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   2003年4月1日号
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家庭のひろば
『みんなで遊ぼう』
学童保育 集団で遊べる貴重な場
 両親が共に働いている小学校低学年(10歳以下)の子どもたちが放課後、生活する場として学童保育がある。新1年生で利用するケースも多いが、親の心得を鈴木恵美子さん(元・東京北区児童館館長)は次のようにアドバイス。同氏は40年以上学童保育事業にかかわっている。
 ▽通学路をチェック
 まず入学前に親子で学校と家庭、学童クラブの3点を結び、最も安全な道はどこか、夕方、実際に歩いてチェックしておく。また、事故に遭ったとき、すぐ駆け込めるよう、あらかじめ近所や知人の家などに親子であいさつしておくとよい。
 ▽親子で話し合う
 学童保育の先生がいや、つまらないので行きたくないと子どもがぐずったとき、仕事が好きだから続けたいなど親の考えをきちんと伝え、子どもに学童保育に通う理由をしっかりと理解させること。
 学童保育が終わる6時ごろに母親か父親が帰宅できないケースでは、1人で留守番するか同保育の仲間や近所に預かってもらうか、どちらかの選択になる。他人の家で過ごすよりも自分の家で過ごしたい子もいれば、友だちの家を好む場合もあるので、子どもの希望を十分聞いておく。
 ▽習い事より遊び
 放課後、外に出て遊ぶ子どもが急減する今、学童保育は小学校1〜3年生の異年齢が集団で遊ぶ貴重な場といえる。
 「ピアノ」「水泳」といった習い事も重要だが、生活スケジュールが細切れになるとかえって子どもの負担が大きくなる。少なくとも1年生の間だけは習い事は一時中断させても、学童保育に専念させるのが望ましい。
 ▽謝礼はきちんと
 学童保育後に友人・知人に預けた場合のお礼は市区町村などが実施している「ファミリーサポート」事業(家庭での預かり保育)で保育者に支払われる時給と同額を支払うとお互い気兼ねなく協力し合える。
 その他、子どもの様子に気になることがあれば、指導員がゆとりのある午前中に電話や訪問して話し合いをすること。また、ほとんど保護者会を設けているので積極的に参加し「小学校の校庭を開放して」「4年生以上も対象にしてほしい」などの要望を出すことだ。
 まとまれば行政と交渉ができる。

かわいい内祝い
自家製まんじゅう
 進学、卒業、就職など、家族の新しい門出を祝う時期です。ピンポン大の小ぶりのまんじゅうを作り、内祝いの席で家族一緒に楽しむと、心温まるお祝いになります。
 (1個分89キロカロリー)
 ▽材料(8個分)
 上新粉80グラム、ヤマトイモ60グラム、砂糖120グラム、アズキあん300グラム。
 手粉用上新粉少々。
 ▽作り方
 (1)ヤマトイモは皮をむき、酢水に10分間ほど浸け、下ろし金でおろし、すり鉢でよくする。
 (2)上新粉と砂糖を合わせて、ポールに振るう。
 (3)よくすったヤマトイモをAに入れ、手でもみ込むように粉類と混ぜる。
 (4)耳たぶほどの柔らかさにこね、8個に分ける。固いときは、水大さじ1杯入れる。
 (5)アズキあんも8個に分け丸めておく。
 (6)左手にCをのせて軽く押さえ、あんを包み込んで丸める。
 (7)蒸し器にぬれぶきんを敷き、Eをのせ、強火で10分ほど蒸す。
 (8)蒸し上がったら、手早くうちわであおいで冷ます。

相手を尊重する心掛け
適切な敬語を
円滑な人間関係築く
--就職前に若者へアドバイス--
 就職を前に「敬語をいざ使おうとしても、どのような場面にどう使用していいかわらかない」と悩む若者が増えている。(社)国際日本語普及協会の西尾珪子理事長は、敬語の使い方と共に、相手を尊重する敬意表現の大切さを強調する。
職場で目立つ乱れ
 核家族化や家庭のしつけの変化で、敬語を使う機会が少なくなり、正しく使うことができなくなっている。特に最近は新入社員の職場での、敬語の乱れが目立つ。
 例えば、「言う」の尊敬語は「おっしゃる」、丁寧語は「言います」、謙譲語は「申します」と理解していても、どの場面でどれを使っていいのかわからず、活用が出来ない。そのため「窓口でおっしゃってください」を「窓口で申してください」と言ってしまう。また相手の名刺を「お名刺」というのはいいが、自分が差し出す名刺にも「お」をつけたり、一つのセンテンスに敬語を多用し、かえっていんぎん無礼な印象を与えてしまう場面も多い。
背景に社会変化も
 敬語を正しく使うことが難しくなった背景には社会的変化がある。一つは高度情報化時代となり、携帯電話や電子メールなどで人と対面せずに言語活動をする機会が増えたこと。またかつては世代の異なる家族が一緒に住み、祖父や祖母に対しても敬語を使っていたが、核家族化でそうした場面が失われていること。個性化とわがままの混同が起こり、日本語の運用自体が乱れていることなどが挙げられる。
文部科学省が提唱
 敬語の継承が困難になりつつある時代を考慮し、文部科学省の国語審議会では「敬語をきちんと使うことだけに固執するのではなく、まずは相手を尊重する気持ちを表現する敬意表現を心掛けること」を提唱している。
まずあいさつから
 そのためにはどんな場面でもあいさつ言葉をしっかりと言うこと。「今よろしいですか」「申し訳ありませんが」などのちょっとした一言を挿入する。上司、先輩、初対面の人など、それぞれの人間関係を把握して言葉の選択を上手にすること。友人同士でもプライベートの場、公式の場によって言葉を使いわけることなど、日ころから敬意を表現していると、自ずと敬語は上達し、円滑な人間関係にもつながっていく。また言葉に敏感になることも、敬語を正しく使うことに通じる。

家庭メモ
 【プリムラの色】
 同じ株の花粉では結実しないし、色の違う別の株の花粉だと、色の混ざった種になるので、来年も同じ色の花を咲かせたいときは、同色の株を二鉢並べておくこと。
 【手袋をカラフルに】
 冬物のバーゲンで、色違いの手袋を数種類買っておき、着る服や気分に合わせて使い分けると、カラフルなアクセサリーとして効果的で実用的なおしゃれが楽しめる。
 【ボタンの一斉点検】
 厚地のコート類はボタンが取れやすく、同じものをそろえるのに苦労するので、家族のコート類を全部集めてボタンの一斉点検をし、取れそうなものは付け直しておくと面倒が防げる。

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