防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース 防衛ホーム新聞社 防衛ホーム新聞社
   2004年11月15日号
1面 2面 3面 6面 7面 8面 9面 10面 11面 12面

観衆18万人
華やかに「入間航空祭」
T-4ブルー、救難展示などに大歓声
 航空自衛隊入間基地の「入間航空祭」が11月3日同基地を解放して賑やかに行われた。
 ことしは絶好の飛行日和り、絶好の観覧日和りで朝早くから大勢の人たちが押しかけた。その数は約18万人で昨年の8万人を大きく上回った。全国でも唯一基地内を走る電車、西武鉄道でも稲荷山公園駅に100人を動員しての臨戦体制だった。
 午前9時、入間基地友の会の荻野光男氏の先導で地元10地区のミスのお嬢さんのパレード。沿道からかけ声と拍手が投げかけられる。自衛隊行事でミスが登場するのは珍しい。
 フライトの一番手は予定通りT‐4、YS‐11、V125で始まった。陸自第1空艇団の落下傘降下では60人があざやかな操作で秋空に舞いながら滑走路に着地して大拍手をあびた。
 新潟県中越地震で活躍した救難機展示ではUH‐60Jから隊員がロープを使って降り、被災者を吊りあげるシーンを展開し観覧者は静かに見守っていた。また格納庫でもファイバースコープや、ケーブルウインチ、浄水装置など救難グッズには熱心な質問をする人が多く災害を身近かにみている感じだった。
 午後1時のブルーインパルスの曲技飛行が近づくと場内は文字通り黒山、満杯で歩くことも出来ないほどになった。
 その中、T‐4、6機による飛行展示。ハートを描くパーティカルや降下しながら5方向に飛び去るレインフォールにはため息と歓声、滑走路すれすれに2機が飛びながら交差するインバテット、新体操のリボンのようなコークスクリューには危ないと思わず声を出す人も、さらに垂直に上昇、まっすぐ降下する時にはびっくり、のち大拍手。。午後3時半からののF2によるフライバイまでギャラリーは最後の最後まで楽しんだ。
 例年好評の売店通りにもお客さんが大勢くり出した。朝、山のように作っていたやきそばもうどんも見るまに売り切れ、自衛隊商品を物珍しそうにタッチしたり仲間ではしゃいだりここも一日中にぎやかだった。

HOME's English Class(防衛ホーム英語教室)
SHE LOOKS LIKE YOUR FIRST GIRL FRIEND
(シールックス ライク ユア ファースト ガール フレンド)
彼女はあなたの最初の恋人みたいね
 Hi!皆さん。お元気ですか。沖縄は台風シーズンも終わり、気温が下がり、湿度も50%台と低くなり、爽やかな日々が続いています。本土では、かなり冷え込んできていると聞いています。ご自愛ください。
 さて、今回の表現は、少々年輩向けの表現かも知れません。“she 1ooks like your first girl friend.”「彼女はあなたの最初の恋人みたいね」です。若いアメリカ人夫妻が言うことはないかも知れませんが、中年の夫婦で交わされる会話です。妻が、非常に見にくいお面をつけた人、或いは滑稽な人を見た時に、夫に向かって言う表現です。「最初につきあった相手はあんな風だったんでしょう?」と言ってるのです。
 これだけでは意味が分かりませんが、その後に「あなたは幸せね。私と結婚できたんですもの。」と続きます。つまり、自分は可愛くて素晴らしい女性(妻)だと自画自賛している訳です。正直なアメリカ人の男は、真面目に「そうだよね。全くその通りさ」と対応し、妻との愛を確認するという論法です。
 まあ、日本の風土には合わないかも知れませんが、こういう言い方もあることを覚えておいて下さい、役に立つかも知れません。
 今年の冬は冷え込みが厳しそうですね。くれぐれも御自愛され、年末の忙しさを乗り越えてください。See ya!
 (陸幕防衛部=在沖縄米海兵隊司令部キャンプ・コートニー勤務)〈スワタケル〉

雪月花
 東京は今や秋の色が真っ盛りだ、市ヶ谷周辺でも都心とはいえ素晴らしい「秋」がある。防衛庁正門から市ヶ谷濠に出ると桜の枯葉が足下をくすぐって飛んでいく。桜の木が一年中で一番休める時かもしれない。パリが引越ししてきたような迎賓館、その前庭はテレビやモデルさんの撮影クルーをよく見かける所だ。枯れかけた白樺の葉と松の緑、建物のホワイトとのコントラストが美しい。一度中に入ってみたいと思うものの無理なことだ。学習院初等科の前を下って行くと左手に東宮御所が続く、皇太子御一家がお住まいになっている。その一角で先日園遊会が行われた。歩道のかえでが秋のトンネルを作っている。のんびりしていると警備の人に見つめられるので、ここだけは早足の方がいいようだ。権田原には明治記念館がある。OBのYさんが勤めているので中庭に入れてもらったことがある。結婚式場の広告ポスターに使っているあの風景で、一年中芝生がきれいだ。通りを渡ると神宮外苑、学生時代血を躍らせた、今でも年に何回かプロ野球を見に来る。球場前のいちょう並木は私の知る限り日本一ではないだろうか、風格、背景、立地などを見ても。春夏秋冬どの景色も好きだ。緑から少しづつ黄色になってくる変化もおもしろい。子供が小さい頃、家族で葉っぱ合戦をしたことが懐かしい。若い人向けにテレビや雑誌に紹介される青山通り、以前とそんなに変ってない。昔よく行ったケーキ屋さんもそのままだ。コーヒーにモンブランを付けてひと休み、このあとどうしようか、とボーっとするのもいいものだ。(所谷)

Home
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2008 Boueihome Shinbun Inc