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   2003年10月15日号
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副長官に浜田靖一衆院議員
嘉数知賢政務官、中島啓雄政務官
 小泉第2次改造内閣が9月22日に発足し、石破茂防衛庁長官は留任した。また、24日の閣議で副長官、翌25日には2名の政務官が、それぞれ決定した。これを受けて防衛庁では新旧副長官、両政務官の離着任行事が行われた。
 25日の午後には、赤城徳彦前副長官が慰霊碑に献花。庁舎前で儀仗隊の栄誉礼を受けた後、名残を惜しむ多くの職員たちに見送られながら歩いて正門に向い、車から手を振り拍手に応えて防衛庁をあとにした。午後4時半には小島敏男前政務官が大きな花束とともに車に乗り込み離任行事を終えた。
 翌26日には、浜田靖一新副長官と嘉数知賢新政務官が燕尾服に身を包んで颯爽と防衛庁に到着。着任行事を行った。午前と午後にそれぞれ慰霊碑を参拝、献花した。当日に発生した十勝沖地震の影響で栄誉礼は自粛された。
 29日の離着任式では、佐藤昭郎前政務官がまず慰霊碑献花を行った。栄誉礼を受けてから正門まで歩く間に、たくさんの職員たちと挨拶を交わし、笑顔で車に乗り込んだ。まもなく登庁した中島啓雄新政務官も出迎えの栄誉礼の後に慰霊碑を参拝し献花。当日午前中に、すべての離着任式が終了した。

 浜田靖一(はまだ・やすかず)副長官略歴▽比例代表選出衆議院議員(自由民主党)▽昭和30年10月 千葉県生まれ▽専修大学経営学部卒業▽代議士秘書、大蔵大臣秘書官、防衛政務次官、衆議院国会対策委員、沖縄及び北方問題に関する特別委員会理事、大蔵委員会理事、農林水産委員会委員、安全保障委員会筆頭理事、安全保障委員会・武力攻撃事態対処特別委員会各理事、イラク人道復興支援・国際テロ防止特別委員会理事、党国防・法務・農林・水産部会各副部会長、遊説局長代理、青年局長、党副幹事長、党政務調査会副会長、国防部会長▽当選3回(衆3回)

 嘉数知賢(かかず・ちけん)政務官略歴▽比例代表選出衆議院議員(自由民主党)▽昭和16年6月 沖縄県生まれ▽早稲田大学第一政経学部卒業▽沖縄県議会議長、沖縄開発政務次官、防衛庁長官政務官、内閣府大臣政務官、衆議院沖縄及び北方問題に関する特別委員会・安全保障委員会・外務委員会各理事、文部科学委員会委員、武力攻撃事態対処特別委員会委員、内閣委員会委員、党沖縄振興委員会副委員長、党外交、農林水産・国防各副部会長、党地方自治関係団体委員長、党内閣部会長代理、国土・建設関係団体委員長、党内閣副部会長、党国防部会長代理▽当選2回(衆2回)

 中島啓雄(なかしま・ひろお)政務官略歴▽比例代表選出参議院議員(自由民主党)▽昭和12年12月 大連市生まれ▽東京大学経済学部卒業▽日本国有鉄道、日本貨物鉄道株式会社常務取締役、参議院運輸委員会調査室長、参議院財政金融委員会委員、決算委員会理事、国民生活・経済調査会理事、憲法調査会委員、党国土交通部会副部会長、党鉄道等基本問題調査会事務局長、党整備新幹線建設促進特別委員会副委員長、党労政局次長、党参議
院国会対策委員▽当選2回(参2回)

