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   2004年1月1日号
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回想の70年代音楽 (23)
2003年の弔鐘
謹賀新年 本年もよろしくお願い申し上げます
 だいき ついこの間紅白歌合戦を見てああだこうだと言っていたと思ったら、もう'03年も終わり。本当に月日が経つのは早い。今回は'03に亡くなった方の思い出を述べたいと思います。
 ひろか まず俳優の名古屋章氏。逝去の直後にレギュラー出演していたTV朝日系の土曜ワイド劇場の人気作「森村誠一の"駅"シリーズ」(片岡鶴太郎主演)が放映され、名古屋氏を追悼するテロップが流れた時には、本当に惜しい役者さんが亡くなったなと残念でなりませんでした。
 だいき 名古屋氏は70年代はじめにも桜木健一主演の刑事ドラマ「刑事君」(日本テレビ系)で上司の刑事役をやっていたんだ。この「刑事君」のチームは30分の放送時間内で事件を解決するから1時間かかる「太陽にほえろ」や「キーハンター」より優秀だなんてギャグもありましたが……。
 ひろか 歌手の方では「女心の唄」、「ネオン川」のヒット曲のあるバーブ佐竹氏が12月5日に68才で亡くなりました。パパなんか02年の暮れにスポーツ紙でバーブ佐竹が熱海の岡本ホテルでディナーショーをやるという広告を見て、ああ健在なんだな、温泉に入って泊まりがけで行ってみたいななんてオヤジっぽいことを言っていましたが、それもかなわないことになりました。
 だいき まことに失礼ながらとても特徴的な風貌と似つかわしくない甘い声が、小学生だったパパの記憶に残っていたようですが、本人も「顔じゃないよ、心だよ」と常々言っていたのだから許されるでしょう。バーブ佐竹氏と双壁なのは当時では菅原洋一、そのあとは山下達郎か。
 ひろか 最近の紅白を見ますと、歌詞があってなきがごとき曲や、十年一日のごとく変化のない演歌調の詞・曲にうんざりさせられますが、この点、かの「女心の唄」は"あなただけはと信じつつ"ではじまる正統派の七五調、4つのフレーズできちんと起承転結がある見事な歌詞です。曲もブルース系でムードのあるスローなリズム、本当に今の連中にお手本とさせたいな。謹んで哀悼の辞を捧げます。
 (情報)キングレコードから今年3月24日に追悼盤が発売され、「女心の唄」、「ネオン川」など代表曲を収録する。(12月10日付夕刊フジより)

