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   2003年6月15日号
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大型ヘリで空中散歩 入間基地
体験搭乗に感激!!
自衛隊に対する理解を深める
<東京地連>
 東京地連(部長・用田陸将補)は、5月17日、航空自衛隊入間基地で、募集、援護、予備自衛官をはじめ学校関係者等120名の参加を得て、大型輸送ヘリコプターCH-47Jによる体験搭乗を行った。
 体験搭乗は、30名ずつ4フライト行われ、搭乗した人達は眼下に広がる絶景と大型ヘリコプターによる大空の散歩を満喫し、改めて自衛隊に対する理解と認識を深めて帰路に着いた。
府中基地音楽祭で広報活動
 東京地連府中分駐所は、4月24日、航空自衛隊中央音楽隊が府中の森芸術劇場「どりーむホール」で行った府中基地音楽祭で広報コーナーを展開し、来場した約1,200名の老若男女に対し、広く自衛隊をPRした。
 特に今回初めて支援に参加した広報官磯3空曹は、「受付支援は大変だったけど、来場した人達に少しでも募集広報が出来たと思う」と、手応えを感じていた。

「はつゆき」体験航海
<千葉地連>
 千葉地連(部長・水野博之1陸佐)は5月10日・11日の両日、船橋京葉食品コンビナート南埠頭で海上自衛隊横須賀地方隊第21護衛隊護衛艦「はつゆき」による体験航海を行った。
 11日の入港セレモニーでは船橋市長代理・平丸藏男助役から歓迎の挨拶が述べられた後、マリンレディーから花束を贈られた隊司令・佐藤鉄夫1海佐が「ヘリ搭載型として初めて造られ、現在、インド洋に派遣されている艦と同型です。また、乗組員の人数や年齢層も殆ど同じであることをご理解のうえ快適な体験航海をしていただきたい」と相互に挨拶を交わした。
 体験航海は初日の午後1回と翌日の午前・午後各1回の計3回行われ、延べ約1,700名の募集・援護協力者および一般公募で当選した方々が東京湾のクルージングを楽しんだ。
 航海を終えた方々からは、「隊員によるラッパ吹奏を聞き元気がでた」「自衛官の訓練展示やヘリコプターでの水難救助訓練を初めて見て感激しました」等の意見と隊員の言動を称賛する声が多く聞かれた。

兄弟で夢を追う
防大・少工校 見事に同時合格
<大阪地連>
 今春、兄は防衛大学校、弟は自衛隊生徒に見事同時に合格した兄弟がいる。大阪府冨田林市出身の三輪裕一郎・邦彦兄弟である。
 父親は、元航空自衛官。祖父は、千葉地連の募集相談員である。2人とも自衛隊については幼少の頃からよく知っていた。
 兄の裕一郎君は、かねてから法曹界を希望しており、神戸大学法学部に合格していたにもかかわらず、入校前の説明会で自衛隊に法務官という仕事があることを知り、防衛大学校への道を決意した。
 一方、弟の邦彦君は、習志野で行われた恒例の降下訓練始めを目の当たりにし、「将来は空挺隊員になりたい」と中学入学と同時に自衛隊生徒を熱望していた。
 法務官を目指す兄、そして空挺への道を目指す弟に対し、両親からは「それぞれの職場で活躍して欲しい」と、熱いエールが送られた

防災担当職員らと災害訓練
仙台市との連携強化計る
<宮城地連>
 宮城地運(部長・石下義夫1陸佐)は、5月15日、小雨降る中、船岡駐屯地第2施設団の支援を受けて仙台市防災担当者職員を対象に自衛隊の災害派遣に関する任務と能力を理解させることを目的に研修を実施した。
 今回参加したのは27名。一行は、まず船岡駐屯地の渡河訓練場において軽徒橋及び平成元年に開発された92式浮橋の架設訓練を見学した。その後、研修者全員が救命胴衣を着用し、実際に軽徒橋上を通過したり、浮橋に乗り、能力を確認した。また、第10施設群長(大坪1佐)等との会食懇談の後、81式自走架柱橋及び野外炊具等の炊事能力を研修した。しかし、あいにくの天候不良のため、予定していたヘリコプターによる阿武隈川、名取川主要橋梁群及び仙台市内を走る利府〜長町活断層周辺の空中視察は中止となった。
 研修者の一人は、「将来高い確率で起きるといわれている宮城県沖地震の不安はあるが、自衛隊の即応態勢を頼もしく感じるとともに隊員のキビキビした動作に感心した。実のある研修に満足している」と話していた。地連では、今後も仙台市との関係の強化に努力する。

