇の列ができた。また、航空機の前では、デジタルカメラなどで記念撮影をする光景が多数見られ、大盛況だった。

総合防災訓練に参加
関係機関等の連携図る
<香川>
 香川地連(溝越正信1陸佐)は、香川県防災会議の主催により、香川県消防学校で県総合防災訓練研修を行った。
当日は真夏が戻ってきたかのような炎天下、第15普通科連隊、中部方面航空隊を始め、県内外の関係防災48機関・団体等総勢517人が参加し、約700人の見学者を前に訓練が実施された。
 訓練は「風水害対策訓練」と「震災対策訓練」の2部構成で、それぞれの参加機関・団体は日頃培ったノウハウ、鍛え上げられた体力、精神力で猛暑の中、黙々と任務を遂行し、頼りがいのある組織であることを示した(=写真)。
 終了式では、真鍋武紀香川県知事が「本訓練は関係機関の連携、住民の防災意識の高揚、自主防災組織の育成強化」が目的であったことに言及した。
 香川地連では、「今後国民保護、防災など様々な面で自衛隊に対する地域の期待や要望が高まる中で、自治体等との一層の連携、協力関係の維持強化のため各種事業業務に力を入れていく」としている。

大学生らが体験入隊
訓練通じ、団結強める
<京都>
 京都地連(部長・福田敏1陸佐)は、第7普通科連隊(連隊長・佐藤正久1陸佐)で実施した京都産業大学生等15人の体験入隊を支援した。
 この体験入隊は、岩本誠吾教授ゼミの一環として行われたもので、「過去にゼミ生を引率して駐屯地などを見学したが、時間の制約などにより思うように知識が得られない。その対策として体験入隊を実施し、訓練を通じて自衛隊員の生活の一端にふれることにより、防衛知識の向上はもちろんのこと社会人としての規律心、団結心の育成を図る」との主旨で去年から実施され今回で2回目を迎えた。
体験入隊は第7普連第1中隊担当で実施された。初日の連隊長の講和の中で、ゼミ生から「自衛隊の役割が多くなっている状況で、特に重要視しなければならない任務は何ですか」との質問があり、連隊長は「自衛隊の役割は3倍になった。今後も災害派遣は重要である。削る任務はない。効果的に考えながら優先順位をつけて一つ一つこなしていくことが大切である」と答えるなど、活発な意見交換が行われた。
訓練2日目は、雨模様の天候の中で行進訓練や、ロープ訓練を実施した。行進訓練では、約20kmの背嚢を交代で背負いながらの10km行進を行った。体力のあるものが背嚢を長く背負い、お互いに声をかけあうなど助け合いながら全員が完走した。
晴れ間が見えた午後からは、B地区訓練場(レンジャー訓練場)でロープ訓練と障害走のタイムレースを行った。ロープ訓練は、垂直にそびえ立つ仮設壁約10bを降下するリペリング、低い姿勢でのセーラー、モンキー渡りなど、ひとつ間違えば大怪我をしかねない訓練に参加者の表情も真剣そのものだった。
同行した岩本教授は「今回の体験入隊を通じ、学生達には社会人としてのあり方を学ぶ貴重な社会勉強が出来たようです。ぜひ、来年もお願いしたい」と話した。また、学生代表からは「今回の訓練で、人を思う気持ち、助け合うことの大切さを再確認しました。また、支援隊員の皆様の適切な指導により、全員が無事に訓練を終了し、沢山のことをえることができました」と感謝の気持ちを述べ、体験入隊を終了した。

演奏会で自衛隊をPR
<山梨地連>
 山梨地連(部長・齋藤英明1陸佐)は9月25日、海自横須賀音楽隊(隊長・手塚裕之3海佐)の支援を得て、塩山市民文化会館で「塩山市ふれあいコンサート」を行った。
 当日は、台風が近づいているにも関わらず晴天に恵まれ、チケットを手にした人々が約2時間前から列を作り並んでいた。
 第一部は「リパブリック賛歌」で幕を開け、華やかさと重量感を兼ね備えた演奏に開場は大きな拍手で埋め尽くされた。また、「次第に短く」では曲名のごとくクラリネットの長さが徐々に短くなり、奏でる音の違いや音楽隊のパフォーマンスに聴衆は魅了されていた。
 第二部はディズニー音楽や歌謡曲を中心としたポップな演奏が披露された。途中シークレットイベントとして「幸せなら手をたたこう」で聴衆と一緒になって踊ったり、司会の川端士長が会場内を歩き歌を一緒に歌ったりと会場が盛り上がった。「TV時代劇主題歌メドレー」で幕を閉じると会場からはアンコールの拍手が鳴り止まず、それに合わせて音楽隊は「マツケンサンバU」を披露、隊長の軽やかなダンスに会場は笑いと手拍子で包まれた。
 コンサート終了後には、音楽隊が来場者を見送る場面もあり、観客からは「感動をありがとうございました」と隊長や隊員に握手を求めるなど、最後まで笑顔にあふれた演奏会になった。
 山梨地連では、音楽演奏会などを通して自衛隊に親しみを持ってもらいながら、陸海空自衛隊それぞれの良さをアピールしたいとしている。

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