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   2003年12月15日号
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女性予備自 技能で活躍期待
<徳島地連>
女性では四国で初めて
予備自補からの任命者
 徳島地連(部長・野村勉1海佐)は、11月1日、本部部長室で三好由扶子予備自衛官補に対し、予備自衛官の辞令書を交付した。
 三好さんは平成14年7月に技能(歯科医)予備自衛官補として採用され、今回所定の教育訓練を終了し、予備1等陸尉に任命された。
 三好さんは、女性で四国初の予備自衛官補からの予備自衛官任命者であり、今後は、第15普通科連隊(善通寺駐屯地)で予備自衛官としての訓練を受ける予定であり、益々の活躍が期待されている。

潜水艦「たけしお」研修
<静岡地連>
 静岡地連(部長・遠藤秀一1空佐)は、このほど海上自衛隊潜水艦隊第2潜水隊群第4潜水隊(司令・河原誉政1海佐)の支援を受け、潜水艦「たけしお」(艦長・大河内哲朗2海佐)の研修を行った。
 この研修は訓練途中の清水港入港に伴い実現したもので、海上自衛隊の基地がない静岡県の特性を踏まえ、部員に対し少しでも知識を深め、募集業務に役立てることを目的に行われたもの。ほとんどの部員が初めての潜水艦研修で、乗員からの説明に対し熱心に耳を傾けていた。狭い艦内環境での乗員の生活や訓練状況などには、厳しい適性検査に合格した潜水艦乗りの誇りと自信の一端を垣間見ることができた。
 地連は本研修を今後の募集広報活動に生かし、優秀な海上自衛官の獲得に努めるよう決意を新たにしたいとしている。

秋の風物詩“バルーンフェスタ”を支援
<佐賀地連>
 佐賀インターナショナルバルーンフェスタが佐賀市嘉瀬川河川敷を主会場に10月29日から11月4日まで実施され、第4特料連隊の隊員33名が支援した。
 世界15カ国からの参加者、100機以上の色鮮やかなバルーンが佐賀平野の空に舞い、大会期間中約89万人の観客を魅了した。
 大会期間中、隊員達の任務は、「計測員」及び「審判補助員」であり、早朝のブリーフィングから夕方の競技終了まで、関係者と交流を図りながら一所懸命に取り組んだ。隊員達の正確で迅速な測定と記録はスムーズな競技運営に大きく貢献し、「自衛隊さんは、厳しい天候や過密スケジュールでも積棚的に支援してくれて助かります。自衛隊さんじゃないと重要な仕事は頼めませんよ」と大会関係者の声も聞かれた。
 佐賀地連では、各種大会を力強く支えている自衛隊の頼もしい姿を今後更に積極的に広報し、「地域とともにある自衛隊」の認識を深めていきたいとしている。

献花・冥福祈り
県戦没者迫悼式
<長崎地連>
 長崎地連(部長・武田功1海佐)は10月21日、大村市の長崎県忠霊搭で行われた「長崎県戦没者追悼式」(県戦没者慰霊奉賛会主催、会長・金子県知事)を支援した。
 同追悼式は毎年2回、春と秋に行われているが、準備には陸自大村・竹松駐屯地、海自大村航空基地に所在する部隊が周辺の清掃や草刈り作業、テント設営などを支援。式典では陸自大村駐屯地に所在する第16普通科連隊音楽集合訓練隊が演奏支援を行っている。
 当日は県内各地から各自治体関係者、遺族会の会員など約4,500人が参列。
 自衛隊からは佐世保地方総監・尾崎通夫海将をはじめ、地連部長、各駐屯地司令が参列し、献花を行い戦没者の冥福を祈った。

めざせ防大!!
223名が挑戦
<大分地連>
 大分地連(部長・山本直男事務官)では11月8日から9日にかけ、大分市内の日本文理大で、本年の締めくくりとなる、防衛大学校の1次試験を実施した。
 今年度の受験者数は223名、その内女子が61名と、自衛隊に対する関心が年々高まってきている。
 試験は注意事項などの説明に続き午前10時に理工、人社とも一斉に開始された。
 会場内では終始静粛に試験が進められ、鉛筆を走らせる音のみが響き渡っていた。
 地連ではすでに推薦合格者5名を出しており、今回の試験で「1人でも多くの合格者が出て、新時代の自衛隊を担う幹部自衛官として活躍してもらいたい」と、大いに期待を寄せている。