2普連は新潟県防災訓練に参加
 第2普通科連隊(阿部金二連隊長)は9月21日、小千谷市で実施された平成15年度新潟県総合防災訓練に参加した。県内の各自治体、関係機関や地元小千谷市民ら約1,500名が参加する中、第2中隊の森山幹候以下34名が被災者の救出や主食の炊き出しなどを実施した。
 また、通信小隊は無線中継所を開設し、災害現場と高田駐屯地間の無線を確保した。報告を受けた平山県知事(対策本部長)は、通信手の田中1士(WAC)が背負う携帯無線機のマイクを自ら手に取り、駐屯地と交信してみるなど通信状況を確認した。
 更に、土砂災害により建物の中に残された被災者を救出する訓練では、エンジンカッターを使用し、入口のシャッターを切断。開口部から侵入した救護員が応急処置を実施し、迅速に救出するなど、緊迫した場面を展示した。見学していた一般市民や参加した防災関係者からは、「第2普通科連隊の災害対処能力の高さが改めて理解出来た」という声が多く聞かれた。

初の叙勲制度受章者決まる
危険業務従事者
防衛庁から887名受賞
 第1回危険業務従事者叙勲受章者が9月30日、閣議決定され、防衛庁関係では887名(うち女性3名)が受章した。これは、春秋叙勲とは別に初めて設けられたもので、自衛官、警察官など著しく危険性の高い業務に精励した者が対象となっている。
 勲章伝達式は11月11、12の両日、防衛庁講堂で行われる。

野営訓練で練度向上図る
後期新隊員も参加
<36普連>
重迫撃砲の縮射射撃を行う後期新隊員
 第36普通科連隊(連隊長・古河克樹1佐)は8月25日から29日の間、連隊第4次野営訓練を実施した。山地と市街地における敵拠点の撃破要領の練成と各中隊への普及を図るとともに手榴騨投擲訓練、重機関銃などの練成射撃を行い、練度の向上を図った。
 今回は当初普及教育として26日、第一中隊が山地での、第三中隊が市街地での敵拠点撃破の要領について連隊各中隊の幹部・陸曹に対し展示訓練をそれぞれ実施した。
 その後、各中隊の計画による交差訓練などを27日まで行い、最終日の28日は重機関銃射撃と手榴弾投擲訓練を実施した。
 また、この間、第四中隊の後期新隊員も後期教育の仕上げとなる野営訓練を実施して築城訓練、迫撃砲の縮射弾射撃訓練などを行った。

新隊員34名が10Km徒歩行進
大隊長の激励受け、全員踏破
<武山>
区隊全員が一丸となり、駆け足でゴール
 武山第117教育大隊は今春の曹学教育に引き続き、8月から予備自衛官補154名の教育中で、特に第327共通教育中隊(中隊長・原3佐)では、8月入隊の第388期新隊員34名を教育している。
 教育3週目を迎えた9月16日、10?徒歩行進訓練を実施した。行進当日は、気温28度と行進には厳しい残暑の中、8月区隊(区隊長・飯塚2尉)34名の新隊員は、駐屯地近傍の長井〜荒崎〜長浜沿いのコースに挑んだ。行進コースは、海岸沿いの景勝地とはいえ起伏に富んだ荒崎海岸の岩場は足場も悪く、足を滑らせる新隊員も。
 区隊長・班長の指揮の下、全行程を視察同行した飯盛大隊長の激励を受けて全員が踏破した。一丸となり駆け足で帰隊した34名の顔には、踏破した自信と逞しさが滲み出ていた。

観艦式抽選会開く
 平成15年度の自衛隊観艦式の乗艦応募者抽選会が9月16日、横須賀地方総監部で実施された。今回の公募ハガキは、8月1日から9月8日の約1ヵ月間募集され、応募枚数は198,872枚となり当選ハガキ数は12,035枚で平均倍率は16.5倍となった。この倍率は、乗艦日及び乗艦場所等によって差があり、最も高いのは26日(日)横須賀で136倍、最も低いのは2.9倍という結果となっている。
 今回の抽選方法としては、毎日郵便局から配達された応募ハガキを乗艦希望日、乗艦場所毎に区分けをし、それぞれに一連番号を付し倍率に応じて当選番号を決定する方法で行われた。立会人として、横総監、横監幕僚長のほか、部外からは横須賀市政記者クラブが参加した。抽選は厳正に行われ、この後、当選者には乗艦券が10月上旬に発送された。

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