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   2005年7月15日号
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地連 東西南北
女性リポーターらの体験入隊を支援
汗と土で真っ黒に
<京都地連>
 京都地連(部長・福田敏1陸佐)は、5月26日から5月27日の間、第7普通科連隊(連隊長・佐藤正久1陸佐)で実施した潟Vーブィミックス(インターネット映像配信)6人(男性カメラマン3人、女性リポーター3人)の体験入隊を支援した。
 この体験入隊は、(株)シーブィミックス(倉田宇山代表)の依頼により、新隊員前期教育課程の入隊から卒業までの約3ヶ月間、体験入隊などの取材を実施し、インターネット映像配信により自衛隊についての情報をわかりやすく国民に発信することで、「国を守る」ということに関心を持たせる目的で行われた。
 当初、3月28日の着隊状況(身体検査、被服等の交付)、4月5日の入隊行事などの取材と4月15日に実施された第1回目の体力検定には女性リポーター3人も参加し全種目を実施した。新隊員との体力の差は歴然としているが積極的に取材に取り組む姿がうかがえた。
 また、5月26日・27日の2日間にわたり体験入隊を実施し、女性リポーター3人は長田野演習場において戦闘訓練等を体感した。初日午前中に戦闘訓練における各個動作を重点的に訓練し、午後からは体育訓練を行い新隊員とともに3キロの記録会を実施した。最終日は、新隊員に混ざり戦闘訓練を行い、突撃までの一連動作を3回にわたり実施した。彼女たちは、隊員の訓練にはとてもついていくことは出来ないが気迫だけは負けていないようで、悲鳴に近い声を張り上げ地面をはいずり回り、女性か男性かの見分けもつかないほど汗と土で真っ黒になりつつも最後の突撃まで基本動作をしっかり守り訓練は行われた。
 訓練に参加した梅田リポーターからは「貴重な体験ができました。若い皆さんがこのような厳しい訓練に励んでいる姿を見て、同年代の人と比べてしまい信じられない反面、だから自衛隊なのかなという安心感も感じました。私も皆さんの訓練などの取材を通じて、自衛隊の任務の重要性などをインターネットを通じて広く紹介していきたいです」と話し体当たりリポートは終了した。
 なお、体当たりリポートは、6月14日第2回目(教育終了前)の体力検定、6月29日の終了式へとつづく。

女子高生が新識別帽をデザイン
<岡山地連>
 岡山地連(部長・宇佐美真1陸佐)は、創設50周年記念行事の一環として識別帽のデザインを公募し投票の結果、岡山県立弓削高等学校デザイン科3年平野真依子さんの作品が選ばれた。デザインのコンセプトは、「世界をつなぐ平和の象徴ハト」「自衛隊の伝書バト」「強く大きく羽ばたけ岡山地連の願いを込めて」。
 岡山地連部長は6月10日、平野真依子さんに識別帽を贈呈した。

巻町で最後の独自開催
「まき夏まつり」を支援
<新潟地連>
 新潟地連(部長・深津孔1陸佐)は6月11日、巻町独自としては最後(今年10月に新潟市と合併)の「まき夏祭り」を支援した。祭りでは、高田・新発田駐屯地合同音楽隊が演奏会を開催、祭りに華を添えた。
 また新潟募集案内所が募集コーナーを設置、南極の氷を展示し、多くの地元高校生などが訪れ、太古の感触を確かめ興味深く広報官に質問していた。
 翌日にも、祭りに参加した町民から地元の募集相談員へ南極の氷に関する問い合わせがあるなど、思わぬ反響に担当した広報官も驚き、今後の自衛隊受験者の確保に繋がればと期待を寄せている。

印象深い“女性隊舎”
大阪地連防衛モニター 中土井早苗
 私は今年4月に大阪地連第6期女性防衛モニターに委嘱され、委嘱式を含め3回の行事に参加致しました。
 5月25日、今津駐屯地見学の日は五月晴れで、緑が眩しい日でした。当日の最大のイベントは戦車試乗でしたが、家に帰ってから思い出すのは、女性自衛官隊舎の様子でした。
 今津駐屯地の女性自衛官隊舎は、壁も天井も清潔というよりもただ真っ白く、床はチリ一つ無い清掃のゆきとどいた施設でした。その中の1部屋を見学させて頂きました。プライベートスペースは、ベッド、机、ロッカーと小さな棚のみで、ロッカーの中を開けて見せてくださいましたが、服の吊るし方、シャツやタオルの収納場所、折りたたみ方等、全て決められているそうです。限られた空間に無駄な物一つなく整頓されています。規則正しく、禁欲的な環境で、厳しい訓練を日々続けて日本を守ってくださっているのだと思うと、ただ頭が下がる思いでした。
 最大のイベントの戦車試乗は想像以上に迫力がありました。スピード、車体の高さ、そして音の大きさに圧倒され、体感するすべてに感動し、とても印象に残りました(=写真)。
 興味本位で応募したモニターでしたが、行事への参加を重ねるうちに、自衛官の方々へ敬意と感謝の気持ちがこれまで以上に大きくなりました。来月以降のモニター活動により自衛隊への理解が深まることと思います。ますます楽しみです。

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