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   2004年4月15日号
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入隊予定者激励会
角界の人気者がエール
<大阪地連>
司会者に浜村淳さん
スペシャルゲスト束関親方 高見盛関
 大阪地連(部長・酒井健陸将補)は3月6日、大阪市北区のサンケイホールで行われた「入隊予定者激励会」(協力5団体主催)を支援した。
 当日会場には、入隊入校予定者やその家族、協力諸団体関係者など約1,000名が出席。本年度の入隊予定者激励会では、浜村淳さんを司会者に、スペシャルゲストとして大相撲の東関親方(元高見山)、そして人気急上昇中の高見盛関も駆けつけ、若人達を激励した。
 【角界から熱い応援団】
 東関親方はハワイ時代州兵だったというエピソードを披露。高見盛関は「厳しい相撲界に負けないくらい皆さんも頑張って下さい」とエールを送り、入隊予定者代表らと固い握手を交わした。また主催団体の一つ、大阪防衛協会の小林公平会長は「イラクでの国際平和のための活動が行われている真っただ中、自らの意思で自衛隊入隊を決断されたことに敬意を表したい」と挨拶。これに対し、陸自一般幹部候補生予定者の岩本真理子さんと陸自一般曹候補学生予定者の上野正智さんは「日本の平和と安全の維持、国際社会の平和に貢献できるよう頑張りたい」「他人に認められる立派な自衛官になれるよう頑張りたい」とやや緊張しながらも力強く決意を述べた。
 このあと信太山駐屯地同好会による躍動感あふれる菊水太鼓、スライド上映を交えた東ティモール・インド洋等海外PKO活動経験者からの激励、富田林高校バトン部や関西外国語大学チアリーダー「パイレーツ」による元気溌剌とした演技、陸上自衛隊中部方面音楽隊による華麗な演奏など、例年にも増して大いに入隊予定者を魅了した。

夢を与えるプレゼント
東ティモールの子供達へ
<大分地連>
 大分地連(部長・山本直男事務官)では、自衛隊父兄会大分県支部連合会(増田幸生会長)大分市支部植田分会(御手洗登志生会長)の会員約110名から、東ティモールの子供達へのプレゼントとして筆記具、楽器、玩具などを収集、現地に送った。
 これは、ある新聞記事を見た会員から声が挙がり実現したもので、当初は派遣隊員への慰問品をと考えていたが、現地の子供達に隊員からのプレセントとして送る事にした。
 【荷造りに四苦八苦】
 地連に送られてきた慰問品は段ボール箱十数個分。中には使っている物もあるが、ほとんどが新品の鉛筆、ボールペン、ノートなどの筆記員の他、ピアニカ、ハーモニカ、たて笛などの楽器類、本の付録教材など多種多様。今では使われなくなった品々が異国で再び目を覚まし、子供達に夢を与えようとしている。
 地連では現地への発送のための荷造り作業を部長をはじめ担当部員が実施したが、その仕分けに四苦八苦、その量に「力を合わせれば、凄いな」と、改めて感嘆の声があがった。
 大分県では、東ティモール国際平和協力業務への派遣隊員が30名いることから関心も高く、県連支部としても現在基金を募り近日中に「子供達に夢を与えるプレゼント」を送る予定だ。

幹部学校戦略教官室 大坪1佐がPKO経験を講語
<福岡地連>
 福岡地連(部長・安部壽和1陸佐)は3月3日、県議会棟にて開催された福岡県防衛議員連盟主催による防衛協力者等との名刺交換会を支援した。まず、防衛議員連盟の要望の強かった自衛隊の国際貢献(東ティモール)について、陸自幹部学校戦略教官室副室長・大坪義彦1陸佐による防衛講話が実施された。
 大坪1佐は、平成2年に外務省に出向して以来、3度にわたり国外勤務を経験。今回は、平成15年のPKO勤務経験から、「国連平和維持活動の現状〜第2次東ティモール派遣隊長としての経験」について講話した。
 自衛隊の実施してきたPKOの経緯を追いながら、派遣隊長時代の活動を紹介しつつ、PKOの活動の枠組み、活動の意義を考察するもので、一般者にわかりやすく構成され、プレゼンテーションの機能をフルに活用し、洗練された内容であった。動画による東ティモールPKO活動時の道路補修作業や住民との交流紹介、また、予想もしなかった現地での新たな任務や、「国民の理解と信頼があれば、それが治安維持活動となる」など、経験者ならではの重みある言葉に、聴衆は熱心に聞き入っていた。
 会場に設けられた約90の席が満席の状態で始まったが、途中からも多数の議員等が訪れ、立ち見者も出るほどの盛況を見せた。最後に、「国民の期待があれば、隊員は喜んで危険に身を投じる」と、引き続き自衛隊への応援を依頼する講話者の言葉をもって、盛大な拍手とともに締めくくられた。

