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   2004年8月15日号
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自衛官等定期異動 2,10面
(8/15号紙面をご覧ください)

アテネで勝利を!!盛大に壮行会
<五輪代表4選手>
自衛隊体育学校選手団が石破長官(右)にアテネオリンピック出場を申告、固い握手で勝利を誓った。前列左から田澤、井上、小西、柳田選手(7月20日、防衛庁で)
 アテネオリンピックが8月13日からいよいよスタート。29日まで17日間にわたり28競技、301種目の熱戦が繰り広げられる。自衛隊体育学校(校長・那須誠陸将補)で出場を決めた柳田勝3陸佐(射撃班、4回目出場)、田澤修治3陸尉(同、初出場)、小西ゆかり3陸曹(同、初出場)、井上謙二2陸曹(レスリング班、初出場)の4選手は開幕を間近に控えた7月18日、体育学校で開かれた壮行会に出席、20日には石破茂防衛庁長官、先崎一陸幕長に参加申告を行った。
 「誇りと歴史の重さを力に変えて更なる発展を祈る」「日頃鍛えた体力、気力、技術を思う存分発揮して下さい」−−。4名の隊員を励まし、力づける壮行会が体校創立43周年記念式典とあわせて同校で盛大に開催された。
 壮行会では、共催代表者と那須校長の挨拶、来賓の祝辞の後、満場の拍手に迎えられ4名の選手が入場。体校関係者や協力団体、地元協力者など約300名を前に緊張した面持ちでありながら堂々と壇上へ上がり4名が一人ずつ挨拶した。小西選手は「本番では一発一発最後まであきらめず平常心をもって戦い抜きたい」、井上選手は「全国23万人の自衛官の代表と思い、自分の可能性を信じ金メダルに向かって頑張る」、田澤選手は「今まで支援、指導してくれた方の熱い思いを胸にアテネに日の丸を上げる」、柳田選手は「夢と希望を弾に込めて的に当て、いい成績を残したい」と述べそれぞれの決意を新たにした。選手たちの明るい表情と力強い意志がみなぎるその姿に、会場からは「頑張れ!」と声援が飛び交う。引き続き懇談の席でも絶え間なく励ましの言葉がかけられ、選手たちも固い握手で応えていた。
 翌々日、那須校長をはじめとする6名の監督・コーチら委員を含む選手団は防衛庁を訪れ、先崎陸幕長、石破長官に相次いでオリンピック参加の申告を行った。
 陸幕長は選手たちを「世界ランキングで選ばれた誇り高き選手」と称え、「競技は自分との戦い。健闘を祈る」と激励。石破長官も「持てる力を存分に発揮し、悔いのない戦いをすれば結果は必ずついてくる」と活躍を期待した。選手を代表して柳田選手は「イラクの復興支援に負けぬようアテネの地においてスポーツによる貢献で目に見える成果を出せるよう精一杯戦います」と述べ勝利を誓った。
 競技種目、競技日は次のとおり。
 ◆柳田3佐▽10mエアライフル立射=16日(月)▽50mライフル伏射=20日(金)▽50mライフル3姿勢=22日(日)◆田澤3尉▽エアピストル=14日(土)▽ラピッドファイアピストル=21日(土)◆小西3曹▽スポーツピストル=18日(水)◆井上2曹▽フリースタイル60s級予選リーグ=28日(土)▽同決勝トーナメント=29日(日)

真夏の夜に広がる輪(和)
<市ヶ谷駐屯地基地盆踊り大会>
揃いの浴衣にチビッコ花火 高級幹部、在日米軍家族も参加
威勢のよい合いの手に誘われて我れも我れもと踊りの輪が広がった
 市ヶ谷駐屯地・基地(陸司令・宮崎将補、海司令・小林1佐、空司令・古河1佐)は、7月24日の夕方、市ヶ谷自衛隊友の会の共催、港区防衛親交会の協賛で盆踊り大会を開催した。
 このところ東京は記録的な猛暑が続き、当日も気温が35度を超す真夏日となったが、午前中から隊員は吹き出る玉のような汗をぬぐいながら、東儀仗広場に櫓を組みテントを張り模擬売店を開設し、正午過ぎには準備を完了した。夕方には会場の提灯に灯りが入り予定通りの開催となった。
 プログラムは、主催者等代表の挨拶のあと、各部隊対抗踊り・地元婦人部紹介踊り・チビッコ花火大会と、今年は練馬駐屯地「練武連」、朝霞駐屯地「振武連」、練馬北町商店街「ぽんぽこ連」合同の阿波踊り及び双里浜駐屯地「久里浜太鼓」が参加するなど盛りだくさん。参加者は、海江田万里衆議院議員や守屋武昌事務次官をはじめ、部内外合わせて約3,800名と昨年以上の賑わいを見せ、一般席は大会開始前から満席となった。
 盆踊りは、櫓を中心に踊りの輪が二重、三重に広がり在日米陸軍の家族や地元婦人部の揃いの浴衣、各部隊の半被が会場に華を添えていた。
 一方、正門大階段では、駐屯地曹友会が企画したチビッコ花火大会が催され、集まった大勢の子供達は大きな歓声をあげながら様々な花火を楽しんだ。また、会場周辺では、参加した人々が楽しく歓談したり、チャリティー模擬売店で買い物をするなど、恒例となった市ヶ谷台の盆踊り大会で真夏の夜のひとときを過ごした。

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