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   2003年8月1日号
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イージス艦「みょうこう」
入港を県民歓迎
 富山地連(部長・篠原幸吉1陸佐)は6月13日から15日、富山新港公共1号岸壁(新湊市)で、第3護衛隊群、第63護衛隊「みょうこう」(7,250t)の支援を受けて、艦艇広報を行った。
 前日に入梅宣言がなされたことで、当日の天候が心配されたが、地元の人々の願いが通じたのか入港準備中に振っていた雨も、「みょうこう」が入港する頃にはあがり、予定通り入港歓迎式が行われた。
13日の入港歓迎式では地元の新湊市立南部中学校吹奏楽部の21名が「ビルボードマーチ」「コパカバーナ」の2曲を演奏し、乗員を歓迎した。また、吹奏楽部の女子生徒2名から、第3護衛隊群司令・河野克俊海将補と、みょうこう艦長・村田隆齋1海佐への花束贈呈も行われた。
 その後、入港歓迎式を主催する富山地連協力団体を代表して、富山県女性防衛協会会長・高澤規子氏および新湊市長の歓迎の言葉に引き続き、河野司令が「この船は皆さんの船です。世界最高レベルの護衛艦を見ていただきたい」と挨拶した。
 イージス艦が入港することは事前に新聞やテレビで報道されていたが、当日は富山港に北朝鮮の貨物船が停泊中であったため、県民の関心がさらに高まり、14日、15日両日あわせて約6000人の人々が県内外から家族連れが訪れ、一般公開・体験公開を楽しんでいた。

受験を身近に
「先輩からのメッセージ」
 滋賀地連(部長・岡澤和美1陸佐)大津募集案内所では、「先輩からのメッセージ」を高等学校などの進路指導担当教諭を通じて掲示してもらうことになった。広報官・内堀2陸曹の発案で、新入隊員からのメッセージを母校の後輩に伝えようというもの。用紙には氏名、出身地に始まり、趣味、志願種目などを記入。受験のきっかけから隊内生活について紹介し、後輩に思いを伝える。(=写真)
 入隊者を送り出した高校・専門学校からは快諾を得ており、自衛隊の受験をより身近なものに感じてもらえるものと期待している。

第2期予備自衛官補9名誕生
<山口地連>
 山口地連(部長・石井祐司1空佐)では7月1日、地連本部で「予備自衛官補辞令書交付式」を実施した。
 この式では第2期予備自衛官補9名に対して辞令書を交付。代表の西米予備自衛官補が宣誓したのち、部長より「今日からは仲間として何でも相談していただき、一緒に頑張っていきましょう」との挨拶があった。また記念撮影後はマスコミ関係者も来て、第2期生の予備自衛官補として盛んにインタビューを受けた。緊張の中にも和やかな雰囲気で交付式は無事に修了した。
 その後は、和気藹々としつつもこれから始まる訓練に対して強い心意気が感じられる懇談会となった。

音楽まつりで広報活動
<旭川地連>
 旭川地連(部長・古本和彦1陸佐)は6月1日、旭川市民文化会館で開催された第2師団音楽まつり(主催・陸上自衛隊第2師団)の会場で、一般市民を対象に、ビデオ上映などの広報活動を行った。
 富士総合火力演習のビデオを上映すると、開演を心待ちにしていた市民の目はスクリーンに釘付けとなり、誘導弾が目標物に命中する場面では、その精度の高さに驚きの声があがった。また大ホール入り口付近に広報コーナーを設置し、募集パンフレットを配布。今年は例年以上にパンフレットを手にとる市民が多く、「全種類もらっていいですか」「孫に見せたい」などの声も聞かれ、準備してあった500部全てが市民の手に渡った。(=写真)
 地連では、これが人材の獲得につながればと期待している。

地連東西南北
多大な支援に感謝状贈呈
<宮崎地連>
 宮崎地連(部長・本村久郎1空佐)は6月11日、平成14年度の自衛官募集に多大な支援・協力をした各高等学校と協力者に対し、感謝状を贈呈した。今回受賞したのは、4校・16名。地連部長は受賞者に対し、自衛隊の任務がますます多様化し、行動して評価される自衛隊となっていく中で、これを支える優秀な隊員の入隊に尽力した功労に敬意と謝意を述べ、引き続き支援と協力をお願いします、と挨拶し、感謝状を贈呈した。
 またその後に懇談会が行われ、受賞者を代表して高千穂高等学校校長が「厳しい就職情勢の中、自衛隊へ多数の生徒が入隊でき、うれしく思っております。やはり、国を守るのは宮崎出身者からという気持ちで今後も学校としての協力をしていきます」と挨拶し、盛会のうちに終了した。
 なお、行事に先立ち部員の表彰も行い、職務遂行と車両無事故操縦で11名の部員に賞詞と褒章状が授与された。

<栃木地連>
栃木地連(部長・出口堅1陸佐)は6月26日、地連本部で部務運営に多大な貢献のあった個人・団体に感謝状を贈呈した。
 来賓には防衛協会会長・和田恭三氏、自衛隊退職者雇用協議会会長・青木勲氏、自衛隊父兄会栃木県支部連合会副会長・大川準氏の臨席を得た。
 贈呈後、部長は「防衛庁・自衛隊および地連業務に日頃から多大なご支援を賜り感謝いたします。益々の理解と協力をお願い申し上げます」と挨拶した。
記念撮影に続き、受賞者の功労を称えて昼食懇談会が行われ、受賞者からは「今まで以上に支援していきたい」「自衛隊との関係強化を図り国防の手助けができればと思っております」と話があった。


約4倍の難関
2士採用試験
<群馬地連>
 群馬地連(部長・上野明義1陸佐)は6月22日、自衛隊の将来を担う若き自衛官を選考すべく「平成15年度2等陸・海・空士(7・8月要員)採用試験」を相馬原駐屯地で実施した。
 本試験は、採用枠11名に対して42名が受験。約4倍の難関挑戦となった。なかでも陸上自衛官は、採用枠2名に対し、18名と9倍の倍率となった。また、受験者の約22パーセントが大学または短大卒であり、なおかつ約半分が無職またはアルバイトであった。
 試験は、午前中に身体検査と口述試験、午後には適正検査、学科試験および作文を実施した。身体検査を終えた受験者からは、「子供のころに大病をして手術をしたのですが、検査結果は大丈夫ですか。」と心配する声も聞かれた。また、口述試験に向かう受験生の表情からは、みな緊張した様子でその真剣味が伝わってきた。午後の筆記試験では、これまで勉強してきた成果を出すべく全員が真剣に試験問題に取り組んだ。
 地連では、今後とも自衛官を志す若者の案内人として募集業務に邁進していきたいとしている。

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