寄せ書き 年女・年男
新たな一歩
12普連本管中(国分) 士長  下宮亜希
 今年は、年女と合わせて陸曹教育隊に入校と、自衛官としてとても大きな節目を迎える年となります。
 入隊以来5年が過ぎようとしていますが、振り返ってみて特に思うことは、「人との出会いを大切にしたい」ということです。
 いろいろな思い出の中に、必ずと言っていいほど私以外の誰かが存在し、思い出に花を添えてくれました。それは、良くも悪くも私を成長させてくれるきっかけとなりました。
 私は、「人は一人では生きていけない」と思っています。沢山の人に支えられ、また自分もその人達の助けとなって生きて行くのです。これから出会う人も今まで出会った人も、私の生きてきた証であり宝です。
 入校する前に「孤独に強い人間」ということについて考えてみました。このことを理解し少しでもそのような人に近づけたら、人間的にも成長でき、また、その機会として「入校」が相応しいのではと考えました。
 新たな一歩は素敵な道が開けるよう、今まで生きてきた自分の全てと明日への希望をこめて、思い切り踏みしめ歩いていきたいです。
年男の新年抱負
第39普連 本部管理中隊 曹長  棟方利明
 年男として新たな年を迎える事になりました。現在、自分は連隊の補給業務の担当者として4科勤務をしています。連隊の業務担当者として補給整備組織の最先端にあって使用者と直接接し、物品を請求・受領交付し使用させ、連隊・中隊の町の指揮活動を補佐するものであるから、自己の職責の重要性を常に自覚し業務の遂行に最善を尽くすように努力しています。そのためにもこれからの業務を進めるに当たっての心構えとして
1 明確な根拠に基づいた業務を行う。
2 先行的な業務を行う。
3 労を惜しまない。
4 常に現況を把握。
 以上4項目を新年に向けての目標・抱負にし、これからの業務に望みたいと思います。
年男だ。レンジャーだ。
12普連2中隊(国分) 3曹  猪鹿野竜二
 今年の干支は申年であり、早いもので2回目の年男を迎える。
 1回目は、小学校6年の時だった。あの時は、まさか自分が自衛官になるなんて思いもよらなかった。あれから12年、私は3等陸曹になって初めての年を迎える。
 来年は年男、これを機に新たな目標を立てた。それは、レンジャー教育に参加することだ。陸士の頃から、陸曹になったら絶対に行くと決めていた。しかも年男なので、決断するにはちょうどいいかなあと無理矢理だが決めた。
 そのためには日々の体力トレーニングを怠らず、教育に参加するからには厳しい訓練にも耐えて最後まであきらめずに頑張り抜き、これからの自衛隊生活に少しでも役立つようひとつでも多くのことを学んでいきたい。
三度目の申
第342施設中隊(名寄) 2陸曹  中上聡
 今年、3度目の干支「申」を迎え、色々と忙しい1年になる気がしています。何故ならば、今まで私の転機になる様な出来事が起きているからです。先回は、陸曹に昇任し海外派遣等、大変貴重な体験をさせて頂きました。先々回は、子供の頃の話で忘れてしまいましたが、怪我をして、これを機に体を鍛え出した事を覚えています。この様に今迄の出来事が、自衛官生活の肥やしとなり、今までの人生に影響を与える「なにか」が確実に起きているわけです。
 我が中隊は、名寄駐屯地を離れ釧路駐屯地へ移駐します。しかし、人員は釧路へ移動せず、大半の者は、岩見沢へ配属されます。これが「3度目」の転機なのです。次の部隊での事を考えると、正直不安で一杯ですが、この「ドキドキ感」が、逆に私を前向きな考え方にしてくれるのです。
 さすがに中隊では、オッサン扱いされますが、まだまだ訓練・体力・酒飲みでは「若い者」には、負けないつもりです。(こんな事を言いだしたら年寄りだと言われますが)今以上に向上する様に日々練成していきたいと考えています。
 このご時世、何が起きてもおかしくない世の中です。しかし、希望と期待を胸に「ドキドキ感」を持ち続け、毎日を楽しみながら「3度目の申」を過ごせればと考える36歳です。

「頑張っています」 新しい職場
活躍するOB シリーズ
(株)綜合創研(長崎市)  西依大祐
平成14年7月、第4施設大隊=大村駐屯地を陸士長で退職
 3任期6年間の中で、「陸曹を目指して頑張ろう」とか「退職して新しい仕事をやりたい」とか色々迷い悩みましたが、結局私は後者の方を選択しました。周りからは、この不況の時代再就職は厳しいと言われたりもしましたが、「自分に合った仕事が必ずあるはず」と自分を信じ、現在の会社に入社しました。
 会社には色々な事業部がありますが、私は警備事業部に所属し、営業主任として様々な業務を担当しています。何もかもが初体験で、接客や電話の応対・パソコンでの書類作成・警備隊員の配置や教育と指導など、覚えることが沢山あり時間に追われていますが、とても充実した日々を送っています。
 私が入社して一番苦労したことは、「何事も自ら進んで行動しなければならない」ということです。特に営業に関しては、取引先の情報を他社に先んじてキャッチし資料をまとめたり、様々な会議の場で自分の意見を発表したりと、自ら考えてやらなければならないことばかりで、今まで指示されたことだけをこなしてきた私にとっては、最初のうちは苦労の連続でした。
 退職して再就職を控えている方、または目指そうとしている皆さんも、在隊中の経験は、次の職場でも必ず発揮できると確信しています。何事にも自ら進んで行動して、目標に向って頑張って下さい。
 私もまだまだこれからです。益々、努力と精進を続けて行く覚悟です。