小・中高生と手作り演奏会
<佐賀地連>
 佐賀地連(部長・小原繁1陸佐)発。
 2月14日、佐賀県有田町の博記念堂において、有田・西有田町防衛協会主催、同地区父兄会協力による目達原駐屯地音楽部(部長・中島曹長)16名と地元小・中・高校の吹奏楽部が共演した合同演奏会「有田・西有田ミュージック・フェスティバル」が開催され、約600名の観客が集まった。
 演奏会は、西有田中学校、有田工業高校、西有田中学校吹奏部の順に演奏が行われ、これに引き続き、目達原駐屯地音楽部によるポップスサウンドの演奏で会場を和ませた。特に、ここ佐賀を有名にした曲「佐賀県」の演奏では、曲に合わせたパフォーマンスにより会場を沸かせた。次に、音楽部と大山小学校金管バンドによる演奏が実施され、ソロ演奏では小学生とは思えない演奏に、観客から賞賛の拍手が送られた。演奏会のフィナーレは、有田町少年少女合唱団も加わり、約140名による合同演奏が行われた。場内が観客と一体となり、大いに盛り上がる中、盛会裡のうちに終演した。
 終演後、目達原駐屯地音楽部員が大山小学校金管バンドの一人一人に演奏指導をユーモアを交え行った。小学生から「自衛隊のオジサン、ありがとう」と大いに感謝された。
 なお、この演奏会では有田・西有田自衛隊父兄会会員による「うどん」と「おにぎり」の炊き出しが行われ、学生達の美味しそうにほおばる笑顔で溢れていた。支援した会員は口々に「来年以降も、地域の人に自衛隊ばもっと分かってもらわるっごと(分かってもらえるように)、演奏会ばしっかい応援せんば。」と話していた。

イラク無事祈る
黄色いマグネット
<京都地連>
 京都地連・(浅見憲司1陸佐)、福知山募集事務所管内で組織する自衛官募集相談員会(福井明生会長)は、「第1次イラク復興支援群」の派遣に伴い、無事に任務を完遂されんことを願い、黄色いハンカチならぬ黄色いマグネットに「イラク派遣無事帰還」と記して自家用車等に貼る活動を開始した。広く国民の皆様に声援の気持ちを広める運動の一助となればとしている。

<地連 東西南北>
びわ湖音楽演奏会
<滋賀地連>
 防衛協力4団体主催の"2004"自衛隊びわ湖音楽演奏会が2月22日、滋賀県や大津市をはじめ新聞テレビ各社など15団体の後援と、地元高校2校を含む5団体の出演、近隣部隊の支援を得て、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールで開催された。
 演奏会は、滋賀県防衛協会高橋会長の挨拶に続き、オープニングのファンファーレからフィナーレの消灯ラッパまで、終始和やかに進行した。幕間にインタビューや花束贈呈を交えながら、今津駐屯地「滋賀10戦太鼓」の勇壮で力強い太鼓に始まり、守山女子高バトン部の華やかなバトントワリング、304保安中隊の見事に統制された演技、比叡山高校吹奏楽部の爽やかな演奏と続き、最後は中部方面音楽隊が「タイタニック」や「男はつらいよ」などの映画音楽を感動的に演奏した。演技や演奏が終わるたびに客席を埋めた約1,500人の聴衆から大きな拍手が沸き起こり、2時間の演技演奏を満喫した。
 びわ湖音楽演奏会の模様は、地元テレビ局のニュースとして、また中日新聞に記事として取り上げられた。

不安と自信…
決意新たに激励会
<山口地連>
 山口地連(部長・吉松卓夫1空佐)は3月13日午後、山口市内の「ぱるるプラザ・大ホール」で山口県下の3、4月入隊・入校予定者激励会を支援した。
 この激励会は、山口県防衛協会、山口県隊友会など24自衛隊協力団体が主催し、入隊・入校予定者187名と、その家族を対象に開催されたもので、4回目となる今年は、来賓として県選出の国会議員、山口県知事、県議会議長、県内各市町村長、入隊・入校予定者のある大学高校・中学校長、県内自衛隊の7つの基地等の司令など、多数の参加を得て満席の中で実施された。
 来賓祝辞や、先輩隊員からの激励の言葉を受けて予定者からは、「今までの不安が取り除かれ入隊の決意を新たにしました」と自信に満ちた声が、また家族からは、「我が子が故郷や家族から離れる寂しさと、自衛官としての道を志す晴々しさとが複雑に絡み合っています。しかし安心して勤務できるように送りだしてやりたい」と親らしい言葉が聞かれた。
 式の後、激励演奏会として、山口駐屯地・第17普通科連隊音楽隊(同好会)および山口駐屯地の曹友維新太鼓の演奏があり激励会に華を添えた。

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