砂丘を守れ
清掃ボランティアに参加
<鳥取地連>
 鳥取地連(部長・濱崎哲郎1陸佐)では、平成15年4月27日、鳥取市の主催した「春の鳥取砂丘清掃」に10名の部員が参加した。これは、鳥取地連曹友会会長の中原寛陸曹長が参加を募り、実現したものである。
 鳥取県のシンボルである鳥取砂丘の清掃は、鳥取市内の企業労働組合や各ボランティア団体が集結し、参加者は約2,500名に上った。
 作業隊は、副部長を核として砂丘海岸に漂着したゴミを収集した。収集したゴミは、流木の破片やプラスチック製のもの、ペットボトルなどでほとんどのゴミが日本製のものであったが、中には外国製と思われるゴミも混じっていた。清掃作業は約1時間半で終了し、この日の清掃作業で集まったゴミは全体で約2トンに達した。
 この砂丘清掃は春・秋の2回実施されるが、鳥取地連では今後とも積極的に参加し、郷土の自然保護に貢献したいと考えている

地連さくらんぼちゃん誕生
<山形地連>
 山形地連(部長・古屋剛事務官)は初のイメージキャラクターをこの度誕生させた。その名も「地連さくらんぼ」ちゃん。山形県特産物の一つ「さくらんぼ」を右手に持ち、若干2等身ではあるが愛らしい。
 イメージキャラクター誕生にあたっての経緯は、「地連」といえば『あー、自衛隊さんかー』と直ぐに返ってくるような“もっと山形地連を一般市民に知ってもらおう。もっと親近感をもってもらおう。”という部員の一言から急展開して今回の地連さくらんぼちゃんの誕生に至った。
 地連では、「地連さくらんぼ」ちゃん入りのオリジナルパンフレットやオリジナルシール、記念写真用看板(顔抜き)も完成しており、今後県内各地で展開する各種広報行事等での配布を計画している。また、睦上自衛隊の「地連さくらんぼ」ちゃん一人では寂しいと言う声もあり海・空自キャラクターもインターネットや広報行事等で一般公募作戦を現在進行中だ

<地連 東西南北>
豊岡村初の快挙
防大入隊者祝う
<静岡地連>
 豊岡村(鶴田春男村長)主催の入隊予定者激励会がこのほど、同役場村長室で父兄会豊岡村支部戸田支部長も訪れ、盛大に行われた。
 平成14年度同村からの入隊予定者は、見事33倍の難関を突破して防衛大学校に入校する白桝祐介君(県立磐田北高校)一人だけであったが、参列者からは、心に残る激励の言葉をいただいた。
 会のはじめに、鶴田村長から「防衛大学校に入校者を出すことは、村で初めての快挙」と祝福の言葉を受けた。また、静岡地連募集課長廣瀬武人2等陸佐からは「21世紀を担う若者に育ってほしい」と熱意ある激励の言葉があり、これに対し白桝君が「入校に際しての不安も少しありますが、郷土の代表として一生懸命頑張ります」と誓いの言葉を述べた。
 この後、豊岡村・静岡地連より記念品が贈られ、和やかな雰囲気の中、激励会を終了した。

真夏日の中206名 訓練に参加
<京都地連>
 京都地連(部長・浅見憲司1陸佐)は、5月1日から5日の間、大久保駐屯地(7施群)及び福知山駐屯地(7普連)で実施された平成15年度第一次予備自衛官5日間招集訓練を支援した。両駐屯地併せて206名の予備自衛官が応召。着隊式の後、地連行事で永年勤続者表彰、最終任期満了者褒賞、部長訓示、隊友会の激励が行われた。
 大久保駐屯地では、部長から「国の防衛が重要、予備自衛官は国の平和と安全、安定のため重要な戦力、国民と自衛隊との架け橋となって下さい」と訓示があり、参加した予備自衛官は熱心に聞き入っていた。続いて、京都府隊友会若浦会長から激励の言葉があり予備自衛官の代表者に激励品の贈呈があった。
 連日真夏日のゴールデンウィーク中は、体力検定、射撃検定、職種訓練等各種訓練に真剣に取り組み、優秀者には表彰が行われた

今年も咲いた宇宙ツツ
<群馬地連>
 群馬地連(部長・上野明義1陸佐)の表通りに面した門を入ると緑豊かな築山が出迎えてくれる。その中で昨年仲間入りした一本の珍しいツツジが、今年も可愛らしい花をポンポンとたわわに咲かせた。宇宙船に象られた標示板を見ると「宇宙ツツジ」の文字が、確認できる。
 「宇宙ツツジ」とは何だろう?これは、群馬県館林市出身のアジア初の女性宇宙飛行士である向井千秋さんが、人類の夢を乗せ、スペースシャトルに搭乗し(1994年)、その際に向井さんと宇宙へと同行したツツジの種から育ったものである。また、特許庁長官の商標登録も受けた由緒正しいツツジである。毎朝、大切に手入れをされている可愛らしいツツジは、宇宙に例え羽ばたくような飛躍的な躍進を、と部員一同の願いも込められている。
 群馬地連は、「地連を訪れる際には是非ご覧いただきたい」と話している。

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