新年の抱負
7普連本管中隊 准尉  山下道弘
 今年は、節目である人生の中の結節(年男)を迎えるわけですが、あまり肩肘張らず自分に出来る仕事を一生懸命やり、少しでも中隊・連隊のために役立てるよう、自分の役割をこなしていきたいと思っています。
 そのためには、先ず健康が一番だと考えております。私は自衛隊に入隊以来おかげさまで大きな病気・怪我等をすることなく今日を迎えておりますがこれからが注意を要する時期であると思っていますので、健康管理を適切に実施し、真に役立つ自衛官として日々の鍛錬を怠らず邁進していきたいと思っています。
 また、この節目を第2の人生に向けての準備段階と位置づけ、自己啓発等に取組み、今後の人生についても真剣に考える年にしていきたいと思っています。尚、家族に於いても、子供は成長期の真っ最中であり、まだ力を抜くわけにはいきません。
 家庭での指揮官として親父の威厳を保ちつつ家族の絆も大切にしていきたいと思います。以上のことを年男の抱負とするとともに、この節目が、これからの自分の人生に生かせるよう、日々努力することを忘れないようにしていきたいと思っています。
第427会計隊(弘前) 2曹  梅田房男
 新年明けましておめでとうございます。今年、年男を迎えるにあたって抱負を述べたいと思います。
 今までは、部隊の中堅陸曹として訓練や業務に励んできましたが、これからは幹部・上級陸曹の方々のアドバイスなども聞き、私も上級陸曹の仲間入りができるよう努力し推進していきたいと思います。そして、これからも部隊に役立つよう何事も一生懸命取り組み、部隊に貢献できるように頑張っていきたいと思います。
国分駐屯地業務隊 1尉  中尾優子
 申年生まれの年女です。20代早々に結婚し、仕事と家庭の両立で30代までは全く自分の時間を作り出す事ができませんでした。
 子供達もそれぞれの道に向かって進んでいます。5人の家族が5カ所に別れて生活していますが、週末に一緒に団欒を持つことが出来る幸せを感じているこの頃です。
 今、人生の折り返し地点です。人生時計は1時を過ぎた頃だと思います。これからはやりたかったことが出来るかもしれません。
 今年から、社会に少しでも役に立てるようになるため、7年がかりで夢の実現に向かって頑張ってみよう。ここでは、夢の内容は秘密にしておきます。ただし、協力をお願いする主人にだけは、そっと打ち明けておきます。

隊員家族の声
第39普通科連隊第4中隊(三浦2曹夫人)  三浦いく子
 新年明けましておめでとうございます。昨年は新しい家族が増え、とてもにきやかな1年でした。また、福島での5年間の生活を無事終え、実家に帰ってくる事ができ、私の両親と6人家族で暮しています。じいちゃん、ばあちゃんは、やっと孫が帰って来てくれて嬉しさ半分、やかましさ半分ではないかな?と思います。次男もまだ1才と、ちょうど手がかかる時期であっという間に1日が終ってしまいます。そんな日々の中、子供の成長は凄く楽しみで、昨日できなかった事が今日出来たりしてと、私にとってはあっという間の1日でも、子供にとっては自分なりにコツコツと成長していく努力をしているんだと思い感動しています。これからも健康で素直な子に育ってくれればなあと思います
 我が家の新年の抱負として、家族みんなが健康で仲良く、笑顔で毎日を暮らしていく事です。それともう1つ、今年こそお父さんのヘビースモーカーを止めさせようという計画を実行しようと思います。2人の子供の為にも身体を大事にしてネ! お父さん!

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