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   2003年3月15日号
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ゴラン派遣隊に太鼓贈呈
東京・港区防衛親交会
現地での文化交流に役立てる
 2月12日、中央業務支援隊隊長室で、隊長・藤井信二1佐以下関係者が立会のもと、防衛庁・自衛隊の協力団体である港区防衛親交会会長・渡邉三郎氏から、第15次ゴラン高原派遣輸送隊長・近藤力也3陸佐に、隊員の士気高揚と福利厚生を目的として、長胴太鼓を贈呈した。
 港区防衛親交会は、防衛意識の高揚を図り防衛庁との親交を深めるため昭和53年に東京都港区に発足。以来、各種自衛隊行事の参観や各駐屯地・基地などの見学を通じて自衛隊の真摯な姿を研修し、自衛隊を激励している。
 今回の慰問品の贈呈は、自衛隊への協力の一環として行われたもので、派遣部隊の希望により、派遣隊員たちが現地で行う日本太鼓演奏に必要な長胴太鼓が選ばれた。
 現地で行われる国際親善の機会を通じて、隊員たちの士気を鼓舞し、派遣各国隊員との文化交流や友情が増すことを期待したい。

全自剣道大会 別府AがV
 第28回全国自衛隊剣道大会が2月8、9日の両日、朝霞駐屯地の体育学校体育館で開催された。
 全国の駐屯地・基地から多数の選手が参加、常日頃の稽古で体得した精神力と精妙な技を遺憾なく発揮して各試合とも、手に汗握る熱戦を展開した。
 なお、主催の全国自衛隊剣道連盟(志摩篤会長)は、剣の道を通して、自衛隊と地域住民との信頼の絆を築く防衛基盤の育成と、特に明日の日本を背負う青少年の健全な育成のため、昼夜幅広い活動を続けている。
 試合結果、顕彰者は次のとおり。
 <団体の部>▽優勝=別府A▽準優勝=小倉A▽第3位=えびのA、佐世保A
 <個人戦男子六段以上の部>▽優勝=細田浩二(別府)▽準優勝=田中仁士(航空教育隊)▽第3位=浅山茂(武山)、久保勝基(大村)
 <同・五段以下の部>▽優勝=中原泉(善通寺)▽準優勝=久保田良二(別府)▽第3位=中山田勝美(美幌)、寺崎圭一郎(大村)
 <個人戦女子の部>▽優勝=原口真紀(健軍)▽準優勝=横山はる香(東千歳)▽第3位=竹林香苗(航空教育隊)、川瀬八重(守山)
 <顕彰者(11回以上出場)>▽茂田光信(健軍)▽平川武範(えびの)▽馬場政和(相浦)▽中野忠(目達原)▽三浦誠史(土浦)▽北川真一(第1空挺団)▽島田智(佐世保)▽浦吉朗(佐世保)▽大西賢一(大湊)

アーチェリー大会 岩国に栄冠
 第8回全国自衛隊アーチェリー大会(会長・青山謹也技術研究本部長)が2月7日、多数の選手、役員が参加して体育学校屋内訓練場で行われた。
 アーチェリー人気が徐々に各部隊で高まり、今大会から宇治、相浦、滝ヶ原、東立川の各駐屯地が初めて出場した。また、選手の実力が例年と比べて一層レベルアップ、予選、決勝トーナメントの各試合を通じて競技成績も高得点だった。
 試合結果は次のとおり
 <団体戦>▽優勝=岩国▽準優勝=少工校A▽第3位=相浦
 <個人戦A>▽優勝=廣崎敦(相浦)▽準優勝=安部優美子(宇治)▽第3位=久保栄貴(少工校)

<防衛庁発令>
 自衛艦隊司令部幕僚(第81航空隊司令) 一海佐  鵜野 弘明
 くにさき艦長(呉基地業務隊補充部付) 一海佐  米田 直人
 第81航空隊司令(自衛艦隊司令部幕僚) 一海佐  堀井 博
     (2月26日)

