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   2005年9月1日号
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<雪月花>
 本紙掲載栃の芽会の俳句コーナーが結構読まれているようだ。記者もファンのひとりで楽しみにしている。8月1日号、「白玉の母のやうには出来なくて 敬子」、「過労死の話を聞きつつ蟻を見る 美加子」など面白い作品が20句並んでいる。この会は昭和29年から始まり一昨年50周年行事も終わった、初代選者は高浜虚子・ホトトギスの流れをくむ富安風生さん、この世界ではあまりにも有名だったが先年なくなられた。
現在会員数は約300人、防衛関係者でつくられ、職域句会では日本でも5指にはいるということだ。新規会員の入会者は少なくなっているようだが会員の熱意は高い、9月23日と24日には秩父長瀞で吟行大会も予定している。俳句は記者の中学生のころは結構さかんだった、最近は学校でもあまりやっていないようだが、正岡子規や虚子の出身地愛媛では大変さかんだ。町のあちこちには投句箱が設置されており子供も熟年も一句ひねっている。甲子園といえば駒大苫小牧の2連覇で沸いたが、俳句甲子園というのもあった。全国から選抜された高校の俳句大会、トーナメント方式で勝ち抜いていくのだ、今年で8回目、松山市で8月20日、21日に開かれ優勝は東京の開成高校だった。決定打は「寒月や標本の鮫牙を剥く」。若い人たちが伝統と歴史を重ねている。栃の芽会の連絡先は042・796・0961畠中さん。(所谷)

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