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<寄せ書き>
家族の想い
<仙台>
無事に帰ってきてね!
東北処通信部 今野 洋2曹の妻
東北処総務部 3曹 今野 正恵
 うちのお父さんは、11月末、4次隊の3派でイラクへ出国しました。3歳の長女、1歳の長男、現役WACである妻を残し。部隊の上司にチラッと「家族が心配。子供がまだ小さいので…」と言っていたそうですが。予備要員として訓練を受けていたのに、いつの間にか正要員。聞いたときは、正直言って、途方に暮れてしまいました。が、訓練期間、不在がちな日々も、遠く離れたイラクへ行ってしまう…という不安も、毎日の家事・育児に奔走され、寂しさなんて感じている暇はありませんでした。そうこうしているうちに、あっという間に出国の日を迎えました。私の勤務の方は、「留守家族」ということで、いろいろ配慮していただいて、上司の方々には本当に感謝しています。
 長女は、お父さんが大好きで、訓練開始当初は、よく「父ちゃんに会いたい」と、泣いていましたが、約半年間の訓練期間が私たち留守家族にとっても、派遣の予行演習になり「とうちゃん、おしごとがんばって!」と、送り出せるまでに成長しました。10月に1歳になった長男は、「出来れば、お父さんの出国前に歩いてね」と、言いながら、あんよの特訓をしていましたが、出国の1週間ぐらい前から2歩、3歩、5歩と歩き出し、ギリギリ出国に間に合いました。写真やビデオを見せて父ちゃんの顔を忘れさせないようにしたいと思います。
 4次隊要員全員の任務完遂・無事帰国を心から祈りながら、約3ヵ月の間、子供たちに「父ちゃん」が行ったイラクという国のことを少しずつ教えながら、3人で帰国を心待ちにしたいと思います。「父ちゃん、無事で、帰ってきてね!」
<滋賀>
孫の凛々しい姿に国の未来を感じる
宮本 捨次
 広報官として近江八幡募集事務所に勤務している息子に誘われて孫の修了式に参列することになりました。息子が自衛隊に行くと言って入隊してから26年、小柄でひ弱な身体で「自衛官として勤められるかなぁ」と心配していたあの頃、本人の努力もあったのだろう、上司の導き、同僚の励ましに助けられて今日があるのだろうと感じながら自衛隊の日常を話す息子を横に、孫のいる豊川に向かいました。
 息子以下の身体で今春入隊して、入隊式、前期修了式、そして今回の後期修了式まで6ヵ月頑張ってきた孫の姿を見ると、息子との姿が重なって見えてきました。息子と孫の会話を聞いていると「孫は自衛官としてやっていくのだな」と力強いものを感じます。今日まで男手一つで育ててくれた息子を誇らしく思い、息子以上に心配だった孫の成長を願い、修了式を見守りました。
 今日の39名ありがとう。厳しい訓練を耐え抜き、晴れの修了式を迎え、そして力強く述べられた答辞の言葉にこの国の未来を感じる事ができました。明日から各方面に赴任され、新天地でも今まで以上の厳しい任務が待っていると思いますが、部隊での活躍を心から願ってやみません。

身分証明書に入れている写真
<上富良野>
私の右ポケット
第131特科大隊第1中隊 3陸曹 大久保隆盛
 私のお尻の右ポケットを温めてくれる1枚の写真。それは、2歳6ヵ月の乃杏と生後4ヵ月の魁晋です。
 誰に似たのか乃杏は、一度「嫌だ」と言い出したら、なかなか言うことを聞いてくれない強情な性格な所があり、私達を困らせてしまいます。しかし、そんな乃杏も同世代が集まる所に行くと、人見知りをして親から離れようとしません。その仕草は嬉しい反面、「頑張れ」と言いたくなるような気持ちになります。
 私が「仕事に行く」と言うと、乃杏なりに理解しているのか「じえいたい?」と言い返してきます。仕事から帰ると最高の笑顔で「おかえり!」と元気よく迎えてくれて、どんなに疲れて帰っても一瞬で吹き飛びます。
 そんな乃杏に弟ができ、本人も大変喜んでいます。が、どうしても下の子に手が掛かったりするので、なるべく休みの日は、公園へ連れて行ったりして一緒に遊んでいます。
 魁晋は、誕生までに、色々と心配なこともありましたが、今では見る見る大きくなり、今では、立派なおデブちゃんです。一方的に話しかけると「う〜」と返事をしますが、それがまた、たまりません。
 子供達は私の宝です。長期の演習等で、会えなくて寂しい時などは、私の右ポケットの身分証明書の中に入れてる写真の2人が私を温めてくれています。
※このコーナーの投稿を募集しております。(編集部)

「頑張っています」 新しい職場
<活躍するOB シリーズ>
(株)ソルテックハイテックMIR宮崎事業部  梅田 俊夫
梅田氏は平成15年、えびの駐屯地業務隊総務班長を3陸尉で定年退職。55歳
 平成15年10月、第24普通科連隊(えびの)を定年退官し、約1年の月日が経過しました。現在の会社で順調に勤務できるのも、自衛隊での上司、諸先輩方や同僚のご指導の賜と深く感謝しています。
 私が勤務している会社は、主として各種コネクター、自動車の部品及び家庭用電化製品を製造しており、海外にも広く展開しています。会社で私は、成形製造課に配置され、材料係として勤務しています。製品に応じて数100種類の材料を調合しますが、材料の品名を覚えるだけでも数ヵ月もかかりました。1袋の重さが、25〜30kgもある材料を持ち上げて、攪拌機の中に入れ調合するのですが、1日平均25〜30袋持ち上げるため、入社して1ヵ月もすると関節や腕、腰が痛くなり、このまま続けることが出来るのか不安になりました。しかし、職場に2人の自衛隊OBが勤務しており、その都度いろいろな経験や教訓、アドバイスを受けることができました。現在、引き続きこの職場で活躍できるのも諸先輩のお陰と深く感謝しています。また、在職中に培った体力、気力と、自ら筋力トレーニングのためジムに通っていたことが今になって役に立っていると思います。
 このような勤務経験から、皆さんに再就職の参考になればと思い、私が感じたことを申し上げます。
 1つ目は、将来の生活設計プランを早期に確立し、求職にあたっては援護センターの担当者と何回も話し合わなければ、自分に合った職務に再就職することは難しいと思います。
 2つ目は、職場規律は自衛隊と同様非常に厳しく、甘えは禁物です。健康を害して休むと同僚に負担をかけ、信頼を失います。日頃からの健康管理が非常に大切です。
 3つ目は、挨拶も自衛隊と同様大変大切なことです。また、「はい」と言う素直な気持ちをいつも持ち、「でも…」とか「それは…」という言葉は禁物です。
 4つ目は、自ら求めなければ良い仕事は出来ません。どんな仕事に対しても前向き、かつ積極的な取り組みが必要です。
 最後に、「給料はそこそこ、土・日曜日は休みがほしい」そんなボランティア的な気持ちは会社では通用しません。会社で新1年生として、末来に羽ばたく気持ちを持って再就職に臨んで下さい。

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