北部航空音楽隊 市民1,300人を魅了
<函館地連>
 函館地連(部長・廣江清1海佐)は10月24日、函館市民会館大ホールで、自衛隊協力団体の協賛を得て、空自北部航空音楽隊の演奏会を開催した。(=写真)
 函館での演奏会は今回で連続10回目となる。恒例行事として定着しており、市民から高い人気を得ている。当日も開場1時間前から多くの人が列をつくった。
 第1部は、音楽隊長の松井徹生3空佐が指揮を執り、吹奏楽の醍醐味を広く紹介。第2部は、演奏班長の佐藤哲也2空尉の指揮により、おなじみのポップス曲を披露し、観客から大きな拍手が沸き起こり会場は最高潮に達した。
 また観客から音楽隊に花束が贈られ、鳴り止まぬ拍手のなかアンコール2曲が演奏され、1,300人余りの観客を魅了した。

<地連 東西南北>
驚き・感動・興奮!!
自衛隊を再認識
<岡山地連>
 岡山地連(部長・越川嘉明1陸佐)は11月22日、部外者11名に対し防衛基盤の拡充を図る事を目的に、「自衛隊音楽まつり」研修を実施した。(=写真)参加者全員が初の「自衛隊音楽まつり」研修とあって会場の日本武道館へ向けて22日早朝、胸躍らせ出発した。
 今回の研修で、参加者からは「驚き・感動・興奮の連続であり、自衛隊員の勇姿を観ることが出来た」と感謝の声があり、今後とも
自衛隊への理解と認識を深めるために、各種行事へ積極的に参加する事を誓い本研修を修了した。

一人でも多く合格
防大・防医大・看護学生
<大阪地連>
 大阪地連(部長・酒井健陸将補)では、11月1日から2日にかけ防衛医科大学校の、8日から9日には防衛大学校の採用1次試験をそれぞれ実施した。
 府下の名門私立・清風高校からも多数の受験者が駆けつけ最難関といわれる試験に挑戦した。清風高校からの防衛大学校志願者数は昨年より増加しており、全般的に受験者のレベルが上がってきている。
 当日の会場では、1次合格を勝ち取ろうと目の色を変え参考書に釘付けになる者、『学業成就』のお守りを身に着ける者など、会場はこれまでの試験と比べて静まりかえり、受験者の必死な思いが鉛筆の音と共に、ひしひしと伝わってきた。
 大阪地連では一人でも多くの防大生・防医大生を大阪から出せるよう、今後も組織的募集を積極的に行いたいとしている。
 10月19日には大阪城南西に位置する合同庁舎で、看護学生1次採用試験を実施した。
 この日の受験者数は男子48人、女子244人、合計292人。少子化などの影響で全国的に受験者数が減少傾向にある中、大阪では男子の受験者数は伸びており、一昨年度から開始された男子募集の広報効果が上がってさたものと考えられる。
 正面玄関には、午前8時の受付開始前から多数の受験生が列をなし、試験会場でも真剣な面もちで参考書に目を通すなど、試験への関心の高さとやる気が伺えた。
 試験は午前中に国語・英語・数学・理科の択一式が、午後には作文が行われ、受験生の鉛筆を持つ手には力がこもり、最後まで粘りを見せる姿には合格に懸ける意気込みが感じられた。

夫婦で招集
予備自訓練
<栃木地連>
 栃木地連(部長・出口堅1陸佐)は宇都宮駐屯地で10月10日から14日まで実施された今年度4回目の予備自衛官招集訓練(訓練担任・第2特科隊)を支援した。訓練には精鋭148名の予備自衛官が出頭した。
 普段は会社などで働く企業戦士も、出頭するや速やかに戦闘服に身を固めて自衛官であることを自覚し、同僚との旧交を確認しながら精力的に射撃検定、体力検定などに汗を流していた。今回注目を集めたのは、夫婦で参加した石橋宗義予備陸士長・由紀予備陸士長。2人で励まし合いながら仲良く訓練に取り組んでいた。
 招集訓練最終日は、栃木県隊友会副会長と第12特科隊長を来賓に迎えて表彰式を実施し、3名の永年勤続表彰、1名の上限年齢退職者に顕彰が行われ訓練を終了した。地連では、厳しい経済環境などを克服して招集訓練に応じ、熱心に訓練に励んだ予備自衛官の姿勢に深く敬意を表したいとしている。

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