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   2003年8月1日号
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Nice Guys シリーズ
航空自衛隊は技術者集団
関口准尉は機上整備(輸送機)一筋
C-1整備のプロ中のプロ
関口 関口安司(せきぐち・やすじ)准空尉(52歳)
 〈部隊歴〉▽昭和44年、入隊(新隊員105期)▽44年、輸空団美保▽50年、機上整備員課程▽53年、第3輸送航空隊(第403飛行隊)▽平成3年、第2輸送航空隊(第402飛行隊)▽6年、第3輸送航空隊(第403飛行隊)▽14年、同(飛行群本部)
 〈飛行時間〉▽総飛行時間11,904.8時間▽C-1 8,155.4時間▽YS-11 3,749.4時間
 〈機上整備員を目指したきっかけ〉当時、航空自衛隊員は全員飛行機に乗っているものと思っていました。自衛隊に入隊してから、職種が多数あることを知り、どうせなら飛行機に触れる職種に就きたいと思い、航空機整備を選択しました。術科学校を卒業して配属された所が輸送機部隊の美保でした。輸送機には、曹士でも搭乗員として勤務出来る職種があることが分かり、機上整備員を目指しました。
 〈自己の技量に自信が持てるようになったエピソード〉C-1で特別便を運航していて、浜松でタイヤをパンクさせてしまい(タイヤに石が刺さっていた)、救援を依頼。救援機が着陸して、作業開始から約10分でタイヤ交換作業を終了しました。1時間30分遅れで浜松を離陸、その後少しずつ時間を取り戻し、定時に任務達成−−その時、俺達ってすごいのかもと思いました。
 〈特に思い出深いフライト、任務について〉海外運航は現在C-130が主に実施しています。C-1が海外運航を実施することは皆無だと思っておりましたが、平成14年10月、音楽隊を韓国に国産中型ジェット輸送機のC-1で輸送しました。ソウル空軍基地に着陸し、韓国の地に降り立った時は感無量でした。
 〈機上整備員、そして輸送機のクルーとして心がけてきたこと〉輸送機のクルーは団体競技と同じで、各乗組員がそれぞれの任務を完璧にこなし、尚かつ、他の人が何を考え、何をして欲しいかを考え、そして、それを実行する意思の疎通が大事だと思っています。そのために、RONの時は居酒屋等でクルーミーティングを心がけています。当然、機上整備員として安全にも気を遣っています。
 〈後輩に対するメッセージ〉「知識は自信なり」。日々技術は進歩している。それに乗り遅れると、付いて行くことが出来ず自信がなくなる。当然良い仕事が出来なくなる。知識を常にアップデートして最新の状態にしておくことにより、技能も培われ安全に寄与できるのです。
 〈奥様に一言〉良い夫であり、良い父であると自分自身は思っています。ちょっとうるさいのが玉にきずかな。定年まで後わずか。これからもよろしく。

航空自衛隊創立50周年記念
キャッチフレーズ、ロゴマーク、
イメージソング歌詞を募集
 航空自衛隊は来年度、創立50周年を迎えることに伴い、これを記念して▽キャッチフレーズ▽ロゴマーク▽イメージソング歌詞を募集しています。各応募要領等は次のとおりです。なお、詳しくは航空幕僚監部総務部広報室 電話03・3268・3111内線60093へお問い合わせ下さい。
キャッチフレーズ
「創立50周年に相応しく、かつ、航空自衛隊隊員の精神の支柱となる端的な標語を募集しています」
 〈応募要領〉
 (1)10文字以内を基準としたフレーズを1作品として、官製はがき(1枚1作品)によりご応募下さい。(2)はがき裏面に作品のほか、住所、氏名、年齢、職業、電話番号(隊員の場合は、所属、階級、氏名)及び作品に関するコメントを忘れずに記入して下さい。(3)なお、作品は未発表のものに限ります。
 〈あて先〉〒162-8803.束京都新宿区市谷本村町5-1防衛庁航空幕僚監部総務部広報室 空自創立50周年記念「キャッチフレーズ募集」係
 〈応募締め切り〉9月16日(火)必着
 〈当選発表〉最優秀作品として採用された方に連絡の他、航空自衛隊ホームページに掲載します。
 〈採用された方の特典〉ご希望の航空祭(1基地限定)及び航空自衛隊関連イベントへの招待等
 〈作品の取扱い〉(1)採用作品は、航空自衛隊50周年記念行事のポスター、パンフレット等に使用します。(2)採用作品は、必要に応じて補作、修正する場合があります。(3)採用作品の著作権は、航空自衛隊に帰属し、応募作品は返却できません。
ロゴマーク
 「創立50周年を記念するに相応しく、航空自衛隊の魅力を端的に表現した親しみの持てるデザインを募集しています」
 〈応募要領〉(1)用紙にて応募の場合は、A4判用紙を縦長に使用し、1枚1作品として、裏面に住所、氏名、年齢、職業、電話番号(隊員の場合は、所属、階級、氏名)及び作品に関するコメントを記入し、郵送にてご応募下さい。(2)フロッピーディスク等を使用して応募する場合は、500キロバイト以下のJPEG形式とし、ラベルに住所、氏名、年齢、職業、電話番号(隊員の場合は、所属、階級、氏名)を記入し、作品に関するコメントを添えて、郵送にてご応募下さい。(3)なお、作品は未発表のものに限ります。
 〈あて先〉〒162-8803東京都新宿区市谷本村町5-1防衛庁航空幕僚監部総務部広報室 空自創立50周年記念「ロゴマーク募集」係
 〈応募締め切り〉9月16日(火)必着
 〈当選発表〉最優秀作品として採用された方に連絡の他、航空自衛隊ホームページに掲載します。
 〈採用された方の特典〉ご希望の航空祭(1基地限定)及び航空自衛隊関連イベントへの招待等
 〈作品の取扱い〉(1)採用作品は、航空自衛隊50周年
記念行事のポスター、パンフレット等に使用します。(2)採用作品は、必要に応じて補作、修正する場合があります。(3)採用作品の著作権は、航空自衛隊に帰属し、応募作品及びフロッピーディスク等は返却できません
イメージソング歌詞
 創立50周年を記念するに相応しく、航空自衛隊のイメージアップにつながる歌詞を募集しています」
 〈応募要領〉(1)2コーラス以上を1作品とします。(2)用紙にて応募の場合は、A4判用紙を縦長に使用し、1枚1作品として、裏面に住所、氏名、年齢、職業、電話番号(隊員の場合は、所属、階級、氏名)曲名及び作品に関するコメントを記入し、郵送にてご応募下さい。(3)フロッピーディスク等を使用して応募する場合は、テキスト形式とし、ラベルに住所、氏名、年齢、職業、電話番号(隊員の場合は、所属、階級、氏名)を記入し、曲名及び作品に関するコメントを添えて、郵送にてご応募下さい。?なお、作品は未発表のものに限ります。
 〈あて先〉〒162-8803東京都新宿区市谷本村町5-1防衛庁航空幕僚監部総務部広報室 空自創立50周年記念「イメージソング歌詞募集」係
 〈応募締め切り〉8月29日(金)必着
 〈作曲〉航空自衛隊の音楽隊で作曲します。
 〈当選発表〉最優秀作品として採用された方に連絡の他、航空自衛隊ホームページに掲載します。
 〈採用された方の特典〉ご希望の航空祭(1基地限定)及び航空自衛隊関連イベントヘの招待等
 〈作品の取扱い〉(1)採用作品は、航空自衛隊50周年記念行事の合同演奏会等で使用します。(2)採用作品は、必要に応じて補作、修正する場合があります。(3)採用作品の著作権は、航空自衛隊に帰属し、応募作品及びフロッピーディスク等は返却できません。

