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   2004年8月1日号
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平成17年用事故防止ポスター、カレンダー等
入選者決定
12月初旬までに各部隊に配布
 陸幕警務管理官は7月12日、先崎陸上幕僚長及び林陸幕副長に対し、平成17年用事故防止ポスター・カレンダー等応募作品の審査報告を行い、このほど入選者を決定した。
 事故防止ポスター・カレンダーは、隊員の自律心の振作を図ることを目的として、毎年、全国の陸上自衛隊に所属する隊員からポスター画、カレンダー用写真・標語を募集しているもので、今年は、交通事故防止、金銭事故防止、セクハラ事案防止、暴力事案防止、飲酒事故防止の5つのテーマを対象としたポスター画100点及び標語74点、「活力に満ちた精強な陸上自衛隊」、「誇り高き陸上自衛官の心得(「挑戦」「献身」「誠実」)を表現する写真100点の合計274点の応募があった。
 作品は、手書きの力作のほか、コンピュータグラフィックスを使用したポスター画、現場の臨場感溢れる陸上自衛隊らしい写真や隊員が主役となっている写真が多く出品されていた。
 審査会は、7月8日・9日の両日、防衛庁厚生棟地下1階にある多目的ホールで市ヶ谷駐屯地所在の隊員及び職員約270名、審査委員10名の投票によって行われた。
 先崎陸上幕僚長は、審査を通過した優秀作品を、1点ずつ丹念に見て回り、いずれおとらぬ隊員の力作におおきくうなずいていた。
 入選作品は、事故防止ポスター5種類各4千枚の合わせて2万枚、事故防止カレンダー9千部として作成され、12月初旬までに各部隊に配付される予定。
 入選者は、次のとおり。
 【事故防止ポスターの部】交通事故防止=桑本2曹(東方後支)、金銭事故防止=西原3曹(48普連)、セクハラ事案防止=吉川士長(6高群)、暴力事案防止=西原3曹(48普連)、飲酒事故防止=西原3曹(48普連)
 【事故防止カレンダー用写真の部】1・2月=福士2曹(5戦)、3・4月=中嶋3曹(14普連)、5・6月=矢次曹長(山口業)、7・8月=寺倉1曹(5偵)、9・10月=高嶋1曹(2教団)、11・12月=山瀧准尉(2後支連)
 【同標語の部】交通事故防止=別府士長(1特団)、藤野士長(3施大)、金銭事故防止=藤田2曹(美唄業)、セクハラ事案防止=小野寺3曹(1空挺団)、暴力事案防止=鈴木1士(1施大)、飲酒事故防止=金森士長(10特連)

各種特別企画を実施
夏休みは陸自広報センターへ
 陸上自衛隊広報センター(朝霞)では「夏休み特別企画イラク復興支援活動展」「広報センタークイズラリー」「よさこい踊りお披露目」「全自衛隊美術展」の各イベントを次のとおり開催します。
 面白くて、ためになる広報センターで夏の暑さを吹き飛ばすとびきりの体験をしよう!!
〈イラク復興支援活動展〉
 【実施期間】7月28日(水)〜8月22日
 【展示内容】写真パネル展、ビデオ上映、装備品展示他。お楽しみ企画=(1)イラク支援関連車両体験試乗▽8月1・8・22日▽抽選(2)イラク支援活動車両(軽装甲機動車)ラジコン操縦▽毎日(雨天時除く)10時半及び15時▽幼児(保護者同伴)から小中学生(各回30名抽選)(3)スタンプラリー▽平日のみ▽どなたでも可。参加者には抽選で自衛隊限定チョロQプレゼン
ト。
〈クイズラリー〉
 【実施期間】8月10日(火)〜22日(日) 全問正解者にはクジ引きで富士総合火力演習チケットをプレゼント
〈よさこい踊りお披露目〉
 【実施日】7月31日(土)、8月1日(日)13時以降▽朝霞彩夏祭参加チームが披露します。
〈全自衛隊美術展〉
 【実施日】8月25(水)〜31日(火)▽自衛隊員の力作(絵画、書道、写真)をご鑑資ください。
 ※10時〜17時開館(月曜日、第4火曜日休館) 入館無料 電話03・3924・4176(直通)

浜田副長官に報告
人事関係施策等検討会議
 防衛庁では昨年9月11日の不祥事防止会議で、現行の不祥事防止施策のフォローアップ作業を実施することを決め、その充実・強化について検討を行うため副長官を長とする「人事関係施策等フォローアップ会議」を設置するとともに部外有識者からなる「人事関係施策等検討会議」を開催することを決定した。
 このことに伴い、「人事関係施策等検討会議」では昨年10月以降、現行の不祥事防止施策のフォローアップ作業についての点検・評価を実施するとともに今後の不祥事防止施策の在り方について検討を行ってきた。そして、このほど同会議としての意見が取りまとめられたことから7月14日、座長の栗林忠男氏から浜田靖一副長官に対して報告が行われた。
 ※人事関係施策等検討会議の委員は次のとおり(敬称路)▽座長・栗林忠男(慶應義塾大学名誉教授、東洋英和女学院大学国際社会学部教授)▽座長代理・福田忠典(元陸将、元富士学校長)▽仮野忠男(政治ジャーナリスト)▽桐村晋次(日本経営倫理学会理事、古河物流椛樺k役)▽杉山隆男(作家)▽田辺邦子(弁護士)▽津久井建美(元空将補、元第11飛行教育団司令)▽冨田稔(元1海佐、元艦船補給処副処長)

