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   2003年10月1日号
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家庭のひろば
自然を楽しもう
学校ビオトープに注目
地域一体型の環境学習
 トンボやカエルなど多様な生物が生きる環境を取り戻そうと、公園や学校などでビオトープ作りが盛んだ。子どもたちが自然に親しむ機会にもなると期待されているが、それには上手な活用法が必要と、環境教育に詳しいNPO法人「環境学習研究会」の谷村春樹副理事長は教師にアドバイスする。
 とかく環境学習や自然の体験学習だから理科の授業でと考えがちだが、ビオトープは子どもたちにとって憩いの場であり、感性を養う場なので、各教科の教員に働きかける。
 例えば、国語でビオトープをテーマに作文や詩を作る、算数で生き物や植物の統計をとったり、ビオトープのなかにある池を測量し容積を出したり、池の深さを測って断面図を作成する、音楽で自然の音を聞いたり、歌を作る、図画工作で案内板を作る、家庭科で野草料理をするなど多面的な展開ができる。
 また熱心な教師や子どもたちだけが興味を持つだけではなく、学校全体が関わる仕組みをつくること。例えば、生き物の世話は低学年、水や植物の管理は中学年、校内・地域への情報発信は高学年とそれぞれの能力に応じて役割分担したり、学年間で情報交換する。さらに年度末は引継ぎ式を行い、全校でビオトープ祭りや同会議を開くと学校全体で楽しむことができる。
 地域との関わりがなく箱庭になってしまうケースもある。地域の自然を学ぶ機会をつくり、ビオトープと地域全体の生態系とがどのようにつながっているかをチェックすることも大切だ。そして地域に動植物に詳しい人がいればゲストとして積極的に招いたり、また地域の人が自由に出入りし親子で手入れができることも大切だ。
 ビオトープを作ったら終わりではなく、そこからが出発点で、スタートは校内の片隅でも、学校全体へ、さらに地域への広がりへと、学校ビオトープを立体的に活用することだ。

アセアンのインテリア
精緻なデザインが人気
 伝統的手法にモダンなデザインのアセアン(東南アジア諸国連合)諸国のインテリア雑貨が、最近若者たちに好評です。
 立憲君主制や石油の産出国で知られるブルネイのテーブル小物では、同国産の竹を編みこんだカバー付きトレーがあります。回教寺一院にヒントを得た、精緻な編み柄、赤、グリーンといった色使いが、テーブルに気品をもたらします。
 写真左は、縁つきのトレーに丸いふた、右はグリーンの六角形で、いずれもふたのつまみが擬宝珠(ぎぼし)を思わせます。
 その他、ココナッツや貝殻を利用したフィリピンの照明器員、手刺しゅうレースのベトナムのテーブルウェア、タイの銀細工風ステンレス食器、縦、横糸を使い分けきめ細やかに織ったラオスシルクなど、大量工場製品では得られないオリジナリティ性が、それぞれの国の特徴としてたっぷり満喫できます。

手軽においしく!
弁当に冷凍食品
上手な利用法
 弁当のおかずに冷凍食品を利用する家庭が増えている。しかしその品質を保持するには「温度管理が大切」と日本冷凍食品協会は指摘。上手な購入方法と取り扱い方をアドバイスする。
管理のよい店で
 冷凍食品の品質は温度管理によって変わるため、管理の行き届いた店で購入することがまず大切。そしてマイナス18℃以下に保たれているショーケースから商品を選ぶ。
 またショーケースに示されたロードライン(積荷限界線)以上に積み上げられた商品は、品温が上がり、品質が低下しているおそれがあるので購入の際には確認する。
 さらに、包装の内側にたくさんの霜が付いているもの、くっついて固まりになったものは、流通過程で温度管理が悪く品質が低下している恐れがある。
使う分のみ解凍
 暑い時期は購入してから家に持ち帰る間に解凍がはじまり、品質が低下してしまいがち。それを避けるためには保冷袋に入れたり、新聞紙に包んだりして、買い物袋のできるだけ中央に入れて運ぶこと。
 調理の際は使う分のみを解凍。使い残したり、再冷凍することは、食中毒の原因にもなるので避けること。最近は一つずつパックされ、使う分だけ切り離せる包装もある。
 また冷凍庫から凍ったままカップごと弁当箱に入れ、昼ころに食べごろになる自然解凍型のおかずもある。他のおかずの保冷剤の代わりにもなることもあり、需要が増えている。
調理のポイント
 フライやコロッケは、凍ったまま約180℃に熱した多めの油で揚げると、中身がパンクしないで上手に揚げることができる。彩りも良いため、よく利用されるミックスベジタブルは、いためるとき最後に砂糖を少々加えるとおいしさがアップする。
 フライやコロッケなどは、「油調済み」でレンジやオーブンで温めるだけでよいものもあり、最近は調理方法が多様化している。包装に記載された調理方法をよく読んで使用すること。

家庭メモ
 【飲料水に注意】
 アウトドアで渓谷などでの水は、汲み置きしておくと空気中の雑菌が繁殖する。時間の経った水を飲料水にする時は、煮沸して使うこと。ペットボトルの水も栓を開けたら早めに飲み干すこと。
 【快適な睡眠法】
 昼寝は20分以内に。休日の寝だめは、かえって身体のリズムが崩れる。寝酒はよく眠れても眠りの質が落ちるので、飲んでも少量にする。ふろは熱い湯よりぬるめにして15分程度入ると効果的。
 【しゃれたポケット】
 ポケットのないエプロンやスモッグに、色柄や形の変わったなべつかみを縫い付けてポケットにすると、おしゃれでいてしかも便利
 【雨どいの応急修理】
 ブリキ製でも塩化ビニール製でも、ちょっとしたひび割れ程度なら、布テープをはるだけで、応急修理はできる。ただし、布テープの端がはがれやすいので、端にだけ接着剤を塗っておくこと。

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