自衛隊記念日行事決まる
 平成15年度自衛隊記念日の各記念行事が、次のとおり決まりました。(行事、実施期日、場所の順)
 〈追悼式〉10月25日(土)=防衛庁A棟2階講堂
 〈感謝状贈呈式〉10月25日(土)=グランドヒル市ヶ谷
 〈観艦式〉10月26日(日)=相模湾
 〈自衛隊記念日祝賀レセプション〉10月31日(金)=グランドヒル市ヶ谷
 〈体験飛行〉11月9日(日)=航空自衛隊入間基地
 〈音楽まつり〉11月22日(土)、23日(日)=日本武道館

航空中央音楽隊がコンサート開催
 航空中央音楽隊は9月28日、第29回ファミリーコンサートを開催します。応募方法等は次のとおりです。
〈日時〉9月28日(日)〈開演〉14時00分〈場所〉所沢市分化センター・ミューズ(アークホール)
 【第1部吹奏楽】指揮:副隊長 水科克夫3空佐
 (1)歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲 G.ヴェルディ(2)アヴェマリア F.シューベルト(3)組曲第7番「アルザスの風景」 ユリウス・エミール・マスネ
 【第2部"ポップクラシカル イン ブラス"】指揮:菊池賢次1空尉
 (1)イントロダクション(2)禿山の一夜(3)ブラームスの交響曲第1番より(4)白鳥の湖(5)ハイドンの時計(6)ブラームスの子守唄(7)"家路"新世界より(8)"ファランドール"アルルの女より
 〈応募方法〉往復はがきに、ご自分の住所、氏名、年齢、職業を記入の上(1葉1名入場可)、〒190-8585立川市栄町1-2-10航空中央音楽隊広報係まで
 応募締め切りは9月12日(金)。なお、応募多数の場合は抽選になります。

防衛ホーム 俳句コーナー
 菩薩とも童女ともなる滝行女  辰己 蒼湖
 小さき町の小さき教会小鳥来る  大谷 弥栄
 灼けてゐて触るるもならず夫の墓  石田 和子
 赤の中白の浮きたつ彼岸花  榎本 木作
 久慈川のゆったり流れ盆に入る  川又 勝彦
 朝顔に心通はせ水を撒く  北鳥 美保
 端居して風の来たるを待ちにけり  香田 忠男
 釣りてすぐ鮎焼く煙上りけり  柴垣 千風
 ひもとかぬままに紙魚の書とはなりぬ  長尾 花子
 髪を切り母涼しげにををりにけり  晴山 雅之
 入道雲に引っ掛りをる観覧車  畠中 洋子
 ゑのころの気儘に揺れて触れ合はず  長谷川ハルエ
 西瓜食ぶ人それぞれの顔をして  古谷 地良
 女ひとり夫の名つけて金魚飼ふ  益子 千翠
 秋灯のやうやく消えし手術室  森 荘之助
 狽介な吾の如くに桐一葉  吉田ゆき生
 海月にもいとしき動きありにけり  渡辺美恵子
 目盛りに潮の匂ひの船溜  和田 一菜
 原発の音なき浜に午冷やす  本吉のぼる
 それぞれの座の決りたる蓮見舟  富岡めぐみ
     選者吟
 汗の目を閉ぢて無明の闇深め  保坂 伸秋
            (「栃の芽」誌提供)
 「栃の芽」誌をご希望の方は〈栃の芽会連絡先=防衛庁技術研究本部第4研究所・畠中草史氏 電話042・753・2941〉へご連絡下さい。

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