「頑張っています」 新しい職場
活躍するOB シリーズ
「自衛隊で培った精神を糧に」
出雲水道サービスセンター  山崎 廣文
山崎氏は出雲駐屯地業務隊を3陸尉で定年退職。55歳
 私が出雲駐屯地を最後に退官して、約1年半の月日が経過しました。
 気が付けば、現在の仕事について、ちょうど1年になりました。
 私が再就職した会社は、市の水道局の委託業務会社です。会社の業務内容は、水道の保守、管理、検針などで、私は水道メーター検針業務に従事しています。
 バイクで、当地方の決められた地域を、一軒一軒検針して回ります。毎日の天候が一番気になり、夏の炎天下、冬の道路の凍結など、いずれの辛さも経験しました。検針業務は、このように天候が一番気にかかりますが、同時に、正確、迅速が要求されます。オートバイでの移動ですので、交通安全第一で会社の名を恥ずかしめないよう職務に取り組んで頑張っています。
 正確、迅速、交通安全など、自衛隊で培ったことが、今になって生かされているように思います。
 皆様の再就職の参考に、私が感じた事を申します。
 会社では、健康第一で業務が遂行出来る事、第二に『報連相』、すなわち「報告」「連絡」「相談」が重要なことです。第三に、明るく挨拶をすることが重要です。第四に頭のチャンネルの切替を!。
 最後に、これから退職され(再就職は、まだまだ厳しい雇用情勢が続くとは思いますが、それを認識して、意識改革と、社会的適応力を持って、自衛隊で培った精神を糧に、健康第一で、仕事には、誇りと、やりがいを持って、自分は一年生であることを自覚して、ひたすら頑張ることだと思っています。

<部外者の声>
絶対に入隊します!
<体験学習の感想文>
 茨城地連土浦募集事務所(所長・塩谷1陸尉)は6月8日、茨城県茎崎中学校2年生3名に対し生活体験学習の一貫として、朝霞駐屯地広報センターと体育学校での研修を支援したところ、感想文が届いたので紹介します。
木村裕也君の手紙
 先日は、お忙しい中、僕達の社会体験学習のためにご支援頂きありがとうございました。皆様のおかげで普段ではできない貴重な体験をさせて頂いてとても感謝しています。広報班のお部屋に入って僕達の緊張は、ほぐれました。キーホルダーやシャーペン、また、クラスの人数分のシール等の記念品を頂いてクラスの友達に自慢できました。ありがとうございました。
 そして案内をしてくれた岡野さんは僕が駐屯地について1番初めに見た迷彩服を着ている方でした。歩いて移動しているときにも冗談を交えながら僕達に分かりやすく内部のことを教えて下さいました。とても参考になりました。
 あと何年か後には、もしかしたら今の様な学生ではなく、隊員としてお世話になる日が来るかもしれません。その時はよろしくお願いします。
高野智也君の手紙
 広報班の方々をはじめ体育学校の皆さんなど、お世話になった方々、本当にありがとうございました。
 先日はお忙しい中、朝霞駐屯地の見学や体験学習などをさせて頂き、ありがとうございました。とてもいい体験になりました。朝霞駐屯地は、すごい設備がありました。朝霞駐屯地には関東を指揮する偉い人がいると聞きビックリしました。あと日本に1つしかない女性を育てる学校がありました。すごいと思いました。今回の社会体験学習はとてもいい体験となりました。将来、絶対自衛隊に入ります。もし陸上自衛隊に入るんだったら朝霞駐屯地にお世話になりたいと思います。その時はどうぞよろしくお願いします。
荻原健人君の手紙
 先日はお忙しい中、広報センターおよび体育学校を見学させて頂きありがとうございました。初めての社会体験学習だったので、すこし不安でした。けど陸上自衛隊の皆さんがやさしくしてくれたので、あまり緊張しないで質問などができました。特に心に残っているのは、色々な戦車の種類や爆弾を見せてもらった事です。広報センターでは、ヘリコプターや戦車、ヘリコプターのゲームやピストル、3Dを見せてくれました。先日は朝霞駐屯地に行って自衛隊の1日の生活ぶりが分かりました。朝霞駐屯地に行って社会体験学習の資料になることが沢山ありました。
 色々と面倒を見てくれて本当にありがとうございました。皆さんも頑張ってください。

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