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   2004年2月1日号
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海曹予定者 初任海曹 元気に入隊
<佐世保教育隊>
 平成16年の新年を迎えたばかりの1月8日、佐世保教育隊に第100期初任海曹課程59名および第27期一般海曹候補学生海曹予定者課程121名の合計180名が教育入隊し、尾崎佐世保地方総監はじめ、部内から多数の来賓を迎え始業式が行われた。
 今期の初任海曹課程では、曹候補士出身者が第7期から第10期までの32名、練習員出身者が第282期から第322期までの27名。不断の努力を実らせ、3等海曹の真新しい制服に身を包んで入隊した。また海曹予定者課程では、北は下総から南は沖縄までの各地で部隊実習を終えた27期曹候の同期が、海曹となるための仕上げの段階として気分を新たに入隊した。
 式では司令から「海曹としての自覚を確立せよ」「心身を鍛練せよ」との式辞、佐総監から「海上自衛官であることを誇りとせよ」との訓示を受け、隊歌「海を行く」を元気一杯斉唱し締めくくった。
 入隊者は初任海曹課程1個分隊、海曹予定者課程2個分隊に分かれ、これから約2か月半にわたり海曹として必要な精神的、身体的基盤を育成するとともに、部下指導についての基礎的な教育を受ける。分隊員数がほぼ同じであることから各種分隊対抗競技での競り合いが期待され、始業式直後から各分隊とも意気が上がっていた。

上級海曹会が少年学院を慰問
<下関基地隊>
 下関基地隊(司令・森田寧1佐)の上級海曹会は、12月26日下関市内の社会福祉法人なかべ少年学院(馬渕春枝学院長)を慰問した。上級海曹会(会長・大西清美海曹長)が、社会奉仕への意識の高揚を図り、地域との交流を拡大して防衛基盤の育成に寄与することを目的として平成3年から毎年実施しているもの。
 【お正月ありがとう】
 「なかべ少年学院」は、戦後の戦災孤児の保護に端を発し、昭和21年8月、児童福祉法に基づく乳児院並びに養護施設として設立され、以来青少年と乳幼児の健全な養護育成に携わり、これまでに約5千名の青少年が巣立っているという。
 ここには身寄りの無い子供や事情があって肉親と一緒に生活できない乳幼児から高校生までの85名が生活している。そのうちの約半数は肉親や里親と一緒に正月を過ごすが、残りは学院で正月を迎える。
 当日は冬型の気圧配置で、小雨模様の中での餅つきではあったが、隊員は元気溌刺で餅つきを実施した。下関基地隊染め抜きのハッピ姿の隊員25名は、文房具などのお土産を持参して、午前9時に職員や子供たちに迎えられ到着した。会長以下の隊員たちはほとんどの学院生と顔見知りであり、1年ぶりの再会を懐かしみ、和やかに歓談し親交を温め合った。
 【来年も必ず】
 学院の玄関前には、石うす2丁と杵8本が用意され、上曹会代表からあらかじめ学院に届けられていた1俵の餅米が学院の職員により、準備万端。隊員たちは、学院職員や学院生らと一緒になって杵を振り上げ、周りからエイサー、エイサーと威勢のいい掛け声に励まされながら、約2時間をかけて1俵の餅をつきあげた。餅つき終了後、食堂において、本部経理課・姫野輝夫曹長の司会進行により、学院生と一緒にビンゴゲームに興じた。ゲームが佳境に入り、当たり番号が発表される都度、歓声と落胆の声が飛び交う。大西会長からのあいさつに続き、学院生代表に隊員の浄財と文具などをお年玉としてプレゼントし学院長から感謝の言葉が述べられた。最後に学院生と語らいながら昼食のカレーライスを御馳走になり、来年の訪問を約束して帰路についた。

つんく♂氏が入隊予定者へ
「夢とロマンをもって頑張ろう!」
<東京地連>
「モーニング娘。」のプロデューサーとしても知られている「つんく♂」氏が東京地連協力10団体主催で行われる「自衛隊東京音楽まつり」を支援。この春、自衛隊へ入隊・入校する若者たちにビデオレターでエールが送られることになった。
 この企画は、「普通の女の子」を一流アーティストに育てている「つんく♂」氏に、これから入隊・入校をしようとする「普通の若者」に対してエールを送ってほしいと、東京地連広報室長・高根弘子3陸佐が、達筆な毛筆の手紙で直訴し、実現したもの。
 収録は、第301映像写真中隊の協力を得て南青山のスタジオで行われ(=写真)、3月6日、日比谷公会堂で放映される。

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