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   2003年6月15日号
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創立44周年を祝う 第一教育団
男女新入隊員のパレードも
野崎指揮官を先頭に新隊員や戦車が観閲行進
 陸上自衛隊第1教育団(団長・谷川保行1佐)は5月25日、武山駐屯地で創立44周年記念行事を挙行した。
 1教団は、昭和34年武山で創設され、じ後数次にわたる改編を経て今日に至っている。将来の陸上自衛隊を担う陸曹陸士の育成を主任務とし、年間約4,000名の隊員教育を行い、これまで約33万人におよぶ隊員を送り出している。
 この日は式典に先立ち、団の発展に協力した11人に対し、団長から感謝状と記念品が贈られた。次いで、駐屯地グラウンドで行われた記念式典では、野崎副団長を観閲部隊指揮官に隷下各部隊の基幹隊員及び一般陸曹候補学生課程学生等と90式戦車などの車両が整列する中、午前10時、谷川団長が臨場し、国旗に敬礼の後、巡閲した。続いて式辞で「団は、かつての6個教育部隊から4個教育部隊へと体制を変換し、本年で2年目を迎え、現在11個課程23コースを担当していますが、創隊以来これまでに教育を終了し、東部方面隊あるいは全国の部隊へと巣立った担任は、実に33万人を超えています。陸上自衛隊は現在、多様化する任務に対応するため、意識、業務、体制の3分野にわたる改革を急速に推進しているところですが、その成否は1に《国民の信頼と期待に応えられる有為な自衛官が育つか否か》にかかっています。このような観点から、陸上自衛隊の基盤となる陸曹・陸士の基本教育を担任する第1教育団の役割は、従来以上に重要性を増していくものと考えております」と述べた。
 来賓祝辞の後、観閲行進に移り、観閲部隊指揮官を先頭に男女新入隊員の徒歩部隊および車両部隊が堂々のパレードを披露した。

第1ミサイル艇隊開隊10周年迎える
 5月10日、第1ミサイル艇隊(司令・中村早速3佐)は、開隊10周年記念行事の一環として、乗員を陰で支えている家族への日頃の感謝をこめて、家族に対する体験航海を実施するとともに記念の祝賀会を催した。
 当日午前に行われた同体験航海には、乗員の家族等21名がミサイル艇3隻に分乗し、晴天の石狩湾余市沖での高速クルージングを楽しんだ。
 午後からは、余市町内の温泉に場所を移し記念祝賀会を実施した。祝賀会は、まず隊司令のあいさつがあり、ミサイル艇1号艇長(茂泉 勝3佐)による乾杯の音頭がとられた。続いてミサイル艇3号艇長(夏井 隆3佐)による同隊の歩みについての説明及び各先任警衛海曹からの乗員の紹介がユーモアを交えて行われた。

モニター10名を委嘱
市ヶ谷駐屯地
 市ヶ谷駐屯地(司令・藤井信二1佐)は5月22日、平成15年度市ヶ谷駐屯地モニターを委嘱した。(写真)
 モニターは、駐屯地近傍の新宿区・千代田区に在住する男女10名で構成され、自衛隊の各種行事や駐屯地行事等への参加を通じ、それぞれの立場から、駐屯地諸施策推進のために参考となる意見や要望などを述べるとともに、駐屯地と地域社会との融和一体化を図ることを目的としている。
 委嘱式後、部外に場所を変えモニターOBも参加して懇親会を行い、和やかな雰囲気の中、相互の親交を深めた。

<雪月花>
 有事関連法案が、与野党の合意を受け、今国会で成立の見通しとなった。
 この法案が登場するたびに、かならず“なぜ今必要なのか−−”の声があがる。今回もあがった。従来と異なるのは、“なぜ、いままで”の声が、これを上回ったことだろう。
 これも、世界各地で頻発するテロ行為に、日本もアメリカと並んで、対象国となったのでは−−という、危機意識が強まってきたからだろう。
 有事問題が登場してから40年、当時『槍の穂先は武器となるが、柄は単なる棒だから、武器ではない−−』など、珍問奇答を繰り返したことを思えば、やはり隔世の感は拭えない。
 もう一つの脅威は、いうまでもなく北朝鮮。ここでは、麻薬、偽札、ミサイル輸出など、通常国が取り締まるはずの行為を、国が率先して行われる。もとより、内は圧制、外は武力による威嚇を常道とする。
 小泉首相は、しきりに、国際社会への復帰を呼びかけるが、北朝鮮が、ことさらに、アメリカを敵視し、長距離弾道ミサイルを備え、“核には核を”の政策を取り続ける限り、その願いは叶いそうにもない。(笹目)

HOME's English Class(防衛ホーム英語教室)
LET' S NARROW DOWN THE SCHEDULE
(レッツ ナロゥ ダウン ザ シェジュール)
スケジュールを絞っていきましょう
 Hi!皆さん。お元気ですか。沖縄は連日暑い日が続いています。関東あたりは、爽やかな日々が続いているんじゃないでしょうか。台風4号・5号と立続けに台風が発生しています。5月の台風はめずらしいですね。今年は台風が多くなりそうです。
 さて、今回の表現は、“Let's narrow down the schedule"「スケジュールを絞っていきましょう」です。narrowは「を狭くする、細くする」という意味です。今回は、計画を絞る、つめるの意味で使っています。具体的な話を早くしたいけど、なかなか言い出せない時はあるものです。そういうときにこの表現で切り出して下さい。Let'sは簡単な言葉ですが、「一緒にやっていこう」という強い意志を表現する言葉ですので、使う時にはそれなりの決心が必要。言い出しっぺが何もしないとなると問題になりますね。
 narrowは、narrow my eyes「目を細くする」という具体的な動作を表現することもできますので、覚えておいてください。
 米海兵隊は、7月に異動時期を迎えます。イラク戦争で、予備役の動員、現役隊員の異動・除隊の凍結命令が出され、今回その命令が解除されはじめての異動になります。大幅な異動が7月から9月にかけて実施されそうです。皆さんの中にも異動の準備をなさっていられる方も多いのではないでしょうか。
 梅雨入りで、天候も不順になりがちです。くれぐれもご自愛下さい。
 それでは皆さん。See ya!
(陸幕防衛部=在沖縄米海兵隊司令部キャンプ・コートニー勤務)<スワタケル〉

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