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   2002年8月15日号

中谷長官 一歩一歩の積み重ね
米海兵隊長と共に富士登山
登頂を記念して自衛隊員・米海兵隊員が中谷長官を囲み山頂で写真撮影
 中谷元・防衛庁長官は7月28日、米海兵隊員ら約40名とともに富士山に登り、山頂では日の出、いわゆる「ご来光」を迎えた。今回の富士登山は沖縄などに駐留する海兵隊員を励ますことを目的に設立された「ウェルカムマリンプログラム(WMP)」(田村玲子会長)の招きに中谷長官が応じたもので、防衛庁長官に就任してからは昨年に引き続いての参加となった。
快調なペースで登り続ける中谷長官
富士日米友好協会メンバーとも懇談
写真は、右手前から田原克芳富士学校長、斉藤前長官、デービス准将、中谷長官。壇上は挨拶をする中野会長

総火演抽選会開く
 陸幕は6月から約一ヶ月間にわたり募集した、「平成14年度富士総合火力演習」入場希望者の一般公募抽選会を7月23日、防衛庁で行い、その当選者を決定した。
 今年は8月31日(土)のみの一般公募となったが、当選枚数は昨年の2日分の合計と同じ4750通・19000人分。応募総数は71832通、平均倍率は15・1倍と例年通りの応募状況となった。また、同時に陸自のホームページで募集したインターネット分には12037名の募集があり、1000名が当選、倍率は12倍と昨年を大きく上回った。

開設48周年を祝う 富士学校・駐屯地
 陸自富士学校・富士駐屯地の開設48周年行事が7月14日、山下喜彦政務官、衆参国会議員、静岡県知事はじめ招待者、一般市民ら多数が参加して同駐屯地各会場で行われた。=写真
 午前10時15分、同総合訓練場で記念式典が始まり、戦車、装甲車、自走砲など車両約300両と参加部隊人員約2000名が整列する中、観閲部隊指揮官の中村幹生陸将補(富士教導団長)が臨場。参加隊員に号令をかけたあと、執行者の田原克芳陸将(富士学校長兼富士駐屯地司令)が観閲台上に登壇、栄誉礼を受けた。国旗掲揚に続いて、田原学校長は中村教導団長を伴い、ジープで観閲部隊を巡閲したあと式辞に立ち、富士学校の歴史、現況などについて触れながら「積極」「進取」「和」の精神を強調した。
 来賓を代表して斉藤斗志二前防衛庁長官と岡野光喜後援会長が祝辞を述べたあと、富士日米友好協会(中野新一会長)をはじめとする感謝状贈呈者の紹介や祝電が披露された。次いで、観閲行進が始まり、今回初めて参加したレンジャー部隊を先頭に参加人員2000名、戦車など車両300両が次々と堂々の行進を披露、観閲台前では壇上の田原学校長に対して各部隊の指揮官がそれぞれ号令をかけ敬礼した。
 音楽隊によるアトラクションのあと、模擬戦が始まり、ヘリコプターやオートバイを使った偵察行動や自走砲、戦車などによる一斉射撃を展開、観客は実戦さながらの迫力に終始圧倒されていた。また、この日は駐屯地の各会場で「体験試乗」「装備品・作品・防災展示」「資料館公開」「子供ビデオ会」などの催しも行われ、終日賑った。

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事務官等定期異動、論陣・やせ薬は成分不明、など
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