東京自衛隊音楽まつり開催
入隊予定者、家族ら1,900人参加
東京地連
 「東京自衛隊音楽まつり」ミュージックフェア2003が3月1日、東京・日比谷公会堂で開催された。
 これは、東京地方連絡部(部長・三本明世陸将補)の協力10団体が主催するもので、この春、自衛隊入隊を予定している若者や、その家族、ハガキ等で公募した一般客等、約1,900人が訪れた。開演のセレモニーでは10団体を代表して大越兼行父兄会長(元東京地連部長)が「先輩や教官がいろいろ教えてくれるが、なんと言っても一緒に入隊した仲間が一番の相談相手だ」などとあいさつがあり、つづいて三本部長が舞台に立ち、「国を守る高い志、大いなる希望をもって、この音楽会でその意志をますます確かなものにしてほしい」と入隊予定者に激励の言葉を述べた。
 そして、ステージは一転一照明は落とされミラーボールが輝き、高らかなファンファーレと共に音楽まつりがスタートした。まずは、第1普通科連隊のラッパ隊(野上聡隊長以下13名)が客席後方から、りりしく行進ラッパで入場。起床から消灯まで、陸上自衛隊の1日をラッパで紹介した。途中、曲も盛り込み、シンプルながらも正確で息の合った音色に観客は感心しきりの様子だった。
 続いて、第1施設大隊の朝霞振武太鼓(中嶋賢一チームリーダー以下13名)が、「若駒」「噴火」「激流」「SL」のそれぞれを3種の太鼓で演奏。華麗なバチさばきのパフォーマンスと表現力豊かな太鼓の音が4曲を見事に演じ分けた。
 前半のラストを飾るのはゲストバンドの駒澤大学・吹奏学部。同校からは今年4名の入隊者が決定しており、初登場ながらも会場からは声援も飛んだ。ステージは、若さがみなぎる新鮮な演出で、女子生徒のカラーガードやドリル演奏が見る者を魅了し、10曲の演目もあっという間だった。
 後半は、いよいよ陸自第1音楽隊(吉永雅弘3佐隊長)の登場となり、曲に合わせて現役自衛隊、学生のファッションショーも行われた。陸自50周年の記念曲「凱旋」では陸自、「海を越える握手」では海自、「地上の星」では防大、防医大生、「ファイターインザスカイ」では空・海自のパイロットの制服が紹介された。また、ラッパ隊との共演で軽快なマーチを披露すると、なり止まない拍手とアンコールに応えて、「軍艦行進曲」を演奏した。
 最後は、全出場者がステージに上がり、気持ちを一つにして「この国は」を歌いフィナーレ。客席も歌詞カードを手に口づさみ、会場と一体となってコンサートは終了した。
 なお、今年の入隊競争倍率は一般2士5倍(入隊月により異なる)〜防医大の40倍と超狭き門となっている。

操縦士は女性パイロット
体験搭乗、初フライトを無事終了
―― 山梨地連 ――
 山梨地連(部長・鈴木正幸1海佐)は、日本航空学園で東部方面ヘリコプター隊(隊長・原1陸佐)の支援を受け、UH-1Jによる体験搭乗を実施した。
 参加者は援護協力者や入隊予定者など36名で、緊張感が伝わる中、フライト前の注意事項を受けた。今回の操縦士が女性パイロット(勝野2陸曹)と紹介されると参加者から驚きとともに歓声が湧きおこり、フライト前に記念撮影をする姿も見られた。(写真)
 フライト時間は約20分間と短かったが、搭乗者はふだんは見慣れている街並みと一味違う一面を見ることができ、充実した時間を過ごせた様子だった。
 パイロットの勝野2陸曹は、今回が初フライトということもあり、緊張した面持ちだったが、安定した操縦で体験搭乗を無事終了した。

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